しあわせ日記
忘れられる幸せ
『どうにもならないことは、忘れることが幸福だ』 ドイツのことわざ
世の中、そして人生には、(今の自分には)どうにもならないことがあります。
それが不幸なことである場合、それを思い起こすたびに不幸な気もちになってしまいます。
そういうことは、忘れられるといいのですが・・・。
「忘れられない」と悩む人は、なかなか立ち直れないでしょう。
「忘れよう、忘れよう」と思っても、忘れられるものではありません(返って、逆効果)。「忘れられない」と悩み苦しむのは、心の傷を自分でつっついているからかもしれません。
「忘れられなくてもいい」と考え、「こんなことを考えるより、○○しよう」のように心を切り替えられればいいのです。
それができるようになると、自然と忘れていくのではないかと思います。
イヤなことを忘れる(考えない)ために、何かをやるというのも一つの方法です。
たとえば、新しいことを始める、他人に興味を持つ、人を幸せにすること、愛、・・・。
集中できることや没頭できることや夢中になれることだと、よりいいでしょう。
やるべきことがある時には、「今だけは」と今やることに集中するように心がければいいのです。
“忘れる”というのは、人間がもっている素晴らしい能力の一つだと思います。
忘れられるから、どんなに不幸なことからも立ち直ることができるのだと思います。
記憶のどこかに残っていても、忘れて生活することができます。いいことがあれば笑ったり喜んだり楽しんだりできるようになるのです。
今を大切にするように心がけることで、(現在抱えている問題も含めて)不幸を忘れて(それなりに)幸せに暮らせるようになるといいのではないでしょうか。