しあわせ日記

  幸福感を高め、持続する

 幸せなことがあった時、自分の幸せに気づいた時には、できるだけ幸せを感じられるといいでしょう(幸福感の価値はいろいろあると思います)。

 ちょっとでも幸せな感じがした時には、「いいなぁ」「うれしい」「幸せだなぁ」などと(心の中で)言うことで、素直に幸せを感じられるといいでしょう。感じた幸せを素直に表現できると、幸福感が増します。
 「でも」「もしかして」「いつまで」「失ったら」「これが本当に幸せなのだろうか?」などと余計なことを考えると、幸せを感じられなくなってしまいます。自分の感じた幸せを信じることです。
 また、「楽しもう/味わおう」などと心がけることで、より幸せを感じられることもけっこうあります。

 『あじわう、ということは、どんなささやかなことでも
  宝石に変えてしまう不思議な体験です』 五木寛之

 もう一つの幸福感を高める方法は、想像力を働かせることです。
 たとえば、幸せの理由を説明する、その幸せを得るプロセスを思い出す、なくした時のことを想像する、人の気持ちを思いやる、感謝する、・・・。
 うまく想像できるようになると、それだけ強い幸福感を感じられるようになれるでしょう。

 一つの幸せで感じる幸福感は長くは続きません。また、一つの小さな幸せだけで充分な幸福感を感じることは難しいでしょう。
 そこで、幸福感を持続し、高めるための方法が、「幸せを数える」ことと「いろんな幸せをつなぐ」ことです。
 幸せは〈大きさ〉より〈頻度〉と考え、いろんな幸せを前の幸福感が残っているうちに次々と感じられるといいのです。小さな幸せでも、幸福感を途切れずにつなぐことで高めていくことができます(プチハッピーのミルフィーユ)。

 同じ幸せなことがあっても、感じる幸福感は人それぞれです。
 人によって幸せを感じる能力が違うとも考えられます。
 たいていの能力は、使わなければ低下し、使い続ければ維持でき、工夫を重ねながら使うことで向上させることができます。
 幸せを感じる能力も同様です。「味わおう」と心がけたり想像力を働かせたりして工夫を続ければ、幸せを感じる能力を高めていくことができるのです。

 『自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ』 茨木のり子



   

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