読書日記
しなやかに適応
『老子』(小川環樹・訳注)をヒントに考える“幸せの道”。
「
『柔軟に自分を曲げられる人は、目的をまっとうできる』という
いにしえから言われていることは、いつわりではない。
そういう人は幸せな人生をまっとうして死ぬことができる
」
(『老子』第22章「古之所謂曲則全者、豈虚言哉、誠全而帰之」)
『
最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるでもない。
唯一生き残るのは、変化できる者である』 ダーウィン
不幸が続くとしたら、それは自分の環境に適応できていないからでしょう。
努力によって変えられる環境もありますが、変えようのない環境が多いのです。恵まれない環境が変わらない限り不幸だ、と思っていたら、その通りになってしまいます。
環境を変えようがないのなら、
自分を変える
しかないのです。「自分を変えよう」と決意し、その努力を始めればいいのではないでしょうか。
自分(の人生)を変えるためには、自分の心(物事の
受けとめ方
や
考え方
)を変えるように心がけることです(
幸せになるためには「考え方を変える」ことから
、
考え方が変われば
)。
まず現実を受け入れ
、現実的な
希望をもち
、希望を目標に変えて努力をすることです。
また、人生の中で起こる様々な困難に耐えられる
強い心をもてるように努力
したほうがいいでしょう。
本当の強さ
とは、傾いても立ち直れる
“柳に風”流のしなやかな強さ
だと思います。
環境に柔軟に適応
しながら、
しなやか
に生きられるようになれば、幸せな人生をまっとうできるのではないでしょうか。
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老子』から学ぶ幸せの道
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