しあわせ日記

悪循環に陥らないための対策

 “不幸の悪循環”に陥らないための対策として、大きく分けて次の四つが考えられます。

 一つめの対策は、「問題化しない」。
 何かイヤなことがあっても、「まぁいいか」「こういうこともある」などと軽く済ませる。
 ちょっとしたことは軽く受け流す。その後に思わず考えてしまった場合には考えを切り替える。問題化しなければ、解決や改善の必要もなく、悪循環に入らなくて済みます。
 「問題化しないのがいちばん」という意識をもつことが大事です。

 二めの対策は、「現実的な目標設定をする」。
 イヤな人がいても、「こんな人もいる」と考え、相手を変えようとする(相手が変わるのを期待する)のはやめる
 自分に苦手なことがあっても、「今はできないけど、努力すればできるようになる」と考え、自分を変えることは時間がかかるもの、改善策もすぐには思いどおりにはいかないものと覚悟する。

 三つめの対策は、「悪循環の考え方をしないように心がける」。
 「こんなことのためにくよくよするのはもったいない」「こんな人のためにイライラするのは損だ」などと、“くよくよ”“イライラ”の価値を認識する。
 「私にはこういう不幸になる考え方のクセがある」と悪循環の考え方のパターンやクセを知る。
 「この事を考えるのはよそう」「堂々巡りはやめよう」などと悪循環をストップする。

 四つめの対策は、「生活を大切にする」。
 「いっしょにいない時には、イヤな人のことを考えるのはやめよう」「悩みがあってもそれなりに暮らそう」などと心がけ、一つの悩みのために生活を台無しにしない。
 やるべきことをきちんとやり、心身の健康管理に気をつけ、新たな大きな問題を発生させないようにする。
 「生活を楽しもう」「不幸を数えて暮らすより、幸せを数えて暮らそう」などと考え、できるだけ気分よく過ごすことを心がける。

 以上のようなことを心がけることで、“不幸の悪循環”に陥らないようになれたらいいのではないでしょうか。



   

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