第6講 人間関係を良くするために
第1週 相手を良く考える
人間関係を良くする方法として、まず挙げたいのは、「相手を良く考える」ことです。
自分が相手をどう思っているかは、相手との関係に大きな影響があります。
相手のことを悪く思っているのと良く思っているのでは、相手から受ける自分の感じ方や、相手のしたことに対する自分の受けとめ方や、相手に対する対応の考え方が変わります。相手を良く思っているほうが、自分にとっても二人の関係にとっても、いい感じ方やいい受けとめ方やいい考え方をしやすいでしょう。
また、相手をどう思っているかは、自分の表情や言葉や態度などに現れ、何かしら相手に伝わるのではないでしょうか。相手のことを悪く思っていれば、相手が自分から受ける感じが悪くなり、相手の自分に対する態度も悪いほうに変わりやすいのではないでしょうか。
相手を良く考える具体的な方法として、相手を良く考えるトレーニングをおすすめしたいと思います。
とにかく、自分で試して、効果を実感していただければ、と思います。
また、相手を悪く考えないように心がけることも大事です。
人の好き嫌いはあるものですが、「相手を嫌い」と思わないようにしたほうが、自分のためにいいと思います。
その人の一面や一つの言動だけで、悪い人だと決めつけないほうがいいでしょう。
そして、相手の思惑などの余計なことを考えないようにすることも重要です。
また、相手をバカにするのもよくないでしょう。
相手を一人の人間として、常に尊重できるようになれたら、と思います。
自分にとっての相手との関係は、自分が相手をどう思っているかよるところが大きいと思います。
もちろん、相手が自分のことをどう思っているかも大きいのですが、自分が変えられるのは自分の相手に対する考えです。
逆に、関係が良くなれば相手をよく思えてくるというのは、経験したことがあるのではないでしょうか。
相手との関係を良くしたいのなら、自分の相手に対する考え方を変える努力をしてみてはいかがでしょうか。