しあわせ日記
時は偉大な癒し手である
『時は偉大な癒し手である』 西洋の格言
病気を治すのは、医者や薬と思いがちですが、その人の自然治癒力が果たす役割も大きいのだと思います。
自然治癒力が働くためには、“時(間)”が必要なのです。
どんな名医も、最後には“時”に頼むことになるのではないでしょうか。
体のケガや病気だけでなく、心の傷や病気の癒し・回復にも、本人の治癒力と時間が必要です。
その最中には、心の休養と心の栄養が大切でしょう。
また、幸福感は良薬であり、“笑い”や“感謝”によって自然治癒力が向上するそうです。
反対に、悪感情は心身の健康に悪い(たとえば、怒りは毒、心配は毒だ)そうです。
心身を癒すためには、悪感情の元となるマイナス思考を追い払うことも重要なのでしょう。
また、「心の傷が痛むのは、自分がつっついているから」と考えるのもいいでしょう。
心に苦痛を与える問題はいろいろあるでしょう。
でも、時がたてば自然解消する問題もけっこうあると思います。
また、人間には“忘れる”という素晴らしい能力もあります。問題を抱えたままでも、それを忘れて(それなりに)幸せに暮らすことも可能なのです。忘れるためにも、必要なのは“時間”です。
心身の病苦に対しては、できるだけの治療・療養の努力をした上で、“時”の偉大な力に頼ればいいのでしょう。
「どんな心の痛手も“時”が必ず癒してくれる」、そう信じれば、少しはラクに時を待つことができるのではないでしょうか。