幸せになる能力養成講座

第6講 自分の幸せを信じる能力
 幸せになろうと意識した時に、自分の幸せを疑うことは、1つの大きな壁だと思います。自分の幸せを疑うことで、幸せの価値を見失う危険性があります。自分の幸せを疑うことの対策は、自分の幸せを信じることです。

(1)過去・現在の幸せを信じる能力
 自分の経験した過去の幸せを評価し、ディスカウントしてしまう人がいます。大したことじゃない、こんなのは幸せじゃない、など。「幻じゃないか?」と疑うことも同様です。
 一番悪いのは、幸せなその時にそういう評価をしてしまうことです。それでは幸福感は失われてしまいます。
 自分の幸福感を信じよう。自分が実際に幸せを感じられたことだけが、確かな自分の幸せなのです。自分の幸福感を疑うのが、そもそも幸せになれない原因です。
 幸福感を得にくい人は、幸せの存在を疑う前に、自分の幸せを感じる能力を疑おう。自分の幸せになる能力が足りないだけではないのか? それを育てるように努力しよう。(第4講・第5講)

(2)将来の幸せを信じる能力
 「夢も希望もない」と言う人がたくさんいます。最近では、小学生でそう言う子がいます。
 自分の将来の幸せが考えられないのは、自分の知識や想像力(特に幸せに関する)が不足しているだけです。
 「幸せは星の数ほどある。自分の幸せ(になる方法)もたくさんある」は真実です。だから、自分の将来の幸せを信じよう。
 せめて、「今は自分の将来の幸せがあまりイメージできない、でも幸せになる能力を育てるように努力すれば、必ずもっとイメージできるようになる」のように考えよう。

 人の幸せそうな様子を見て、あんなの幸せじゃない、と言うのはよくありません。
 まわりの人が幸せそうに見えないからといって、自分も幸せになれない、と考えるのもよくありません。
 幸せを経験しつくした、幸せってこんなもんだ、先が見えた、などと言うのもよくありません。
 幸せは人それぞれ。人が幸せかどうかは本人にしかわからないし、自分が経験していない幸せのこともわかりません。
 1人の人間が経験できる幸せなど、幸せの中のほんの一部です。経験していない幸せが無数にあるのです。

 自分の幸せを信じる方法はシンプルです。
 自分の幸せに気づいた時には、その幸せを十分に感じることに専念することです。もし、自分の幸せについて疑ったり・評価しているのに気づいたら、「これは幸せになれない考え方だ」とストップすることです。
 将来の幸せを疑わずに、「○○たらいいな」とたくさん思う。そして、「どうしたら?」と考え・実践する。
 幸せになる能力を育てようとしている人は、自分の(将来の)幸せを信じることができます。


ひと言エクセサイズ
「ストップ!
自分が幸せと感じたことは確かな自分の幸せの1つ」
 

   第7講 現実を受け入れる能力

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