しあわせ日記

  脳内物質と幸せ

 脳内物質は、神経伝達物質として(脳を含む)臓器の働きを制御する機能とともに、様々な感情を伴います。
 ノルアドレナリンには怒り・不安・恐怖などの悪感情が伴い、セロトニンドーパミンオキシトシンには幸せな感情が伴います。
 幸せになるためには、このような幸せホルモンが出せるようなこと、つまり幸せな気もちになれることをすればいいのです。

 穏やかな幸せな気もちになれた時には、セロトニンが分泌されており、その機能によって心身の状態が安定しやすくなるでしょう。
 達成感のような快感を伴う幸せな気もちになれた時には、ドーパミンが分泌されており、その機能によってやる気や集中力が高まって、いい行動をしやすくなるでしょう。
 愛を感じる幸せな気もちになれた時には、オキシトシンが分泌されており、その機能によって心が癒され、身近な人との関係が良好になりやすいでしょう。

 一方、イライラや怒りや不安や恐怖のような悪感情になった時には、ノルアドレナリンが分泌されており、脳や身体が活性化し、危機・問題にうまく対応できるといいのです。
 「悪感情(ノルアドレナリン)は注意信号」と考え、自身の悪感情に気づき、それを鎮めるような心(感情望み思考)のコントロールを心がけつつ、問題に対処する行動がとれるようになることが不幸を小さくし、幸せになりやすくなるのだと思います。

 心身の調子が悪い時には、どの脳内物質が不足しているかを考え、それを出す努力ができるといいでしょう。
 たとえば、元気がない時、イライラした時、くよくよした時には、セロトニンが足りないのではないかと考え、ストレス対策をすることと、規則正しい生活、(リズミカルな)運動、バランスの良い食事、太陽光を浴びること、を心がけることができるといいでしょう。
 たとえば、やる気が出ない時には、ドーパミン不足ではないかと考え、やる気を出す工夫ができるといいのではないでしょうか。
 たとえば、ストレスが溜まった感じの時には、オキシトシンが足りないのではないかと考え、スキンシップやふれあいを心がけられるといいでしょう。

 感情・気分をコントロールすることが、脳内物質をコントロールすることにもなるのでしょう。
 幸せホルモンをいっぱい出すこと、つまり、幸せを感じて生活することが、心身の健康を良好に保ち、長寿にもつながるのだと思います(健康と幸せの関係)。



   

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