しあわせ日記
ノルアドレナリン(悪感情ホルモン)
ノルアドレナリンは、危機やストレスなどの様々な問題に対応するために役立ちます。
ノルアドレナリンの分泌には、怒り、不安、恐怖などの悪感情を伴います。ノルアドレナリンは「怒りのホルモン」と呼ばれます。
ノルアドレナリンには、脳を覚醒させる、心拍数・血圧の上昇、身体を緊張・興奮状態にするなどの身体への働きと、やる気・意欲、注意力・集中力、判断力などを高めるなどの精神への働きがあります。
また、ストレスへの順応やストレスへの耐性の働きもあり、「ストレス・ホルモン」とも呼ばれます。
ノルアドレナリンが不足すると、意欲・注意力・集中力・判断力が低下したり、恐怖心が強くなったりします。また、ストレスに弱くなります。
反対に、ノルアドレナリンが過剰に分泌されると、イライラしやすく、落ち着きがなくなり、攻撃的になりやすくなります。
ノルアドレナリンの分泌をコントロールしてくれるのがセロトニンです。
セロトニン不足を予防するために役立つ、ストレス対策、規則正しい生活、(リズミカルな)運動、バランスの良い食事、太陽光を浴びることを心がけることが、ノルアドレナリンのコントロールにもつながるのです。
ノルアドレナリンが怒りや不安や恐れなどの悪感情を伴い、脳や身体や心を活性化するのは、危機・問題に対応することが大事だからでしょう。
「ノルアドレナリン(悪感情)は注意信号」と考え、自身の悪感情に気づき、それを鎮めるような心(感情・望み・思考)のコントロールを心がけつつ、問題に対処する行動がとれるようになるといいのではないでしょうか。