読書日記

  人と自分を知る

 『老子』(小川環樹・訳注)をヒントに考える“幸せの道”。

人を知ることは、生きる知恵となる。
 自分を知ることは、幸せに生きる知恵となる。
 自分がもっている幸せを知る人は、心が豊かである

  (『老子』第33章「知人者智、自知者明、知足者富」)

 世の中にはいろんな人がいて、いろんな考えや価値観をもって、いろんなことをして、それぞれに生きています。
 いろんな人のことを知ることが、社会の中でうまく生きていくために役立つのではないでしょうか(人を知る)。
 自身の生活に関しては、まわりの人のことを知ることが人づきあいに役立つでしょう。また、愛する人を知ることは、相手を幸せにする方法を考えるのに役立ちます(知は愛、愛は知人の話を聞く)。
 人間について知ることは、自分を知ることにもつながるでしょう。

 幸せになるためには、自分を知ることが重要です。
 たとえば、自分の感情・気分を知る自分の望みを知る不幸になる考え方のクセを知る自分の幸せを知る、・・・。
 これらを知るためには、自省する時間をもったり自分の幸せ・生活・生き方を考え直したりできるといいでしょう。

 幸せになるためには、幸せを感じられるようになることが肝心です。幸せを感じられるのは、今自分にある幸せだけです。
 自分がもっている幸せを知り、それを味わえるようになれば、それだけ幸せに暮らせるようになれるでしょう。

 人生の経験を通して人と自分を知ることから、幸せに生きる知恵を学んでいけたらいいのではないでしょうか。



   

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