幸せになる能力養成講座

第5講 幸せを十分に感じる能力(幸せを感じる能力その2)
 自分の幸せに気づいた時には、十分に感じるようにしましょう。そのためにも能力が必要です。幸せを十分に感じる能力を育てれば、小さな幸せからも強い幸福感を得られるようになれます。

(1)幸せを感じることが大切だと思う
 自分の幸福感がいちばん大切です。十分に幸せを感じることをバカにしたり、恥ずかしがったりしないでください。
 また、その幸せについて客観的な評価をして、小さいとか意味がないとか考えることは禁物です。評価などの余計な思考は幸福感をディスカウントしてしまいます。
 幸せな時には、幸せを感じることに専念することです。

(2)幸せを素直に表現する
 幸せの表現方法はいろいろあります。幸せを表現することで、幸福感は増します。
 まず大事なことは、「幸せ」という言葉にすることです。(心の中の言葉として、口に出さなくてもいい)
 「幸せだなぁ」のような言葉によって、そのまま流してしまいがちななんとなく幸せな感じを確実な幸せに変えることができます。言葉にすることによって、実際に幸福感も生まれます。
 私もいろいろと試しました。私の場合にはあまり大きな表現よりも、少し控えめな表現のほうが幸福感が高まることが多いようです。
 人それぞれ、時と場合によります。その時の自分なりの表現方法を工夫し、身につけていくのがいいと思います。

(3)想像力を働かせる
 想像力が幸福感に与える影響は絶大です。
 次のような想像が幸福感を高めてくれます。
・ 幸せの理由を説明する(想像)
 例えば、「生きている幸せ」の理由はたくさんあります。少し考えて、想像してみてください。少しかもしれませんが幸福感が湧いてくると思います。
・ その幸せを得るプロセスを思い出す(想像)
 手間がかかったり、困難があったことほど、幸福感が強くなります。
・ 人の気持ちを思いやる(想像)
 人が自分に何かをしてくれた時、相手が自分のことを思ってしてくれたことを想うと、幸福感が増します。
 私は最近、この幸せを強く感じるようになりました。例えば、ホームページに対するご感想や励ましなどのメールをいただくと、それをわざわざ書いて送ってくださる方の気持ちを想い、すごくうれしく思えます。だから、1つの短いメールも私にとっては決して小さな幸せではありません。
・ なくした時の想像
 自分が持っている幸せは、それがなくなった時、失った時のことを想うと、その幸せの大きさがわかり、幸せを実感できます。
 健康・まわりの人など、なくした時を想像してみてください。それがどんなに大切で、今あることが幸せかがわかります。
 自分の持っている幸せはもっとたくさんあります。なくした時を想像し、幸せを感じ、大切にしましょう。
・ 感謝する(想像)
 その幸せとの出会い、その幸せの存在を「ありがたいなぁ」と感謝することにより、さらに幸福感を加えることができます。
 「ラッキー」とか「自分は運がいい」などと言うのも、いいと思います。
 神や仏に感謝するのも1つの方法です。
 心から感謝することは、幸福感につながるのです。
・ 生きがいや希望につなげる(想像)
 幸せを感じた時に、「生きていてよかった」「生きているかいがあった」などと生きがいを感じることも幸福感です。
 さらに「これからも生きていくかいがある」「またいろいろな幸せを感じよう」のように希望につなげるのも幸せになる考え方です。
 これを毎回やるのは大げさな気もするので、たまには1つの幸せから、生きがいや希望につなげてみてはどうでしょうか。幸せに生きる力になると思います。

 強い幸福感を得るためには、2つの方法があります。1つは大きな幸せを手に入れること、もう1つは幸せを十分に感じる能力を身につけること。
 幸せを十分に感じる能力を育てましょう。それは、大きな幸せを得ることよりも容易ではないかと思います。また、一度身につけたら一生役に立ちます。


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「幸せ(だなぁ)ー」
 

   第6講 自分の幸せを信じる能力

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