しあわせ日記

6月21日(月)自分は大丈夫/自分らしく
 「自信がない」という悩みに関する人生相談に対する考え方を、以前に書きました
 きょう読み直してみて、もっともではあるのですが、これが多くの人の役に立つかは疑問があるように感じました。

 「自信がある」と言えるようになることはすごく難しいことだと思います。
 それよりも、多少問題があっても「自分は大丈夫」と思えるようになり、自分らしく生きていくことができればいいのではないでしょうか。



6月22日(火)そのままでいいよ
 くよくよしない方法・その77は、「自分のすべてをありのまま認める」。

 「自分は大丈夫」と思える第一歩は、「そのままでもいいよ」って、自分を受け入れられることだと思います。
 何かがうまくできなくてもいいよ、落ち込んでしまうことがあってもいいよ、否定的な考えをしてしまってもいいよ、小さなことでイヤな気もちになってもいいよ、・・・。
 これらは誰にでもあることだし、そういう時があるのは当たり前だと思います。回数が多くたって、その時点では誰でも1つの問題です。その時に、「そのままでいいよ」って言えあげられればいいのです。頻度が高い人はそれだけ、「そのままでいいよ」って言ってもらえる回数が増えると考えてはどうでしょうか。

 もう少し幸せ志向の考え方としては、「××もあるけど、○○もある」や「今は××だけど、いつかは○○」もあります。
 できるのであれば、
  「そのままでいいよ」(ハオハオ)
  「○○たらいいな」(ホープホープ)
  「ではどうしたら?」(ハウハウ)
 のように、「ハオハオ、ホープホープ、ハウハウ」の幸せになる考え方ができれば、「自分は大丈夫」と思えるようになれるのではないでしょうか。



6月23日(水)大丈夫
 「自分は大丈夫」と言えるためには、「どんな時にも、どんなことがあっても、ぜんぜん困らない・平気」なんてことが必要なわけがありません。
 たいていのことは大丈夫、よほどのことがないかぎり大丈夫、少しくらいうまくいかなくても大丈夫、少しくらいイヤなことがあっても大丈夫、少しくらいつらくても大丈夫、・・・などで、いいはずです。そうじゃないと私だって「自分は大丈夫」とは言えません。

 そんなんで本当に大丈夫なの? とお疑いの方もいると思います。
 大丈夫なんです。なぜなら、「過去にいろんなことがあったけど、自分は今ここに平気でいる」からです。結局、なるようになったんです。
 あなたも同じではありませんか?

 過去はなるようになったんだから、悪い想像をして不安になるより、将来もなるようになると考えたほうがいいのではないでしょうか。「自分は大丈夫」と言っていいのではないでしょうか。



6月24日(木)自分らしく
 「道は開ける」の中に、「自己を知り、自己に徹しよう」という章があります。その中に『自分らしく振舞う』という言葉で、人生が変わったという人のことが書いてあります。

 自分らしくあることが、「人は人、自分は自分」と言える元のような気がします。
 ではどうしたら、「自分らしく」できるのでしょうか?
 ヒントは、「自己を知り、自己に徹する」のようです。
 私は、自分の好きなもの・幸せになれるものを知ること。(ここで“もの”とは、物/事/人など)そして、それを愉しむことだと思います。

 自分の好きなこと・やりたいことだけをやって生きていくのは、理想かもしれませんが、現実にはそううまくはいきません。1つでも本当に自分がやりたいことができているのなら、それでも十分に「自分らしく生きている」と言えるのかもしれません。

自分がやりたいことをやろう!!

やりたいことだけをやって生きようって言ってるんじゃないよ
自分にできないことをやろうって言ってるんでもないよ

自分にできそうなやりたいことを、とりあえず1つやればいいんだよ



6月25日(金)本当に大切なのは?
 「自分は大丈夫」と言えるために、自分らしくあるために、自分の好きなこと・やりたいことをやらないのはなぜでしょうか?
 「忙しい」という人がいると思います。他にもいろいろな理由があると思います。でも・・・。
 くよくよしない方法・その94は、「いちばん大切なことはなにか?」。
 ほんの1分でいいから、定期的に「いちばん大切なのはなにか?」と自問するようにすれば、自分が定めた目標と摩擦するような選択をしていると気づくだろう。
 確かにやらなくてはいけないことが誰にもあります。でも、やらなくてもいいこともあるはずです。自分がやりたいこととどちらが「本当に大切か?」考えてみるといいと思います。私は「どちらが人生の中で本当に大切か?」のように考えることがあります。
 もしかしたら、自分がやりたいと思っていることより、自分が今やっていることのほうが本当は大切なのだと気づけることもあると思います。そういう意味でも、「本当に大切なのは?」と、たまには考えてみることをおすすめします。

 私は、「なんのために生きるのか?」に対する1つの答えは「幸せを感じるため」だと考えています。生活の中で幸せでないことがあるとしたら、「それはなんのため?」「幸せとどっちが大切?」と考えます。
 忙しいことも、たいへんなことも、つらいことも、それが自分の幸せのためならいい、と思うことができます。それらはけして不幸なことではなく、幸せなことだと言えるはずだと考えます。

 あなたにとって、「本当に大切なのはなんですか?」。
 自分の大切なものを大切にして生きている人は、自分らしく生きていると言えるのではないでしょうか。



6月26日(土)我がまま
 自分の好きなこと・やりたいことができない理由として「人」を挙げる場合があります。
 「人が反対するから」「人の期待を裏切れない」「人に迷惑をかけるから」「人をほうっておけないから」「人にわがままとか思われたくない」・・・。

 自分のやりたいことに時間と力を使ったら、その分、他のことができなくなってしまうのはしかたがありません。人とのつきあいが疎遠になるようなこともあります。
 自分らしく生きるためには、ある面、自分中心のところがあってもいいのではないか、と思います。私はだいぶ前に「わがまま」についてこんなふうに書きました。
 「わがまま」という言葉は、よく味わうといい言葉だと思う。人気のある言葉「自分らしく」と「そのままでいいよ」を1つにしたような言葉だ。しかし、「わがまま」は悪い意味で使われる。周囲や他人の意見や思惑を無視して(あるいは反して)何かをする意味が含まれる。「自分勝手」や最近使われる「ジコチュウ」(自己中心的)も同様。
 これらには「自分らしく」「自由に」「自分を大切に」などの幸せになる要素も含まれている。いい意味の「我がまま」は大事にしたい。
 私は「わがまま」と言われたことはありません。私をよく知る人は私のことを「ガンコ」と言います。
 私はけして「つきあいのいい人」ではありません。でも私は仲間や友達を大切にしています。

 「これだけは大切にしたい」というもののためには、「我がまま」であっていいと思います。何でも自己中心的に考える「わがまま」とは違います。自分がそのことに熱心であれば、まわりの人も理解し(あきらめ?)てくれると思います。
 自分らしく生きている人には、そんな面があるように感じます。



6月27日(日)自由になる
 「僕が僕であるために」は尾崎豊さんの歌のタイトルですが、そういうNHKの特番がありました。
 そこには、「自分らしく生きることを問い続ける」「自由になりたい」「オレは信じられる何かを探している」という尾崎豊の言葉がありました。

 私は“自由”には、「自分の理由で選ぶ・生きる」という意味があると考えています。自分の人生だから、と考えれば当たり前のことですが。
 でも現実には周囲のしがらみの中で生きているのも事実です。
 かつてビートたけしさんが、このように言っていました。

    「まったく好きにしなさい、ではわからなくなる。
      ある程度の枠の中で好きにやることが自由を生む」

 自由になるためには、このような発想が大事なのだと思います。「自分には自由がない」とあきらめずに、自分の枠の中で自由を生み出すというような。
 「まず最初に闘うべき相手は、自分の中にある」と尾崎豊さんは言っていました。
 自分の自由を制限している枠は、実は自分の心の中にあるような気がします。

 自分らしく生きるためには、まず自分の心を自由にすることから始まるのかもしれません。
 そのためには、自分の好きなこと・やりたいことができない理由を疑ってみることをおすすめします。その理由は本当だろうか?、やればできるのではないだろうか?、一部に問題があってもやることのほうが価値があるのではないか?、人生の中の選択としてはどっち?、自分らしく生きるためには?、・・・。
 といっても、けしてムリをする必要もありません。やらないことを選択するほうが多いと思います。でも、1つでもいいからやりたいことをやるというのが、自分らしく生きることにつながることも確かだと思います。

   ヒントとなりそうなお言葉



6月28日(月)自分を知る
 自分らしく生きるためには、まず自分自身を知ることから始まると思います。
 やりたいことをやる、といっても「やりたいことがわからない」のではどうしようもありません。
 幸せになりたいと思っていても、自分の幸せを知らないのでは、どうしたら幸せになれるかわかりません。「自分の幸せは1つだけだ」思い込んで他に自分の幸せがあることを知らなければ、1つのものが得られないかぎり幸せにはなれなくなってしまいます。

 私は幸せになるために「自分自身を知る」には、自分が不幸になるクセを知ることと、自分が幸せになれることを知ることが重要だと思います。
 そのためには何をすればいいかというと、

 くよくよしない方法・その88は、「自分の内なる声を聞く」。
 内なる声とは、自分の感情のことです。

 自分の幸福感を心の中に見つけることが大切です。いろんな幸せを見つけて覚えましょう。いったん覚えてしまえば、それを求めることで幸せを感じることができます。
 自分のイヤな感情に気づけることも大切です。イヤな感情になったときの状況や考えていたことを覚えておけば、それに対処する方法を考えることもできます。

 自分の内なる声に敏感になるためには、「幸せに暮らしたい」と心がけて生活をすればいいのです。ところが、「幸せを意識して生活する」ことが意外に難しいということが、試してみればわかると思います。

 正直言うと、私も自分自身を十分に知っているとは思えません。私が知っている自分はほんの一部分だと思います。だから、これからもいろんな自分(の幸せ)との出会いを楽しみにできるのだと思います。



6月29日(火)なりたい自分
 「自分は大丈夫」と言えるためには“どんな自分”になればいいのでしょうか?
 何をしている自分? 何ができる自分? 何を持っている自分? どんな生き方をしている自分? どんな心をもった自分?

 そんな自分に近づくための方法が「なりたい自分なら?」です。
 実は「なりたい自分なら?」は、物事を考える時に自分よりすすんだ人の目を借りる発想法として考えていました。ところが実際に使ってみると、自分に厳しくする方法、つまり自分を育てる方法になることのほうが多かったのです。
 現実にかなり厳しいものだったので、私も一時は「なりたい自分なら?」はあまり使いませんでした。(「そんな自分になりたくない」は使っていました)

 最近気がついたのですが、「なりたい自分」が必ずしもいつも幸せになる考えではないということです。「なりたい自分」は自分の理想で、それは正しいかもしれないけど、どうしても「なりたい自分」に向かえない時もあります。そのためにイヤな気もちになるのはよくない、と。
 そんな時には、「ハオハオ、まぁいいか。今はムリをすることはない。調子がいい時になりたい自分を目指せばいい」などと考えることにしました。

 「なりたい自分」に近づくことは、自分に自信をもって生きられるようになる方法だと思いますが、ムリをしないように少しずつ前進すればいいと思います。「なりたい自分」には「幸せに暮らせる自分」も入っているので、「なりたい自分」に苦しむような「そんな自分にはなりたくない」。

 なんだかよくわからなくなりましたか?
 実際に「なりたい自分なら?」を試してみると、ここに書いてあることがよくわかると思います。



6月30日(水)自分を育てる
 「人は人、自分は自分」と考えることができ、「自分は大丈夫」と思え、自分らしく、自分に自信をもって生きられるようになるためには、結局、幸せに暮らせる自分になるのが一番だと思います。
 幸せに暮らせるようになれば悩むことも少なくなるし、何かあってもほとんどの場合は、「自分は大丈夫」と思うことができます。

 幸せに暮らせるかどうかも、その人の能力だと思います。能力は努力によって養うことができます。
 どうしたらその能力を養うことができるかは、幸せになる能力の身につけ方を読んでください。

 私は、幸せになる能力を向上させることを「自分を育てる」と呼んでいます。
 成功することや出世することやお金を貯めることを目標に生きている人は多いと思いますが、「自分(の幸せになる能力)を育てる」ことを目標にしている人は少ないように思います。

 自分を育てることは一朝一夕にはできません。でも、努力を続ければ少しずつでも着実に進歩します。
 今はまだ未熟でも、自分が育ちつつあると思える人は、自分の将来の幸せを信じられます。自分(の生き方)に自信をもっていいのではないでしょうか。

 幸せに暮らす、幸せになる能力を向上させる、自分を育てる。これらがこのホームページのテーマです。人から与えられたり、人に助けてもらうことも幸せなことです。でも、自分の力で幸せになれるのが一番いい方法だと思います。
 あなたも、私も、そうなれますように。