しあわせ日記

10月11日(水)自分は自分
 人の幸不幸は他者に左右されることがよくあります。
 人はひとりでは生きていけません。多くの人のおかげで幸せに暮らすことができます。一方、人のために不幸になることもよくあります。
 人に左右されやすいために幸せに生きにくい、ということもあると思います。

 人の目を気にし過ぎて、ビクビクしたり自分らしく生きられなかったり。
 アタマにくる一言などの人の言動や態度に、怒ったり悲しんだり。
 人と意見や考え方が合わずに、ケンカになったり険悪になったり。
 人によく思われたい(嫌われたくない、好かれたい、評価されたい、いい人と思われたい、などの)ためにムリをしてしまったり見栄をはってしまったり。
 幸せそうな人と自分を比べて、嫉妬したり落ち込んだり。
 人の意向や期待を裏切れないと、自分がやりたいことや自分が望む生き方ができなかったり。

 人に気を使うことや人を意識することは、悪いことではありません。また、人間関係の中でイヤな思いをしてしまうのも、ある程度はしかたがないと思います。
 でも、人に左右されすぎて幸せに暮らせないのは問題です。人よりも自分、自分の幸せが大切だと思います。

 人にあまり左右されずに生きるためには、「自分は自分」と言えるような何かがあったほうがいいような気がします。
 自分の(幸せの)ために、自分らしく生きるために、人に悪影響を受けないように「自分は自分」と言えるためにはどうしたらいいか、考えてみようと思います。



10月12日(木)自分を持つ
 「自分は自分」と思えるためには、「自分を持っている」ということが大きいような気がします。
 この場合の「自分」にはいろいろあると思います。

 自分の価値観を持っている。
 物事に対する自分の価値観がはっきりしていれば、それに従って自分で判断ができます。また、自分にとって大切なもの、自分が好きなもの、自分の幸せなどを自覚していることも「自分を持っている」ことだと思います。

 自分が信じるもの・信じられるものを持っている。
 自分の信条/モットー/信念/信仰のようなものがしっかりしていれば、人に影響されてフラフラすることも少ないと思います。
 自信も自分を支えてくれると思います。自分の能力(仕事/対人/特技など)や性格(強さ/やさしさ/柔軟性/忍耐力/自制心など)に対する自信など。

 自分が本当にやりたいことを持っている。
 自分の夢や目標があってそれに一生懸命に向かっている人は、他人にかまっているヒマはありません。
 夢中になれることがあれば、イヤな人のことも忘れられます。

 自分にとって大切な人がいる。
 どうでもいい人のことより、大切な人を幸せにすることのほうが大事です。そしてもう1人、いちばん大切なのは自分だ、ということがわかっていれば考え方が違ってくると思います。

 自分の生き方を持っている。
 自分が「これでいい」と思える生き方をしていれば、人が何を言おうが思おうがかまいません。

 ここに書いたものを全部持っている必要なんてありません。1つでも2つでも自分が持っていれば、それを支えにできると思います。
 できれば、1つずつ増やせたら、と思います。
 では、「自分を持つ」ためには?
 それについては、またあした。



10月13日(金)自分を知る
 「自分を持つ」ためには?
 まずは、「自分を知る」ことからではないでしょうか。
 その中でも、自分が「何をやりたいか」「何を大切にしたいか」「どんな自分になりたいか」「どんな生き方がしたいか」のような自分の望みを知ることが大事なんじゃないかと思います。
 「自分がどうしたいか」このようなことが意外に「わからない」という人が多いような気がします。

 「やりたいことがわからない」「自分の生き方がわからない」については書いたことがありました。
 「自分を知る」も書いたことがありました。

 「自分がどうしたいか」がわかっていれば、「では、どうすれば?」と考えてやってみることです。やりたいことがやれる、大切にしたいものを大切に生きられる、なりたい自分になれる、生きたいように生きられる、このようなことが少しずつでもできるようになれば、「これでいい(こういう方向でいい)」と考えていいと思います。「これでいい」と思えることが(思い込みでいい)、「自分は自分」と言えるようになることだと思います。



10月14日(土)大切なもの
 自分にとって大切なものがわかっていれば、それを大切にすることで自分らしく生きることができると思います。
 大切なものには、仕事や趣味や夢などのような「(する)事」、家族や友達などのような「人」、好きな物やお金のような「物」などがあります。

 大切なものを大切にするためには、そのものとの関わりを増やすことだと思います。それに関わる時間や回数を増やし、それだけ手間をかける。頭を使ったり、気を使ったり、お金を使ったりする。そして、何よりもそのことを愉しんで、幸せを感じられることだと思います。

 大切なものを知り確認するために、「本当に大切なのは?」と、たまに考えているのもいいと思います。「何か大切なものを忘れているのではないか?」と考えてみると、何かに気づけることがあると思います。

 また、自分を大切にすることも大事だと思います。

 自分にとって大切なもの、それを聞かれたら答えられる人は多いと思いますが、それを実際に大切にして生活できている人はそう多くはないような気がします。
 あなたの大切なものは何ですか?
 それを大切に生活していますか?



10月15日(日)やりたいこと
 自分らしく、そして幸せに生きるためのいちばんの方法は、「やりたいことをやる」ことではないかと思います。

  やりたいことだけをやって生きようって言ってるんじゃないよ。
  自分にできないことをやろうって言ってるんでもないよ。
  自分にできそうなやりたいことを、
   とりあえず1つやればいいんだよ。

 大ざっぱに分けると、「やりたいこと」と「やりたくないこと」があります。また、「やらなくてはならないこと」と「やらなくてもいいこと」があります。
 「やらなくてはならないこと」でも「やりたいこと」なら何も問題はありません。「やらなくてもいいこと」でも「やりたいこと」だったら、それを大切にするのが自分らしさにつながるような気がします。
 「やりたくないこと」でも「やらなくてはいけないこと」はあります。それをやるのは当たり前です。どうせやるのなら、イヤイヤやるよりも、少しでも愉しめる工夫をしながらやったほうがいいと思います。
 「やりたくないこと」で「やらなくてもいいこと」があったら、やらないほうがいいのは当たり前なのですが・・・。

 自分のやりたい気もちを大切にして、「どうしてやれないのか?」「どうしたらやれるか?」を一生懸命に考えて最終的には勇気をだせば、やれることはきっとあるはずです。
 やりたいことを始めれば、その分、やらなくてもいいことややりたくないことが自然に減っていくのではないでしょうか。それだけ、自分らしく生きられるようになるのだと思います。

 私にはやりたいことがいっぱいあります。でも、実際にやれることは限られていて、やれないことのほうが多いのです(やりたくてもやれないことがあるのは当たり前)。でも、私は「やりたいことをやって生きている」と言えます。そんな自分をすごく幸せだと思います。

 最近の私は「忙しいから」「やらなくちゃいけないことがあるから」「やりたいことがあるから」などと「断る」ことが増えました。やりたくないことを断るのがラクにできるようになりました。ウソをついているわけではありませんから。

 次のようなことも参考にしてみてください。
 「やりたくないこと・やりたいこと
 「やりたいことがわからない
 「目標を達成するために
 「好きなこと



10月16日(月)自分で選んでいる
 自分らしく生きるためには、「自分で選ぶ」ということが基本ではないかと思います。自分で選んだ生き方をしている、と自覚できることが重要だと思います。

 「自分らしく生きられていない」という人の中でも、「親のために」という人は問題が大きいと思います。自分の重大事で親と意見が合わない、親の期待を裏切れない、いい子・やさしい子を演じてしまうなど、自分らしく生きられないという人がいます。
 親以外でも人の目を気にし過ぎて、自分の選択ができないということもあると思います。

 「人生の選択」の中で書きましたが、自分で選んだのなら「これでいい」と思うことが重要です。もっと大事なことは、選択のあとの努力のほうです。過去の選択を後悔しながら、イヤイヤながら、今を生きるより、その選択を「よかった」と言えるように、その選択の中で幸せになる努力を続けるのがいいのです。

 本当は「すべて自分で選んでいる」のではないか、と私は考えます。
 人が言ったことや人の意向に従ったとしても、自分の現実になったことは「自分で選んだことなんだ」と思ったほうが、人のせいや環境のせいにして嘆くこともなく、もっと幸せ志向で生きられるのではないかと思います。その選択の責任は自分が体験してとるしかないのですから。

 「自分で選んでいる」という自覚ができるかどうかが、大きいと思います。
 そのためにも、「自分の人生だから自分で選ぶ」という気もちをもって生きられたら、と思います。そのためには、自分でよく考えることが必要だと思います。その際にはいろいろ迷うこともあるでしょう。迷い方決断についてはこちらも参考になると思います。



10月17日(火)人は人
 「自分は自分」と対になっているのが「人は人」です。
 「人は人」と思えないためにイヤな思いをしてしまうことがあります。

 意見や考え方や価値観、何かのやり方や習慣、大切にしているものや生き方など、人が自分と違うのは当たり前。「間違ってる」「許せない」などとイライラしたり、「この人のこういうところがイヤ」などと嫌ったりするのは、自分がイヤな気もちになるだけです。「この人にはこういうところがある」「ここは自分と違うんだ」のように考えられたら、と思います。

 世の中には、無神経な人や無礼な人や意地悪な人など、未熟な人がたくさんいます。そういう人と遭ってしまった時には、「(世の中には)こういう人もいる」「この人はこういう人」「こんな人のためにイヤな思いをするのは損だ」などと考えられたら、と思います。

 自分のまわりには、幸せな人も不幸な人もいます。
 幸せそうな人を見たり想ったりして、嫉妬したり(今の自分と比べて)落ち込んだりするのはやめたほうがいい。できれば、人の幸せをほほ笑ましく感じられたら、と思います。
 不幸な人の不機嫌の現われや怒りの爆発などをまともに受けとめるのはどうかと思います。「この人にもこういう時がある」「今はどうかしているんだ」などと考えられたら、と思います。

 要は、「人は人、自分は自分」です。
 人を変えようとか悪いところを認めさせようとか、人に求めるより自分がそういう人に左右されないで幸せに暮らせることが大事なんじゃないでしょうか。



10月18日(水)相手の問題
 「人は人」のもう1つの考え方として、「人がどう思うか(どう感じるか)は相手の問題」というのがあります。
 自分に悪意がなく、ふつう許されることなら、相手がどう思うかは気にしすぎないことです。「勝手に誤解したり悪くとるのは相手のせい(問題)」です。どうでもいい相手ならなおさらです。
 「なんとでも思えばいい」くらいでもいいのではないかと思います。

 自分らしく生きている人は、どこかわがままなような気がします。
 マイペースな人、頑固な人、つきあいが悪い時がある人などと、思われたほうがかえってラクなような気がします。こういうところもあるけど、けっこういい人っていますよね。「すべての面でいい人になんてならなくていい」と思います。
 また、「これだけは」譲らない、優先する、言ってもしょうがない、というような「これ」がハッキリしているのもいいと思います。私のまわりには「バスケットだけは」という人が私も含めて何人かいて、家族もあきらめています。

 「少しくらい悪く思われる事・時があってもいい」「わかってくれる人はわかってくれる」「どう思うかは相手の問題」などと時には考えて、自分らしく生きられたら、と思います。



10月19日(木)ひとりも好き
 さびしがりの人、ひとりで何かをできない人、何かと人に頼ってしまう人など、厳しい言い方をすれば「心の自立ができていない人」は人に左右されやすいと思います。
 ひとりになることを恐れる気もちが(無意識にでも)強い人は、人の思惑を気にしすぎたり人間関係に過敏になったりしがちだと思います。

 「ひとりを愉しめる」ようになれれば、と思います。そのためには、やりたいことの中でひとりでできることをやればいいわけです。そんなことは簡単なはずなのですが・・・。
 ひとりで楽しむというと、テレビやゲームを思い浮かべる人も多いような気がします。本当に見たい番組とかすごくやりたいゲームを楽しんでいる分にはいいと思いますが。ただなんとなくズルズルと、さびしさや手持ち無沙汰を紛らわすように、単なる時間つぶしのように続けてしまうのはもったいない、と私などは思ってしまいます。その時間をもっと幸せに過ごせるんじゃないか、と考えてしまいます。(この辺についてはもっと他の要素もありそうなので、別に考えてみようと思います)

 ひとりのほうが、本当に夢中になれたり、無心に愉しめたりするということもあると思います。
 「(仲のいい人といっしょも好きだけど)ひとりも好き」と思えるようになれば、人づきあいも少しはラクになるような気がします。

 私はひとりが好きです。私にはひとりの時間が必要です。ひとりでやりたいことがいっぱいあります。それに、ひとりだとだいたいは幸せに過ごすことができますから。
 また、幸せになるためには、ひとりの時間が大切だと思います。そのことについては、またあした。



10月20日(金)考えて、思い込む
 自分らしく、幸せに生きるためには、ひとりの時間を大切にして、自分のことをよく考えてみるのがいい、と思います。
 不幸になる考え方をしやすい人は、ひとりで考えることを無意識に避けてしまうような気がします。

 自分のやりたいことを考える

 自分にとって大切なものを忘れているのではないか、と考えてみる。大切なもの(事・人・物)ともっとうまく関わって愉しめる方法はないか、と考えればいい。どうしたら自分がやりたいことができるか、どうしたら夢や目標を実現できるか、どうしたら幸せにしたい人を幸せにできるか、どうしたら自分がほしいものを手にいれることができるか、などと考えてみればいいと思います。すぐにいい答えは見つからないかもしれません。でもそれを繰り返し考えるうちにきっと何か答えが出てくるのではないかと思います。

 生活の中で問題があったことやイヤな気もちになったことを考えてみることで、自分がどういうことで不幸になるかを知ることができます。私には、こういう時にイヤな気持ちになるクセやパターンがあると知るだけでも、大きな進歩だと思います。

 自分の幸せを知ることで、自分の幸せになる方法を考えることもできます。
 自分を知ること、自分の生き方や夢を考えることが大事だと思います。

 ある程度考えたら、今の自分の結論を出し、「(今は)これでいい」と思うことが大切だと思います。それは、思い込みでいいと思います。
 いろんなことを1つ1つ、自分でよく考えて「これでいい」と思い込む。
 それが人に左右されずに、自分らしく生きるための基本ではないかと思います。


   

この日記のつづき

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