しあわせ日記
12月13日(水) 脳は見たいものしか見ない
『海馬』(池谷裕二・糸井重里)より、
脳は自分が混乱しないようにものを見たがります。見たいものしか見ない。
脳は疲れないぐらいによくはたらくけれど、その半面で非常に主観的で不自由な性質も持っています。
脳は自分が混乱しないように、都合よくものを見るそうです。
たとえば、嫌いなもの(事/人/物)には悪い所(嫌いな理由)を見つけやすく、好きなものにはいい所(好きな理由)を見つけやすいというようなことでしょうか。
要は、自分の思い込みや固定観念や先入観や偏見などに左右されてものを見ているということだと思います。
また、何事においても悪い所を見つけやすい(アラ探しをするクセがある)人もいると思います。
素直な心で物事のありのままの姿を見ることができたほうがいいでしょう。
たとえば、難点や悪い所があっても、いい所も見つけ、「××もあるけど、○○もある」と思えるようになれるといいのではないでしょうか。
物事を悪く考えるクセがあると思う人は、いいように考えるように心がけたほうが、自分のためにいいしょう。
たとえば人間関係では、相手を良く考えるように努力すると、相手からの感じ方も相手への接し方も変わり、それによって関係もいい方向に変わってくると思います。
脳は見たいものしか見えないそうです。
たとえば、街中で「赤いものを探してみよう」と思えば、けっこう見つかると思います。そのことに集中していると、他のものは意識できなくなります。つまり、見たいものしか見えなくなります。
もっと現実的には、「花を探してみよう」と歩けば、意外にたくさん見つかるのではないでしょうか。(他にもハッピー・ウォーキングの方法はいろいろあると思います)
同様に、幸せを一所懸命に探せば幸せが見つかります。(小さな幸せならたくさんあるでしょう)
人は幸せを味わっている時には、不幸にはなれません。
不幸を数えて暮らすより
幸せを数えて暮らそう
自分のまわりの幸せにもっと目を向けて生きていけるようになれたらいいのではないでしょうか。