しあわせ日記

11月21日(火)心が疲れた時
 ゲストブックにリクエストがありました。

  「僕は心が疲れた時はどうしても幸せになる考え方なんてできない」

 そういう時ってあると思います。
 他にも、心が弱った時、心が荒れている時、心が傷ついた時、など。

 また最近いただいたメールの中に、次のように書かれていました。
 幸せの文章は、正直、読むのが大変です。
 気が荒れている時には、とても読めませんでした。
 でも、きっちり読むと、私を諫めてくれたり、励ましてくれたり、
 認めてくれたりする。私にとってとてもありがたいページです。
 私にとって、ものすごくうれしいお言葉です。
 ただやはり、幸せに向かう気になれない・幸せになる考え方ができない時がある、なかなかできない人がいる、というのが現実のようです。
 今までにも、「そんなに前向きに幸せ志向には考えられない」「(今の)私にはできない・役に立たない」というような言葉をいただいたことが何度かありました。

 どうしても幸せに向かうことができない時、どうしたらいいか?
 時間をかけていろいろとよく考えてみようと思います。



11月22日(水)こういう時もある
 心が疲れた時など、どうしても幸せになる考え方ができない時もあります。
 そんな時、「こういう時もある」と自分で言うことができれば、それだけでも少しはラクになれると思います。

 そんな時、ムリをすることはない、と思います。
 「(今は)そのままでいいよ」って自分に言ってあげてもいいと思います。
 できれば、「今はできないけど、そのうちできるようになる」のように考えられたら、と思います

 私でも落ち込むことはあります。落ち込んでいる時にはそれを自分で認めて、それなりに過ごす、というのもその時の幸せになる方法ではないかと思います。

 「疲れているんだ」「きょうはきついなぁ」「ダメージ大きいみたい」「ちょっと落ち込んじゃったかな」などと、今の自分の状態をわかった上で、「こういう時もある(ハオハオ)」と受け入れるところから、次の幸せになる考えができるんじゃないか、って思います。



11月23日(木)疲れた時の幸せになる方法
 幸せになる考え方ができないのは「疲れているからだ」などと気づくことができれば、その時の幸せになる方法を考えるヒントになります。
 疲れている時には、まず、休養と栄養だと思います。
 もちろん、心が疲れている時には心の休養と栄養です。
 心の休養は、寝ることの他に、やすらいだ時間やくつろいだ時間や落ち着いた時間などを持つことです。
 心の栄養は、幸せを感じることです。

 実は正直言って、私は最近疲れています。仕事に関する疲れです。急に1人が辞めてしまって、ここ1ケ月ほど作業量が増えているのです。もともとけっこうきつい仕事なので、なおさらです。余裕がないので疲れます。時間が限られているので仕事の質に不満が残ります。この日記の質も落ちていると感じて不満です。人手を増やすはずなのがぜんぜん増えないので不満です。今の仕事を辞めたいのになかなか辞められないので不満です。

 と、これだけ思いきって書くと少しスッとしますね。
 私は元来、不満を外に出すことがめったにないので、こういうことはすごく珍しいのです。
 こんなふうな不満をずっと思っていたら、ずっとイヤな気もちで過ごすことになってしまうし、もっと疲れると思います。

 私も心の中でこのようなことを思ってしまうことはあるのです。でも、イヤな気もちになったらすぐに気づくので、「ハオハオ」「こんな時もある」「自分もまだまだ未熟だなぁ」「もっといいことを考えよう」などと考えを変えることができます。
 また、私は「疲れているなぁ」「きついなぁ」と自覚した時には、いつもより気合いを入れて幸せを感じるようにします。そうしないと、まいってしまう、と思うのです。かぜぎみの時には、栄養のあるものを食べてよく寝る、というのと同じです。
 だから、最近は通勤途中などでもできるだけいい気分で過ごすようにいつもより心がけています。極端な例では、「よくやってる、よくやってる」って自分をほめたり、夜道でバカ笑いをしたりもします。そのくらい力を入れているということです。

 私の場合には、疲れきって心が動かない状態ではありません。まだ余裕はあると思っています。ただ、疲れきらないように気をつけなければ、とは思っています。(もちろん現状を変えるための手も打っています。事情があってなかなか思うようにはならないのですが・・・まぁ、ハオハオです)

 疲れている時には、疲れている時の幸せになる方法があります。それは、そんなにすごい幸せではなく、小さな幸せのほうが現実的だし効果もあると思います。本当にきつい時には、疲れきらない・心身を守る・不幸にならない方法が幸せになる方法だと思います。調子がよくなったら、もっと元気な方法もできるでしょう。そういう時がきっときます。



11月24日(金)少しなら
 幸せに向かって心が動かない時もあります。でも、ぜんぜん動かない時はそんなにはないし、それも一時的なものだと思います。
 多くの場合は、ほんの少しなら動けるはずです。

 落ち込んでいる時、気分が沈んでいる時などに、急にすごく幸せになるのは難しいことです。
 まずは、その時にやれそうなことをやる、その時の自分に合ったことをやる、というのが現実的だと思います。
 それには、ささやかなよろこび小さな幸せを大切にできることが大きいと思います。
 それは、その場で考えるというよりも、ふだんから自分の幸せになる方法として持っているものが役に立つのだと思います。

 私は、どんな時にも(今より少しでも)幸せになる考えや方法はきっとある、と思っています。ないとしたら、それは相当に幸せな時ではないでしょうか。少なくとも、イヤな気もちの時には少しでもラクになれる考えや方法が“必ずある”と思います。

 その時にラクになれる考え方をすることや、小さな幸せを感じることで、少し心が上向きになれば、次のステップを踏み出せるようになります。小さな一歩から、ステップバイステップで少しずつ幸せの方向に進んでいく、というのが心が疲れた時のムリのない幸せになる方法だと思います。
 ハッピーウォーキングの中に書いたような小さな幸せになる方法、幸せを数える、幸せをつなぐ、というようなことが、疲れた心にはけっこう効く、と思っています。



11月25日(土)できないと言わない
 幸せになる考えができない時もあります。でも、安易に(口グセのように)「できない」と言わないほうがいい、と私は思います。
 『できない』と言うとできなくなる、と考えるからです。

 大きな不幸な出来事があった直後には、幸せになる考えができないことがあります。でもそのために、いつまでも「できない」と言わないほうがいいと思います。
 「今はできないけど、そのうちできるようになる」と考えられたら、と思います。
 まず、「希望をもつ」ことが大切だと思います。


 また、「自分にはできない」と言わないほうがいいと思います。
 誰にでも自分にできる幸せになる考えがきっとある、と思います。
 「今の自分にもできることがあるんじゃないか?」と考えるのと、「私にはできない」と考えるのでは、自分の気もちも違うし、結果も違ってくるのではないでしょうか。

 幸せになる考え方が「できたらいいな」と、このホームページを参考にしていただけたら、と思います。



11月26日(日)叱咤激励
 「幸せになる考え方をしよう」と思っても、「どうもその気になれない」からと、「できない」と考えてしまう人がいるような気がします。

 そういう人は、本当に幸せになる考え方をしたいのか?
 できないと言えば何もしなくていい・苦労しなくていい、誰かが助けてくれる・同情してくれる、などと心のどこかで思っているのではないか?
 などと、意地悪なことも考えてしまいます。

 自分を叱咤激励する時があったほうがいい、と思います。
 「もうちょっとしっかりしようよ」「(このくらいのことで)負けてたまるか」「元気出そう」「とにかくやってみよう」「もう少し頑張ってみよう」などと、自分で言えたら、と思います。人から言われたら言い方とかタイミングとか言った人によって素直に受け取れないことも多いのですが、自分(の口/心)からその状況に合ったひと言が出せれば、きっと効果はあります。
 また、元気とかやる気は自分で出すことができる、と書いたことがあります。

 どうしてもできない時には、「こういう時もある、ムリはしないでいい」とすでに書きました。
 「できない時」の判断は難しいのですが、自分を叱咤激励して努力してもできない時には、ムリはしなくていい、と思います。



11月27日(月)ずっとできない
 幸せになる考え方がどうしてもできない時はありますが、それがずっと続くようでは問題があると思います。

 考えられるのは、心が重傷や重病の時です。重傷・重病の場合には専門家に診てもらうことが必要だと思います。ただ、体の場合と違って、心の場合にはその判断は難しいのですが。その可能性を考えてみるのはいいことだと思います。

 幸せになる考え方がずっとできない人にいちばん考えられるのは、単にその能力が足りない、ということです。当たり前と言えば当たり前です。
 ではそういう人はどうしたらいいか?
 その答えも当たり前かもしれませんが、幸せになる考え方ができるようになるために努力をすることです。そのための役に立てたら、というのがこのホームページのいちばんの目的です。「幸せのホームページの役立てる」を参考にしていただけたら、と思います。



11月28日(火)後で考える
 何か悪い出来事があった直後など、感情が納まらない時には、幸せになる考え方が難しい場合があります。そんな時、私は「後で考えよう」と思うことがあります。そして、その場を少しでもラクに少しでも気分よく過ごすことに努力します。

 まだ悪い状況が続いているのなら、何かある度、思う度に、心の中で「ハオハオ」と、現実も自分の思考も感情もただ受け入れます。
 何かすべきことがあるのなら、それに集中しようと努力します。
 もしイヤな現場から離れたら、その事は忘れて(考えているのに気づいたら)他の幸せになれることを考えます。
 もし自由な時間ができたら、幸せになれることをします。

 「後で考えよう」と思った事でも、忘れてしまったり、後になったらどうでもいい事・大した事じゃない事になってしまう場合も、よくあります。それはそれでいいことなのです。「後で考えよう」のひと言で済ますことができたのですから。

 何かイヤな事があった時、その場で幸せになる考えを考え出すのは極めて難しいことです。その場で思いつけるのは、すでに自分が身につけている幸せになる考え方か、もしくは、こういう時にはこういう考え方をしよう、と以前に考えたことがある考え方です。

 1日の終わりでも、週末の自由な時間でも、連休中でもいいですが、「後で考えよう」と思った事や、自分がよくイヤな気もちになる事などを、じっくりと考えてみるのはいいことだと思います。そして、「ああいう時にはこういう考えをしたらいいんじゃないか」という、自分なりの幸せになる考え方を見つけられたら、と思います。思いつかなければ、このホームページの中からヒントを探してみてはいかがでしょうか。

 自分なりの幸せになる考え方を見つけるためには、自分の経験について後で考え直してみるのがいちばんだと思います。そして、見つけた幸せになる考え方を実生活の中で使いながら工夫を重ねて身につけていけたら、と思います。



11月29日(水)幸せになりたいのなら
 幸せになる考え方が、いつまでも「できない」と言っている人は、自分に冷たいと思います。そのままでは、いつまでたっても幸せになれません。
 まず、もっと自分を大切にして、自分を幸せにする努力をしたほうがいい、と思います。

 と、薦めておいてなんですが、幸せになりたいと思ってもそう幸せにはなれません。そうすぐには、そう簡単には、そうすごくは・・・。
 当たり前ですよね。逆に、すぐに幸せなれますよ、簡単になれますよ、これだけでいいんです、永遠の幸せを手に入れられます……なんて言うのは、“あやしい”と思ったほうがいい、と思います。
 でも、そんな“あやしい”ような方法を(気づかずに)求めているような人も多いような気がします。
 かえって、「これから努力を続ければ少しずつ幸せになれる」というほうが安心だし、「先が楽しみ」とか「自分は発展途上」とか思えたほうがいいのではないでしょうか。

 幸せへの道には、山あり谷あり、壁や落とし穴もありますが、誰でも少しずつ自分のペースで登っていける道だと思います。頂上まで行かなくても(私もたどり着けるとは思っていません)、登り始めた時からそれなりに花(幸せ)を愉しむことができ、先に行けば行くほど花は増えていく、のように私は考えています。
 慣れないうちはちょっとたいへんかもしれませんが、最初はちょっとガマンしてでも幸せへの道を歩き始めてみたほうがいいと思います。幸せになりたいのなら。



11月30日(木)幸せになる考え方を心がける習慣
 幸せになる考え方にもいろいろあります。

 私が考える幸せになる考え方は、とにかく心に効くことです。つらい気もちが少しでもラクになれたり、少しでもいい気分になれたり、少しでも幸せな感じがしてくることが重要なのです。
 正しい考え方や立派な考え方や理路整然とした考え方であっても、その時の自分の心に効かないのは幸せになる考え方ではありません。その時の自分を苦しめてしまうのなら、不幸になる考え方です。

 また、難しい考えや理屈っぽい考えより、シンプルな考えのほうが心に効くものが多いような気がします。
 「まぁ、いいか」 「なるようになる」 「こんな人もいる」 「いい経験」 「後で考えよう」「ハオハオ」などでも心に効くことがよくあります。また、これらは使えるケースがけっこう多いと思います。
 ひと言で思考のギヤチェンジができ、力が抜けたり、考えの方向が変わったりして、次の幸せになる考えがしやすくなります。
 このようなものでも自分に合ったものを1つ身につければ、これからの長い人生の中では役に立つことが多いと思います。

 「幸せになる考え方」の中に書いてあるように、幸せになる考え方ができるようになるための基本は、「(今の)幸せになる考え方は?」と「(イヤな気もちになったのは)不幸になる考え方をしているのではないか?」の2つの自問です。
 私が見つけた幸せになる考え方は、すべてこの2つの自分への問いかけの成果です。
 このような幸せになる考え方の心がけが(私のように)習慣になれば、だんだん自分の幸せになる考え方ができるようになれると思います。


   

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