しあわせ日記

5月28日(日) 病気が治るイメージ

  『快癒力』(篠原佳年)より
 病気を治すのは患者さんの内部にある自然治癒力なのです。
 医師の役目は患者さんにたえず「病気の治ったイメージを与えること」だと私は思っています。それによって患者さんが「治る」という意識をもてれば、それが何よりも効果のある治療になり得るのです。

 自分が治って旅行に出かける姿とか、仕事に復帰した姿などをイメージすることが、患者さんのもつ自然治癒力を高める最善の方法だと実感したのでした。
 ほとんどの病気が治るのは自然治癒力があるからでしょう。
 どんな不幸からもいずれは立ち直り(それを忘れて)ふつうに生活できるようになれるのも、心の自然治癒力があるから、と言ってもいいのではないでしょうか。

 自然治癒力を十分に働かせるためには、体の状態だけでなく、心の状態も良好に保つこと、中でも、まず第一に希望をもつことが大事なのだと思います。

 希望がもてれば、心の中が明るくなります。
 さらに、より具体的な将来の幸せをイメージすることができれば、ワクワク・ドキドキのような期待感と、目的意識のある強い気もちをもつことができるでしょう。
 そのような心の状態が、人間が本来もっている自然治癒力を充分に働かせ、病気や不幸を治すことにつながるのではないかと思います。

 病気や不幸を(悪い意味で)あきらめたり、医者任せ・人頼みにせず、病気が治る(幸せになれる)という希望をもって、自分が今できること(たとえば、体の栄養・休養・運動と心の栄養・休養・運動など)にベストを尽くすことが自分にとっていちばん大切なのではないでしょうか。



   

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◇「病気になった時の考え方

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