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しあわせ日記 「紙に書いて考える」 自分にとって重大な問題は、時間をかけてよく考えたほうがいいでしょう。 そのためには、まず、「悩みや問題があるのは当たり前(あってもいい)」と考え、まだ解決できない問題があることを苦にしたりあせったりせずに、じっくりと取り組む覚悟をしたほうがいいでしょう。 じっくり考えて解決を目指す方法として、おすすめするのは「紙に書いて考える」方法です。 頭の中だけで考えていると、いろんなことを考え過ぎて、混乱してしまうことがあります。 紙に書き出してみることで、問題を明確にすることができます。 書いていく過程で、問題や考えを整理することもできます。 難しい問題を考えていると、同じ考えを繰り返す“堂々巡り”になってしまいがちです。紙に書くことには、“堂々巡り”を防ぐ効果もあります。 問題を考える時には集中して考え、考えない時にはうまく気分転換ができたほうが、いい考えもしやすいのです。 紙に書いて考える時間は集中して考えることができます。それ以外の時にはその問題を考えないように心がければ、悩みによる生活への悪影響も小さくすることができるでしょう。 紙に書いて考える時のポイントは次のようなものです。 ・一枚の紙に書く。(広げて全体が見えるように) 紙の大きさ、字の大きさは適当に。 ・きれいに書く必要はない。(思いついたことを素早く書きとめる) 人に見せるものではないので、自分が読めればいい。 キーワードや短いフレーズだけでいい。(長い文章は不要) ・書きはじめは、適当な位置に分散して書く。上から順番に、くっつけて書かない。 ・書いた内容について考え、思いついたことを書き込む。 考え直す際には、少しでも新たなことを書き加える。(堂々巡りを避けるために) 重要なポイントには、下線を引いて強調する。 関係や順序などが大切なことは、矢印で示す。 考えた結果、不用になった部分は、上に線を引いて消す。 ・紙上が煩雑になったら、新しい紙に整理しながら書き直す。 この作業自体もよく考えることになるので、何度でも書き直していい。 一枚に納まるように不用な部分は削る。(余計なことを考えないようにする) 紙に書く内容や書き方は、基本的には自由で、「こうしなければいけない」ということはありません。書きながら「よく考える」ことが大事なのです。自分なりの書き方を少しずつ工夫してみてください。 「悩む」には、「考える」と「苦しむ」の意味が含まれています。 「悩まない」ためには、「考えない(問題化しない)」方法と「苦しまない」方法が考えられます。 「考える」のはいいことです。「苦しまずに、よく考える」ことができたらいいのではないでしょうか。 紙に書いて考える方法が身につけば、問題を抱えても「あまり苦しまずに、よく考える」ことができるようになれるでしょう。 11月19日(水曜日)「世界トイレの日」 2001年11月19日に、 世界トイレ機関(WTO)が設立。 きょうの幸福のヒントは、 生きている限り、悩みや問題はあるでしょう。 より良く生きようと思う人は、特にそうでしょう。 悩みや問題があっても(いい=好好)、幸せに暮らせるように心がけましょう。 考える時には集中して考え、それ以外の時には少しでも生活を愉しみましょう。 しっかり悩めば、自分を育てることにもつながるのではないでしょうか。 |
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