しあわせ日記
確証バイアス
“確証バイアス”は、自分の考えが正しいか否かを検証する際に、自分の考えを証明する情報ばかりを探してしまい、反証情報を無視または集めようとしない“認知バイアス”です。
脳は見たいものしか見ない傾向(知覚の選択性)があり、いわゆる「見たくないものは見えない。見たいものが見える」ことにもなってしまいます。
自分の考えは正しいと思いたいのでしょう。それが思い込みや固定観念となると、自ら変えることは難しいのでしょう。
でも、間違った思い込みや払拭したい固定観念は改めたほうが自分のためになるのです。
時には、「本当? 絶対?」と自分の考えを疑ってみることができるといいでしょう。
たとえば、「うまくいかないのではないか」「××たらどうしよう」などと、ふと思ってしまっても、「本当? 絶対?」(自己暗示)。
たとえば、「もうダメだ」と考えそうになった時には、「本当? 絶対?」(常識・知識からの解放)。
たとえば、「嫌われているのではないか」と思ってイヤな気もちになった時には、「本当? 絶対?」(悪く思われたくない)。
たとえば、ふと「あの人は××だ」などと相手を悪く思ってしまったときに、「本当? 絶対?」(人は見かけによらぬもの)。
たとえば、「私は○○なのに、あの人は××した/○○してくれない」のような被害妄想的な考えをしてつらい気もちなった時には、「本当?(絶対?)」。
たとえば、「××になる(んじゃないか)」と悲観的に考えて不安な気もちになった時には、「本当? 絶対?」(悲観的な考え方への対処法)。
「絶対に本当」と言いきれるのなら、自分の考えを信じてもいいのかもしれません。
でも、「わからない」「絶対とは言えない」ということに対しては、「そうじゃないかもしれない」と考えられるだけでも、気もちが少しはラクになるのではないでしょうか。
自分の考えを疑ってみるためには、いろんなものに謙虚に耳を傾ける素直な心がもてるといいでしょう。
また、「自分は未熟」という自覚を忘れずに、すべてに学ぶ心がもてるといいのではないかと思います。