幸福に生きるヒント
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今日の幸福のヒント 考えてもしかたがないことを考えるのはよそう あなたは、「考えてもしかたがないこと」や「考えなくてもいいこと」を、つい考えてしまっていることがありませんか? 「考えてもしかたがないこと」がいろいろあります。 たとえば、 過去の出来事。すでに起こってしまったことは変えようがありません。過去の出来事に対して、必要な対策をして、何かを学んだのなら、それ以上は考えてもしかたがありません。 たとえば、将来のこと。将来について考えて不安になるだけなら考えてもしかたがありません。不安について今できる対策をしたのなら、それ以上考えてもしかたがありません。 たとえば、人のこと。人が何かをした、人が何かをしてくれないなどと、いつまでも考えていてもしかたがありません。人は自分の思うようには変わってくれません。 たとえば、自分にはどうしようもないこと。自分自身や自分の環境の中には、(今の)自分には変えようがないことがあります。そういうことを考えてもしかたがありません。 また、「考えなくてもいいこと」もいろいろあります。 自分が考えさえしなければ何も問題がないことがあります。自分のコンプレックスなどは自分が考えさえしなければ問題はないはずです。また、人の思惑や人の目を気にしてもしかたがありません。人の考えることはわかりません。 一年たったら忘れてしまうような小さい問題もあります。すぐに忘れてしまうようなことはあまり考えなくてもいいはずです。 「考えてもしかたがないこと」や「考えなくてもいいこと」を考える時間を少しでも減らして、その分、幸せに過ごせる時間を増やすことができたらいいのではないでしょうか。 考えてもしかたがないことや考えなくてもいいことを考えてしまうのは、ただムダな時間を過ごしてしまうだけではありません。 大きいのは、イヤな気もちで過ごす時間が長くなってしまうことでしょう。そのことを考えると、悩ましい、つらくなる、悲しくなる、悔しい、腹が立つ、イライラするなど。 そのために、今やるべきことがおろそかになってしまったり、今を愉しめなくなってしまいます。 まずは、考えてもしかたがないことや考えなくてもいいことを自覚することだと思います。 そのためには、イヤな気もちになった時に、「このことは考えてもしかたがないことじゃないだろうか?」「このことは考えなくてもいいことなのではないか?」などと考えてみれば、「これは考えてもしかたがないこと/考えなくてもいいこと」とわかることがあるのではないでしょうか。 「このことは考えてもしかたがないこと/考えなくてもいいこと」と自覚していれば、そのことを考えている自分に気づけることが増えるでしょう。 そのことを、つい考えてしまうのは、しかたがありません。無意識にですから。自分を責めたり、落ち込んだりする必要はありません。 そのことを考えているのに気づいたら、「このことを考えるのはよそう」と、そのことを考えるのをストップできればそれでいいのです。 「このことは考えたくない。こんなことを考えるよりもっと考えたいことややりたいことがあるはず」と考えてみれば、きっと何か思いつくでしょう。 イヤな気もちになるようなことを考えるよりも、今をもう少し愉しめることが何かあるのではないでしょうか。 11月12日 人を幸せにする幸せ |
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本多時生( honda@shiawasehp.net) |