読書日記

  人間本来の仏の心を使う

 『魂をゆさぶる禅の名言』(高田明和)より、
 釈尊(お釈迦さま)は禅によって悟られましたが、その時に次のように言われました。
 不思議だ。悟ってみると生きとし生けるものはことごとく仏と同じような智慧を持ち、慈悲の心を備えている。自分に執着し、自他を区別するのでこのことに気がつかないのだ。妄想さえ少なくすれば、人間なら誰でも持っているこの本来の仏の心を使うことができる。
 人間は、本来誰でも、幸せになる(仏の)心を持っているのでしょう。
 慈悲の心も備わっているのでしょう。

 ところが、人間はともすると不幸になる心の働きをしてしまいがちです。
 私心に執らわれたり他人を尊重できなかったり、様々な不幸になる考え方をしてしまいます。
 執われない心、無我の心などの、人間が本来持っている幸せになれる心を使うことができるといいのでしょう。
 幸不幸は自分の心が決めるのです。幸せになれるように心を制御できるようになるといいのではないでしょうか。

 幸せになるためにいちばん大切なのは“素直な心”ではないかと思います。
 自分のまわりのもの(物・人・事)を素直な心で見れば、たくさんの幸せに気づけるはずです。そしたら素直に幸せを感じればいいのです。自分が感じた幸せを素直に信じ、「幸せだなぁ」と思えるといいのです。

幸せは、気づく 感じる、信じる 思う  4つ合わせて しあわせ



   

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魂をゆさぶる禅の名言』高田明和

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