第11講 自分を育てるためには 自省する時間をもつ
自分を育てる方法として、「自分を省みる時間をもつ」ことをおすすめしたいと思います。
一日の終わりでも、週末でも、連休の時でもいいから、自分の生活を振り返ってみて、そこから自分を育てるヒントや方法を見つけることができれば、と思います。
自分を育てることは、「自分を変える」とも言えるでしょう。
そのためには、自分をコンロールできるようになることが肝心です。
ここでは、「感情・気分」「考え方」「行動」の3つをコントロールできるようになり、それらを幸せになれるように変えていくための方法を提案できたら、と思っています。
具体的な方法としては、「紙に書く」ことをおすすめしたいと思います。
自分を省みて、ただ考えるだけではなく、紙に書きながら考えていく方法を紹介しようと思っています。
「反省をする」というと、つらいイメージがあるかもしれません。(ですから、ここでは「自分を省みる」「自省」という言葉を使うことにします)
自分を責めたり落ち込むために、自分を省みるのではありません。自分が幸せになるために、自分を省みるのです。
自分を育てるキーワードは「少しずつ」です。
そんなに急に、すごく幸せに暮らせるようになるわけではありません。
でも、自分を育てる心がけを続ければ、「1年前に比べたら、少しは幸せに暮らせるようになれた」ぐらいには思えます。