しあわせ日記 「時間の使い方」

10月11日(木)時間の使い方
 「時間の使い方」について考えてみようと思います。
 参考になりそうな本を探してみたら、「時間の使い方」に関するものが6冊も見つかりました。他にも「目標達成」「仕事上手」「ダンドリ上手」というような本もありました。
 これらの本の内容はほとんどが効率/能率重視です。私は、幸せになるための時間の使い方、心(気もち/気分/幸福感)重視で考えてみようと思っています。

 効率重視と幸せ重視は相反することなのでしょうか?
 私は、幸せ重視をすることが効率重視につながることもある、と考えています。イヤイヤやるよりも愉しみながらやったほうが効率もいい、(幸せな)目標をもってやったほうが結果もいいというような考えです。
 また、「結果がどうでも愉しめればいい」というような、結果重視よりも過程重視という考え方もあります。『くよくよしない考え方』の中には次のように書きました。
 旅行をする目的は、目的地に行くことではなく、旅の過程を愉しむことです。結果だけを考えれば、「どうせ家に戻ってくるのなら、行っても行かなくても一緒」ということになってしまいます。夢や目標についても「失敗や挫折をしたら価値がない」と考えるのはいかがなものでしょうか。
 ゲームやギャンブルでは、勝つこともあるし負けることもあります。勝ち負けだけにこだわるより、愉しむことも大切だと思います。充分に愉しめれば負けてもいいのではないでしょうか。夢や目標についても同じだと思うのです。
 これは人生についても同じだと思います。
 人生の中での時間の使い方のようなことも考えてみようと思います。



10月12日(金)気分
 「時間の使い方」に関する本の中に共通して書かれているのが、朝の時間の使い方/通勤時間の使い方/コマギレ時間の使い方/仕事での時間の使い方/余暇時間の過ごし方/睡眠時間についてなどです。これらについて、考えてみました。テーマは「気分」でしょうか。

 朝の時間の使い方はとても大事だと思います。朝、イヤなことがあって、その日一日中悪い気分で過ごしてしまったことがありませんか? 朝の気分は一日の気分に影響します。
 私は目覚めがいいほうです。一日を気分よく始める習慣がいくつかあります。朝はいい気分で過ごしたほうがいい、と思ってそう心がけた結果です。

 通勤時間の使い方もけっこう大きいと思います。毎日決まった時間・状況ということで同じ事を継続して行うことができます。「ちりも積もれば山となる」「継続は力なり」です。1日少しずつでも何年も毎日ということになれば、何もしなかったのに比べたら大きな差ができます。
 私は電車の中では、本を読んでいることが多く、でなければ何か考え事をしています。この日記に書いた中の多くは電車の中で考えたことです。また、電車の中で人の会話を聞いたり人を観察したりすることもあります。こういうのも長年の習慣という感じです。
 通勤の途中には歩く時間もあると思います。そんな時のおすすめは、ハッピーウォーキングです。朝は気分をよくし、帰りには仕事を忘れて気もちの切り替えができると思います。

 何かと何かの間にできるコマギレ時間(切れはし時間/すき間時間)の使い方がうまい人は、時間の使い方が上手だと思います。コマギレ時間に小さい仕事をこなせる人は優秀だと思いますが、私がおすすめするとしたら気分転換でしょうか。気分転換がうまい人は気分よく生活でき、幸せに暮らしやすいと思います。
 私が短時間で気分を変える方法として、よくやるのが幸せの呪文です。幸せになる考え方をするヒントにもなります。

 仕事時間と余暇時間(自由な時間)については、後日に書きたいと思っています。

 睡眠時間については、できるだけ短眠にしたほうがいいと書いた本と、ちゃんと寝たほうがいいと書いた本がありました。睡眠時間はある程度コントロールできると思います。時間をかければ少しずつ短眠にもできます。それを試してみて、自分にいちばん合っていると思う睡眠時間にすればいいと思います。でも、短眠にし過ぎて気分悪く生活するようではよくないんじゃないかと思います。
 私は、最近は夜寝3時間か1時間半、昼寝1時間半か3時間というパターンが多くなっています。参考にはならないとは思いますが。習慣になっているのは、幸せな気分で眠りにつくように心がけることです。

 時間の使い方は大事なことですが、時間に追われて生活を愉しめないようでは問題があると思います。いちばんいい時間の使い方は「幸せのために」使うことだと思います。



10月13日(土)紙に書く
 仕事時間を効率的に使うための方法として、1日のスケジュールを書く/ToDoリストを作成・優先順位をつける/手順書・チェックリストを作成するなどがよく挙げられます。
 やることと時間を意識するのはいいことだと思います。紙に書くことで1つ1つが明確になります。その紙を確認しながらやれば、無意識になんとなくやるよりもきっと能率も上がると思います

 「紙に書く」というのはすごくいいことだと思います。悩んだり迷ったりした時には紙に書きながら考えるといい、ということを『くよくよしない考え方』の中にも書きました。
 紙に書くことで問題を整理することができます。同じ考えを繰り返さずにすみます。読み返してみることで少しは客観的に考え直すことができます。かたづいた問題は線を引いて消してしまえば、きちんと終わりにすることができます。時間を置いて考え直す時には、前に考えたことを思い出し、次に考えをすすめることができます。
 夢や目標があってもそれを忘れて生活してしまうことが多いと思います。本当に達成したいのなら、紙に書いてよく目につくところに置いたり貼ったりしておけば、意識して生活できるようなります。
 自分の気もちや考えを書き出してみるのもいいことだと思います。自分のイヤな気もちになるクセ大切なものに気づくことができるかもしれません。また、イヤな出来事のことを書き出して、「ハオハオ」を使って考え直してみるのもいいと思います。

 私はよく紙に書きながら考えます。それが習慣になっています。頭の中だけで考えるよりもいい考え方ができると実感しています。いつか「紙に書きながら考える方法」についてまとめてみたいと思っています。今までは考えて結論がでた紙は捨てていたのですが、これからはとっておくことにします。作業のしかたを改善するために紙に書く方法も試してみようと思います。



10月14日(日)気もちを盛り上げる
 時間の使い方に関する本には、やる気を出す集中力を高めるというようなことも書いてあります。どうせやるなら、やる気を出して集中してやったほうがいいのは確かです。

 私は愉しんでやることも大事だと思います。愉しんでやれることならやる気も出るし、夢中になれるということもあると思います。
 夢や目標を達成するためには時間がかかるものです。長い期間続けるためには愉しめるということが大きいと思います。そのためには、愉しむ工夫が必要だと思いますが、それ以前に愉しめることを夢や目標として選べたらいいなと思います。

 自分の気もちを盛り上げるという意識があったほうがいいと思います。
 いいことがあったら素直に喜ぶ、自分がやったことをちゃんと評価する、よくできた時には自分をほめる、自分にごほうびをあげる、・・・というようなことです。
 意識して元気や勇気を出したほうがいいこともあると思います。

 自分が何をどんな気もちでやるか、どんな気分でやれるかというのはすごく大きいことだと思います。



10月15日(月)自由時間
 時間の使い方の中では、余暇時間(自由時間)の使い方が大事だと思います。
 余暇時間の過ごし方には、人づきあい、遊び・娯楽・趣味、休息・睡眠・運動、自己啓発(習い事・勉強)などがあります。趣味のスポーツを仲間と愉しむというようなこともありますが。
 余暇時間の過ごし方は、基本的には各自の自由です。自分で選んでいいわけです。人づきあいを大切にしてもいいし、趣味を大切にしてもいいし、くつろぐことを大切にしてもいいし、自己啓発を大切にしてもいいと思います。自己啓発に入るかもしれませんが、自分を育てる時間や大切なことをよく考える時間も大切だと思います。
 仕事(家事・学業)と余暇のバランスがうまくとれるのがいいのでしょう。1日の過ごし方、週末まで考えた1週間の過ごし方を考え直してみるのもいいのではないでしょうか。ただし、何をするかだけでなく、それをどう愉しめるか、その時間を幸せに過ごせるかが問題ではないでしょうか。
 自分の自由にできる余暇時間は、幸せに過ごしやすいはずなのですが・・・。

 私は最近、久しぶりにボーとする時間を過ごしました。先週末にバスケットの合宿で伊豆に行き、朝の散歩の途中で浜辺のベンチにすわって30分ぐらい海を眺めてボーッとしていました。「こういうのはぜいたくな時間かな?」とか思いました。
 退屈な時間とくつろぎの時間は何が違うのでしょうか? 何かをしなくちゃいけないということがないというのは同じはずです。忙しい時間やきつい時間があるとくつろぎの時間と感じやすいかもしれません。くつろげるような何かを意識してすればなおさらです。自由な時間を愉しむ心の余裕のようなものも大きいような気がします。

 どういう時間が自分にとって価値があるのか?
 それは各自の価値観によるものだと思いますが、自分でもよくわかっていない、特に考えたことがないということもあるのではないでしょうか。
 自分の好きな時間や大切な時間を知り、それを選んでやっているという自覚があるとよさそうです。



10月16日(火)余計な時間を削る
 時間を有効に使うためには、余計な時間を削って、その分やりたいことをやる時間を増やせばいいのだと思います。

 余計な時間はいろいろありそうです。たとえば、
・やらなくてもいいことをする時間
 ただ習慣だからやっている。
 人の目を意識してやらなくてもいいやりたくないことしている
・ただなんとなく過ごしている時間
 ヒマつぶしだけのこと(愉しんだり、気分転換ストレス解消になるならいい)
・くよくよしている時間
 考えてもなんにもならない(実は、イヤな気もちになる/今を愉しめなくなる)ことを考えてしまう。ただ不満に思うだけ、ただ後悔するだけ、ただ夢を思い描くだけ、まったく前進しない堂々巡りの考え、・・・。(それが、いい行動に結びつくのならいい)

 やらなくてもいい余計なことは、「やめよう」と意識してやめられればそれに越したことはありません。つい始めてしまっても、それに気づいてそこでやめられればいいでしょう。
 わかってはいてもなかなかやめられないこともあります。そういうことは、やめ方や切り上げ方を考えてみるといいと思います。この時間だけやったらやめよう、きりがいいところになったらそこで切り上げよう、など。
 やる時間を減らせることもあると思います。1回の時間を短くする、毎日ではなく1日おきとか週に1回とかにする、など。

 何かを「やめたい」「やめよう」と意識しても難しいこともあります。それがプレッシャーやストレスになることもあります。
 「やりたいことをやろう」と意識したほうがいいと思います。やりたいことを始めることで、やめたいことを途中でやめられます。また、やりたいことをやる時間を増やせば、それだけ自然にやらなくてもいいやりたくないことをやる時間は減っていくものだと思います。

 「やりたいことをやる」のがいちばんいい時間の使い方だと思うのですが。
 それも、自分が本当にやりたいことを。



10月17日(水)今という時
 時間を大切にするためには、「今」という時の価値を知ることが大事なんじゃないかと思います。
 たった一度の人生の中の「二度と来ない今」なのです。
 「これからの人生の中で今がいちばん若い」という言葉もあります。若いうちにやったほうがいいことがあります。若いうちじゃないとできないこともあります。
 実際にあるのは「今」だけです。確実に使えるのは「今」だけです。この先に何があるかわからないのが人生です。もしかしたら自分の10年先・5年先はないかもしれないのです。

 「やりたいことをやる」のがいちばんいい時間の使い方だと思います。
 やりたいことはいろいろあるでしょう。その中で「本当にやりたいこと」はなんでしょうか。「この人生の中で何がしたいか?」と考えてみればわかるかもしれません。
 人生の中の「今」、この年代、この時期にやっておきたいこと・経験しておきたいこともあるのではないでしょうか。
 人生の中のこの1年の使い方を考えてみるのもいいかもしれません。
 やりたいことでも今はやれないこともあります。でも、今できる本当にやりたいことも探せばきっとあると思います。

 時間を大切にするのはいいことですが、時間に追われて生活するようではどうかと思います。そのために今の生活をまったく愉しめない、つらく苦しいだけではよくないと思います。
 忙しくても自分が「これでいい」と思えるのならかまいません。将来の幸せのためなら、「今は多少つらくてもしかたがない」と覚悟する時期があってもいいと思います。それでも、何か愉しみを見つける心の余裕と、自分で選んで(できれば、よろこんで)やっているという自覚があったほうがいいと思います。そして、「今を大切にする」という意識があったほうがいいと思います。



10月18日(木)目標意識
 時間を有効に使うために大事なのは「目標意識」だと思います。
 何か目標があってそれを目指して生活するのとただなんとなく生活するのでは生活の質が違ってくると思います。目標があったとしても、それを意識してやるか忘れてやるかによっても変わってきます。

 目標には幸せになるビジョンがあったほうがいいと思います。こうしたら幸せになれるんじゃないかという展望があれば、目標に向かって努力したくなるはずです。
 私は「幸せに暮らす」ことを生活目標にしています。そのために気分よく生活することを心がけています。「“幸せになる”ということは“幸せに暮らせるようになる”こと」というビジョンがあります。
 私は「自分を育てる」ことを人生目標にしています。自分を育てるということは、幸せになる能力を向上させることです。「自分を育てていけば、それだけ幸せになれる」というビジョンがあります。
 この2つは誰にも共通の目標となると思います。そして、人生目標と生活目標の間にそれぞれにその時々にいろんな目標があればいいと思います。

 「幸せに暮らそう」と思って、まず第一の関門は「幸せ(になること)」を意識して生活できるかどうかです。意識しようと思っていても、つい忘れてしまいます。そのために私が心がけたのが「幸せになる宣言」でした。今は幸せを感じることや幸せになる考え方を心がけることが自然にできることが多くなりました。心の口グセになった「ハオハオ」がそのきっかけになるのが大きいような気もします。

 「自分を育てよう」という気もちがあれば、夢や目標も「(自分を育てる)いい経験」と考えられ、チャレンジしやすくなります。また、人間関係のうまくいっていない相手を「(自分を育てる)いい練習相手」と考えることもできます。不幸な出来事や悩みも「(自分を育てる)いい材料」と考えられることもあります。

 目標を持って生活することはそれなりに大変です。目標を達成するためには努力が必要です。なかなかうまくいかないこともあります。
 でも、幸せになるための目標だったら、「○○たらならいいな」という望みを持ってチャレンジしたほうがいいと思います。チャレンジすればうまくいく可能性があります。少なくとも充実した生活が送れるのではないでしょうか。充実した生活は幸せな生活だと思います。もし、うまくいかなくても「(自分を育てる)いい経験」になり、将来の幸せに役立つと思います。
 目標を持ったら、それを意識して生活することから、だと思います。



10月19日(金)心身の健康管理
 幸せのためには心身の健康が大事です。体が不健康でも、心が不健康でも、気分よく生活することは難しくなります。体調が悪いと気分が悪くなりやすく、悩みや問題があると体調が悪くなりやすいものです。

 健康のためにいいのは、休養と栄養と運動です。
 心の休養は、寝ることの他に、やすらいだ時間やくつろいだ時間や落ち着いた時間などを持つことです。心の栄養は、楽しい・うれしいなどのいい気分になることです。心の運動はよく考えることでしょうか(たとえば、軽いものなら心の散歩のような?)。
 と言っても、休養も栄養も運動も取り過ぎ・し過ぎはよくありません。自分に合ったやり方でその時に必要なだけでいいはずです。あとは健康を活かして幸せになれることをすればいいのです。

 健康のためには「鍛える」ことも考えたほうがいいと思います。
 ラクばかりしていては、弱くなってしまいます。少しぐらい体がきつい時にも、心がきつい時にも、ある程度は耐えられる強さが必要ではないでしょうか。ちょっとのことですぐに疲れてしまったり、まいってしまうようでは困るのは自分です。
 と言っても、筋骨隆々や不動心のような強さは必要ないと思います。心の場合には「しなやかな強さ」あればいいと思います。悩みや問題があってそれなりに幸せ暮らせるようになればいいわけです。ぜんぜん悩まない人になんてなる必要はありません。
 鍛えるためには、(自分にとって)ちょっときつい運動や経験をすることだと思います。

 悩みや問題がある時には、ともすると部屋に閉じこもりがちになりますが、体を動かさずに考えてばかりいると、どんどん気分が悪くなり悪い考えをしやすくなります。そんな時には散歩(ハッピー・ウォーキング)をおすすめします。ちょっと億劫かもしれませんが、とにかく外に出て歩き出してみれば、気分転換ができ、慣れれば気分よくなれると思います。私の場合には、歩きながらだといい考えが浮かびやすいということもあります。
 悩みや問題を抱えている時ほど、心身の健康管理が重要なのではないでしょうか。

 心身の強さは一朝一夕にはできません。少しずつ時間をかけて鍛えていくしかありません。また、いい健康状態をキープするためには日々の生活の中での健康管理が重要です。健康と幸せのために時間を使うことも考えてみたほうがいいと思います。



10月20日(土)いい習慣を作る
 時間の使い方として、効率重視はいいことだと思います。でもそれだけではなく、幸せ重視も入れた方がいいと思います。効率重視と幸せ重視のどちらをどのくらい優先するかは人それぞれだと思います。

 いい時間の使い方をしたいのなら、いい習慣を作るようにするのがいいと思います。自分が望む習慣を作るためには、はじめはそれを意識したり心がけたりしなければなりません。それを続ける努力が必要です。それに慣れ、身につくことで習慣になるのです。いい習慣は一朝一夕には作れないものです。

 私がおすすめする習慣は、次のようなものです。
 幸せを感じる時間を持つ。特におすすめはハッピーウォーキングです。幸せに気づき、幸せを感じる練習にもなります。
 やることを愉しむ習慣。
 仕事や夢や自己啓発などに関しては、充実感を感じる時間を持つ。そのためには、完璧主義にならないように気をつけて、ある程度できたら「よし(好!好!)」とすることです。
 愛を大切にしたい人は、やさしい気もちで相手の幸せを考える時間を持つ。
 自分を育てようと思う人は、自省の時間を持つ。
 寝る前には、幸せな気分で眠りにつく習慣。

 新たな習慣を作ろうと思っても、はじめはなかなかうまくできないかもしれません。意識することがプレッシャーになり、少し疲れるかもしれません。でも、習慣になれば自然にラクになれるようになれます。習慣になれば長く続けることができます。日々の積み重ねが大きいと思います。
 いい習慣を持つことが時間を有効に使ういちばんの方法だと思います。幸せに暮らすことが習慣になればいいんじゃないでしょうか。


   

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