しあわせ日記

5月29日(月) 病気は自己を成長させるチャンス

  『快癒力』(篠原佳年)より
 病気になることは、ものの本質、すなわち何が自分にとって大事なことなのか、ということを「気づかせ」てもらうための、またとない機会なのではないか、と考えるようになったのです。

 病気にならなければ「考えない」「わからない」ことが絶対にある。そういうことを考えるチャンスを与えるために病気が与えられているのかもしれない。そういう見方もできます。
 病気は自己を成長させるよいチャンスといえます。
 何が自分にとって大事なことなのか?
 ふだん、なかなか気づけないことが多いのではないでしょうか。

 病気になった時、不幸なことがあった時には、何か気づけることがあるかもしれません。
 たとえば、健康の大切さ、平穏無事のありがたさ、何かができることの喜び、まわりの人のありがたさ・大切さ、自由の幸せ、・・・。

 自分が実際に体験してみなければ、本当にはわからないこともあるのでしょう。
 また、その病気や不幸がなければ、いっさい考えないこともあるでしょう。
 また、時間に追われずにじっくり考えることはめったいにないという人が多いのではないでしょうか。

 「自分を育てる」ことを人生目標にする人にとっては、「すべてのことはいい経験」になるのでしょうが、中でも病気や不幸になった時にはすごくいい経験にすることができるのではないでしょうか。
 そういう意味で、「このこと(病気/不幸)は自分を育てるいいチャンス」と考えられるといいのでしょう。

 病気や不幸になって、落ち込んで暗い気もちになっていてもしかたがありません。
 「自分を育てるいい機会」ととらえ、「何が自分にとって大事なこと/大切なものなのだろうか?」とよく考えてみれば、何か気づけることがあり、きっと人生の中での貴重な経験になるのではないでしょうか。
 そういう心のあり方(姿勢・状態)が、病気や不幸からの回復を早める力にもなるのだと思います。

 以上のようなことがすごく難しいことのように感じられ、「私にはできない」と思う人もいるでしょうが、「不幸を幸せに変える」ことは、心がければ、誰にでもできるようになれることだと思います。



   

次の日の日記

◇「病気になった時の考え方

ホームページ