読書日記

　　集中できる目標

　『フロー体験　喜びの現象学』（Ｍ・チクセントミハイ）より、
　楽しさの現象学は８つの主要な構成要素をもっている。
　第二に、自分のしていることに集中できなければならない。

　ある状況のもとで挑戦目標を達成するためにすべての能力が発揮されねばならない時、注意は完全にその活動に吸収される。すべての注意は必要な刺激に集中している。

　人がつまらない目標を選べば、その達成が楽しさをもたらさないのは当然である。
　フロー状態になるためには、それに集中できることが肝心です。
　いちばん望ましいのは、自分が好きなことや得意なことや向いていることなどで、自ずと集中できることでしょう。

　また、自分の能力に合った目標を設定したり、ライバルがいたり、誰かのためを意識したり、・・・ゲーム性を加えるなど、様々な工夫をすることで楽しめたり、一所懸命になれたり、集中できる場合もあるでしょう。

　その人の集中力にもよるでしょう。「集中力がない」という人もいると思いますが、まったくない人はいないと思います。たとえば、テレビやゲームなどに集中できることがあるのではないでしょうか。自分が集中しやすいことを選び、集中する工夫をすれば、集中力を高めることは可能だと思います。

　「集中する」ことを意識するよりも、「楽しむ」ことを意識して工夫したほうがいいのかもしれません。
　楽しめるようになれば、それだけ自然に集中できるようになれるでしょう。



　　　

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