読書日記

  くよくよイライラしない

 『老子』(小川環樹・訳注)をヒントに考える“幸せの道”。

軽微なものにとらわれると、
 自分にとって重大なものを大切にできなくなる。
 心の落ちつきをなくすと、幸せを生む静かな心を失う

  (『老子』第26章「軽則失本、躁則失君」)

 目の前のささいなことにとらわれて、それに関わってしまうと、それだけ自分の時間とエネルギーを費やしてしまいます。
 その分、もっと大事なもの(事・人)に使える時間とエネルギーが減ってしまいます。
 小さいことにくよくよしてしまうと、暗い気もちで長い時間を過ごすだけでなく、もっとやりたいことができなくなってしまうのです。

 問題解決の第一の方法は、問題化しないこと、できるだけ考えないようにすることだと思います。
 その分の時間とエネルギーを自分が幸せになれることをするために使えるようになれたらいいのではないでしょうか。

 イライラしたり焦ったり、心の落ちつきをなくすと、幸せに気づきにくく、幸せを感じにくくなります。
 人にイライラすることが多い人は、それだけ幸せに過ごせる時間が減ってしまうのです。
 また、時間に追われている人も、心の余裕を失い、なかなか幸せを感じられないでしょう。

 平静な心は、幸せな生活の基盤をなすものだと思います(静寂の幸せもありますが)。
 平静な心を保つ習慣をつくることができるといいでしょう。時間に追われているような場合には、急いだ心をスローダウンできるようになるといいでしょう。

 幸せに暮らせるようになるためには、“くよくよ”“イライラ”しないように心がけ、できるだけ気分よく生活できるようになることが肝心だと思います。



   

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