しあわせ日記
集中力を発揮できるようになるためには
5月11日(金)集中力
何かをやる時に、「集中する」ことが大事なんじゃないか、と最近思っています。
もっと集中できたら、もっとうまく・たくさんのことができるんじゃないか、もっと愉しむことができるんじゃないか、もっと濃い生き方ができるんじゃないか、などとも思います。
私も7月から
新しい生活
が始まります。やりたいことをいろいろやろうと思っています。24時間を自由に使えるので、できるだけ時間を有効に使いたいと思っているのです。そのために、まず大事なのが「集中力」ではないかと思います。
とか言って実は、日記のテーマをいろいろ考えていたのですが、なかなか決まらずに困ってしまったのです。「なんか集中できてないな」と思ったので、このテーマで行ってみようということになったのでした。
どうしたら集中できるか、について考えてみようと思います。
5月12日(土)やる気
集中するために、まず必要なのは「やる気」だと思います。
「
やる気を出す工夫
」については以前に書きました。
どうしてもやる気になれない時があります。そんな時にはまず、その事の価値を思い出すことからのような気がします。それをすることにどれだけの価値があるのか?
自分にとって価値が大きいことに気づけば、気合いを入れ直すことができます。
人生の中で大きな価値があると思える事なら、なおさらです。
本当は、「やる気」よりも「やりたい気もち」が強ければ、それがいちばんだと思います。本当に自分がやりたいことが見つかって、それができるっていうことは、すごく幸せなことなんだと思います。
また、いかに自分を「やりたい気もち」にさせるか、という工夫もできるんじゃないかと思います。
「やる気」を持続させるためには、「
愉しむ
」ことが大切だと思います。愉しめるようになれば、「やる気」も自然に湧いてくるんだと思います。
もっとやる気を出して集中したほうがいいな、と実感したここ数日でした。
明日から頑張りましょう、ということで。
5月13日(日)今を大切に
「集中力」の基本となるのは、「今を大切にする」という考え方ではないかと思います。
より良く生きたいと考えるのなら、
今を大切にする
ことが不可欠なような気がします。
今を充実させることが、今の幸せにも将来の幸せにもつながっていると思うのです。
うまくやる/早くやる/たくさんやる/要領よくやるなどの効率重視がいいことも多いし、それができた時の充実感や満足感も大きいと思います。
でもそれだけではなく、
愉しむ
ことが重要な事も多いし、愉しむことに集中する事があってもいいと思うのです。
効率重視を愉しんでやれたら、理想的かもしれません。そういう事もあります。いい結果を出したスポーツ選手が、インタビューの中で「愉しむことを心がけた」というような答えをするのを時々目にします。愉しめる精神状態ぐらいが一番いいプレーができるんじゃないでしょうか。
同じようなことが人生の中ではいっぱいあるんじゃないかと思うのです。仕事でも、勉強でも、スポーツでも、人づきあいでも、恋愛でも、家庭でも、夢や目標でも、人生全般でも・・・愉しめることがいい結果につながるんじゃないか、と。
私は、幸せに暮らすことが生活目標なので、結果よりも過程の愉しみを重視したいと思っています。過程の愉しみ・幸せが私にとっては結果なのです。成功するかよりもどれだけ愉しめるかのほうが大切だと思っています。でも、それがいい結果を生む方法ではないか、とも考えているのです。
こういう考えをはっきり持てるようになってから、1つの夢の実現に向かってチャレンジするのはこれからですので、この考えが正しいものかどうか、いずれは結果が出るのでしょう。そう考えると、なんかやる気も湧いてきて、これからが愉しみにもなってきました。
とか言っても、私はライフワークとして一生続けるつもりなので、ギブアップすることはないと思います。また、竜馬が言う「たとえ目的が成就できなくても、その目的への道中で死ぬべきだ」のように、夢への道の途中で死んでもそれはそれでいい、という覚悟もできていますし。
あらまぁ。いつのまにこんな人間になっちゃったんでしょう。若い頃の自分とは大違いです。もちろん今のほうがずっと幸せです。
5月14日(月)余計なことを考えない
「集中する」というのは、「余計なことを考えない」と言い換えても良さそうな気がします。今やっているその事がうまく行くようにだけ考えるということです。
やっている事と関係ない事を考えるのは問題外です。
やっている事に関してでも、悪い影響を与えるような考えはすべて「余計なこと」です。
過去の失敗をただ思い出したり後悔したり、自信がないとかできないとか思ったり、人がどう思うかとか気にしたり、うまくいかなかったらどうしようとか心配したり、・・・。
「余計なことを考えちゃいけない」などと思っても、まず役に立ちません。
ふと余計なことを考えているのに気づいたら、その考えをやめればいいんです。関係ない事だったら、今の事に考えを戻せばいいのです。今役立つことを考え直すきっかけになるとも考えられます。
余計な考えをヒントに役に立つ考えができれば、なおいいと思います。例えば、過去の失敗から学んだことを思い出して注意したり、「ベストをつくすしかない」とか「人のために頑張ろう」とか「なるようになる」とか「失敗してもいい経験」とか、いいように考え直せればいいわけです。
今やっている事がうまく行くように(ちゃんとできるように/効率よくできるように/愉しめるように・・・)考えるのが本当の集中で、一生懸命のつもりでもマイナスになるような余計なことを考えてしまうのは「集中している」とは言えないのではないでしようか。
と言っても、そんなに完全に集中を続けることはできないものです。ふと余計なことを考えてそれてしまう集中を、戻し戻しうまく行くように心がければいいのだと思います。
生きていく中でも、私たちは余計なことを考えて、幸せになれないことが多いのかもしれません。幸せになれるようにだけ考えることにもっと集中できたら、と思うのですが。
5月15日(火)忘れられること
余計な事を考えないのが集中することにつながるのですが、集中することで余計な事(イヤな事/悩ましい事/不幸な出来事など)を忘れられるということもあります。
忘れられる時間があれば、イヤな事や悩みや問題があっても、
それなりに幸せに暮らす
ことができるんじゃないでしょうか。
それが愉しめる事なら、その時間が心を癒してくれる、ということもあると思うのです。
1日の中で、愉しめる時間や夢中になれる時間があるということは、幸せに暮らすために役立ちます。
テレビやビデオを見る時でも、音楽を聴く時でも、集中して愉しんだほうがいいのだと思います。精神的に疲れている時には、特に。余計なことを考えずに集中しよう・愉しもうという意識があっていいんじゃないでしょうか。
私は、精神的にきつい時や疲れている時には、いつもより気合いを入れて「幸せを感じよう」と、
ハッピー・ウォーキング
などをします。
今の事に集中することでイヤな事を忘れられる、これってけっこう役に立つんじゃないでしょうか。うまくできれば、ですが。
5月16日(水)集中して考える
あなたは、集中して物事を考えることがありますか?
たとえば、昔経験した入学試験の時と同じくらい集中して何かを考えたことが最近ありましたか?
私は、20代の一時期、将棋に熱中したことがありました。
ある時ふと、「このくらい一生懸命に集中して人生について考えたことがあるだろうか?」「ないな」と思ったことがありました。
将棋をする時にはそのくらいすごく集中して考えていたのです。時には、頭が痛くなるくらい。まぁそれは考え方がヘタで、余計なところに力が入っていたんだと思いますが。
考え方にはその事や場合によっていろいろあります。いろんなケースを考える/先を読む/アイデアや答えを見つける/選択・決断するなど。どういう集中のしかたがいいのか一概には言えませんが、そのケースに合ったいい考え方を心がけたいものです。
ただ、嘆いたり、不平不満を思ったり、自分を責めたりして、イヤな気もちになるくらいなら、考えないほうがいいのかもしれません。
また、同じ考えを繰り返すだけで考えが先に進まないのも時間のムダです。
余計なことは考えずに、いい考え方(少しでも自分の心がラクになれる/いい方向に向かえる/幸せになれる考え方)ができるように集中することが大切だと思います。
私は、よく落書きをしながら考えます。白い紙とペンと持って、思いついた事・アイデア・方法などを、紙のバラバラな位置に書き込みます。思いつくことをどんどん足していきます。検討してダメなものは線で消します。考えをまとめる時にその中からヒントをいくつか探して組み合わせたりします。
また、集中して考えたい時には、目をつぶって考えることがよくあります。
久米宏さんが「ニュースステーション」の番組中に、困った時には手に持っているペン先を見つめると、何か浮かんでくると言っていました。この方法も集中の方法だと思います。
自分なりの考えるスタイルや集中の方法などができてくれば、けっこうラクに落ち着いていい考え方ができるんじゃないかと思います。
人生の中で重大な事や、今直面している緊急の問題など、入学試験と同じかそれ以上に重要な事があります。そのような重大事は、入学試験の時以上に集中して考えたほうがいいのではないでしょうか。
例えば、「
人生の選択
」のようなものは、意識して「集中して考える」時間を持ったほうがいいと思います。また、「
人生の目的
」とか「
生きがい
」のようなものを、たまには集中して考える時があってもいいのではないか、と思ったりもします。
5月17日(木)焦点を合わせる
集中することでイヤな事を忘れられると書きました。人は同時に2つの事を考えることはできません。1つの事を集中して考えている時には、関係ない事は頭の中(心)から外れます。だから忘れることができます。
何を考えるか、それは自由です。
何も意識しなければ、勝手に思いつくままの事を考えます。多くは習慣やクセに従って考える事を選んでいるだと思います。不幸になりやすい人(不幸になる考え方がクセになっている人)は不幸になる考えをしてイヤな気もちになりやすく、幸せになりやすい人(幸せになる考え方の習慣がある人)は・・・それなりに。
人は意識して自分の考えを変えることができる素晴らしい生き物です。幸せになれる事を考えようと意識すればできるのです。自分の好きなもの(事/人/物)のことを考えたり、自分が今持っている幸せを味わったり、夢の実現を想ったり、人を幸せにすることを考えたり、・・・人それぞれにいろいろあるはずです。
人生には幸せな事も不幸な事もあります。人は誰でもたくさんの幸せといくつかの不幸を持っているのだと思います。そんな中から何に焦点を合わせて考えるかで、幸不幸はぜんぜん違ってきます。
「
不幸を数えて暮らすより、幸せを数えて暮らそう
」
ということです。幸せな事に焦点を合わせればいいわけです。
1つの事でも違う面に焦点を当てれば、見え方が違ってきます。
いいように考え
られたり、「
いい経験
」「
いいきっかけ
」と考えられることもあります。
幸せに焦点を合わせてその事に集中することができれば、不幸から離れることができるのです。集中すればそれだけ横道にそれなくてすみます。雑念・余計な事・イヤな事にとらわれなくてすみます。
何より、幸せに焦点を合わせれば、幸せを確かに実感できるのです。
5月18日(金)集中力?
「私は集中力がない」と言う人がいます。
私は「集中力があるほう」だと思っています。
子供の頃、テレビに夢中になると、人が呼んでも聞こえないことがよくありました。
今でも、何かに集中していると、まわりの事に気づかないことがあります。
と言っても、なかなか集中できないことも多いのです。だから、このテーマを考え始めたわけで。
落ち込みやすい人・くよくよしやすい人は集中力があるんじゃないかと思ったりもします。 落ち込んだり・くよくよしている時には、自分の不幸に集中しているわけですから。
自分は集中力がない、と決めつけるのはどうかと思います。(「集中力がある」と、いい思いこみはしてもいい)
ひと言で「集中力がある・ない」とは言えないような気がします。
集中できないのは、他の要因のほうが大きいと思うのです。やる気(やりたい気もち)とか、慣れとか・・・。
少なくとも、集中しようと工夫や努力をしないで、「集中力がない」とあきらめてしまうのはよくないと思います。
5月19日(土)集中の実践
「集中」と言っても、いろいろあります。その事に合った集中のしかたがあります。集中しようと思う事を、集中してやれるための工夫や努力を続けることが大事だと思います。
なんでも慣れないうちは、うまくできないし、集中も難しいものです。慣れれば、それなりにできるようになり、集中も少しはできるようになります。
できるようになればなるほど、集中もできるし、愉しめるし、充実感も得られます。「上達する」ことが集中してうまくできるようになる方法というのは当たり前かもしれませんが、慣れる前に・ぜんぜん上達しないうちに「集中できない」と簡単にあきらめてはいけない、ということです。
その事に集中しやすい環境設定というのもあります。
集中しやすい時間があります。午前中がいいもの。夜がいいもの。
集中しやすい場所があります。人がいない場所、反対に人がいる場所。アイデアを考えるのなら、歩いている時/電車の中/フロやトイレの中とか。
集中しやすい音楽をBGMに流す。テレビを消す、留守電にしておく。
集中しやすい明るさ。明るいほうがいい。暗いほうがいい。薄暗いのがいい。
集中できるやり方や環境を自分なりに工夫して、集中する時間の習慣をつくれればいちばんいいと思います。
やりたい事をやるために、私は「時間をかけてやる」方法を考えます。それが私たちのような凡人が何かある程度の事を成し遂げる方法なんじゃないか、と思うのです。
そのためには、日々の時間を大切に、工夫しながら集中の実践を続けることが重要だと思うのです。
5月20日(日)目標意識
集中してやりたい事がある人は、まず目標意識をはっきりと持つことからではないかと思います。
「これをやろう」「こういうふうに(もっと効率よく/充実して/愉しんで)やろう」とか、はっきりと意識して生活することです。
生活目標や人生目標でもいい。「幸せに暮らそう」「自分を育てよう」「もっと幸せになろう」など。
目標意識をはっきり持って生活している人は、どのくらいいるのでしょうか。
はじめは、目標意識をキープするのはけっこう難しいかもしれません。
つい忘れてしまったり、うまくいかないからとすぐにあきらめてしまったり。
本当に集中してやりたい事だったら、忘れないような工夫をし、うまくできる方法を考える。工夫と努力を続ける。要はそれだけです。
私もこれからそれをもっと心がけたいと思っています。
集中してやる事がないというのは、「ラクに生きられていい」と考える人もいるかもしれません。
集中して取り組みたい事、人生の中で本当にやりたい事がある人のほうが幸せなんじゃないか、と私は思います。
私はやりたい事がたくさんあって、すごく幸せです。だから、もっと集中していろいろできたらいいな、と思っています。
この日記のつづき
◇『
集中力』セロン・Q・デュモン
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