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 「○○たら、幸せになれる(んじゃないか)」と考えて、そうなれるように努力するのはいいことです。

 でも、その思いが強すぎて、「○○にならないと、幸せになれない」と(無意識に)思い込んでしまう人がいます。


│ 幸せになるためのもう一つのアプローチ


 幸せになるためには、何かを手に入れたり、何らかの目標を達成したり、“現実を変える”アプローチがふつうです。
 もう一つ、現実は変わらなくても、「今は幸せ」と思えるようになるという“心を変える”アプローチのしかたがあります。

 前者は「○○たら、幸せになれる」という考えで、後者は「今のままでも、幸せになれる」という考えです。

 現実を幸せなものに簡単に変えられるくらいなら、苦労はしません。
 そう簡単には変えられないから、なかなか幸せになれないのでしょう。

 「今は幸せ」と思えるようになることは、自分の心の問題です。
 考え方を変えることで可能なことだと思います。


│ 「今は幸せ」と思えるようになるために


 「今は幸せ」と言っても、すぐに、すごく幸せと思えるようになるというのはまず無理でしょう。
 「少し幸せ」でも、「それなりに幸せ」でも、「ある程度幸せ」でもいいのです。

 そのためには、まず、今の自分の幸せを知ることです。
 自分が今すでにもっている幸せ、今の生活の中で出会える幸せ、自分が何かをすれば容易に得られる幸せなどに気づくことができたらいいでしょう。

 そして、日常生活の中で、「うれしい」「楽しい」「よかった」「気もちいい」「いいなぁ」「ありがたい」「幸せだなぁ」などと思うことで、今の自分の幸せを感じられるといいでしょう。

 日常生活の中で幸せを感じるためには、小さな幸せを感じられるようになることが肝心だと思います。

 今の自分の幸せを感じられるように心がければ、「今はある程度幸せ」ぐらいなら、思えるようになれるのではないでしょうか。


│ 基本的な幸せ


 「あなたは幸せですか?」と聞かれたら、「はい」と答える人はけっこう多いと思います。
 「はい」と答えられる人は、基本的には幸せなのだと思います。
 そういう人は、「今は(基本的に)幸せ」と思えるでしょう。

 人が生きていく中では、悩みや問題を抱えます。でも基本的な幸せは変わりません。
 また、時には不幸な出来事も起こります。でも基本的な幸せを失うことはめったにありません。

  「一部問題はあるけれど、基本的には幸せ」
  「一時不幸になることもあるけれど、基本的には幸せ」

 こんなふうに自ら考えることができれば、落ち込むことも少なくなるでしょう。


│ 「今は幸せ」と思う


 「今は(ある程度/基本的に)幸せ」と思えるようになったら、1日に1回でも、「今は幸せ」と(心の中で)言うことで、幸せを感じられるようになれるといいでしょう。
 1日の中で、「今は幸せ」と思える回数が増えれば、それだけ生活感が幸せなものに変わってくるでしょう。

 現実を幸せなものに変えることも、「今は幸せ」と思いつつ、努力していったほうがいいのではないでしょうか。
 「今は幸せ」と思えるようになれば、将来も「今は(もっと)幸せ」と思えることでしょう。

 「今は幸せ」という認識をもった上で、さらに幸せを求めていければいいのだと思います。
 「今は幸せ。でももう少し幸せになれたらいいな。ではどうしたら?」という心の姿勢で生きていけたらいいのではないでしょうか。



12月24日 幸せを感じ、「自分は幸せ」と思う

12月23日 自分が決める幸せ

12月22日 考え直す

12月21日 幸せを数えて暮らそう

12月20日 幸せを選ぶ

12月19日 問題があっても幸せに暮らす

12月18日 幸せを力に、さらに幸せになる


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