しあわせ日記
βエンドルフィン
βエンドルフィンには強力な鎮痛作用があり、肉体的・精神的な苦痛やストレスを抑える働きがあります。また多幸感がもたらされることがあります。βエンドルフィンは「脳内モルヒネ」「脳内麻薬」とも呼ばれます。
マラソンなどで長時間走り続けると気分が高揚してくる「ランナーズハイ」は、βエンドルフィンの分泌によるものと言われています。
苦痛の原因が残っていても、脳内にβエンドルフィンが分泌されれば、苦痛を感じない(忘れてしまう)のです。
故障箇所を抱えているスポーツ選手が、日常生活でも痛みがあって十分に動かせないのに、好きなスポーツを夢中になってやっている最中には痛みを感じずにプレーできることがあります。これはβエンドルフィンの仕業ではないかと思います。
何かを夢中になって楽しむことは、苦痛を忘れるために役立つ方法です。
「夢中の時、人は幸せ」なのは、βエンドルフィンがもたらす鎮痛と多幸感によるものなのかもしれません。
βエンドルフィンには、鎮痛作用の他に、抗ストレス作用、脳の活性化、免疫力の増強、抗酸化機能などの働きもあります。
また、βエンドルフィンはドーパミンと連携し、快感を強くします。
快感を得られることをすれば、ドーパミンとβエンドルフィンが分泌され、それらの効用によって健康や仕事・勉強や幸せが向上しやすくなるはずです。
『幸福になりなさい――そうすれば、あなたは、
立派になれるし、成功できるし、健康にもなれる』 マックスウェル・マルツ