読書日記

  “幸せの道”を書き終えて

 『老子』(小川環樹・訳注)をヒントに考える“幸せの道”を書き終えて。

 直感的な感想としては、「楽しかった」「おもしろかった」です。
 一応、『老子』の原文(主に読み下し文)をヒントに、意訳というより自由訳をさせていただきました。
 それも、「幸せになる」ためのヒントになるように、ちょっと無理がある箇所も多々あります。
 それでも、意外と(辻褄が)合っているのではないか、という所もけっこうありました。

 次のような読み替えを多用しました。
 「道」→「幸せの道」「幸せになる心の働き」
 「徳」→「幸せになる能力」
 「天」→「幸せ」、「地」→「不幸」「天地」→「幸不幸」
 「聖人」→「幸せの達人」「真に幸せな人」

 やはり、幸不幸は心の働きしだい(幸不幸を生み分ける門自然な心の働き)ということでしょうか。
 たとえば、幸せを感じる心素朴な心柔軟な心しなやかな心豊かな心幸せになれる心

 幸せになるポイントは、反対にものを減らすこと。
 たとえば、無駄遣いしない争わない見せびらかさないくよくよイライラしない幸せを固守しない不幸にならない
 増やさないためには「知足」、減らして目指すのは「無為(自然)」というところでしょうか。
 何を減らし何を増やすかも大事なのだと思います。

 “幸せの道”をバカにしてあざ笑う人もいるでしょう。
 「足るを知る」を足る人は少ないのだと思います。
 それでも、“幸せの道”は真理であり、幸せになれる生き方だと思います。



   

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