読書日記

  心を制御する

 『「釈迦」の遺言』(志村武)より、
 心というものは、捉えがたく、さわがしい。しかも、欲につられて何処へでも行ってしまう。
 これを制御するほどよいことはない。制御せられた心は、おのずから安楽をもたらすからだ。
 人の心の中のおしゃべりは(無意識に)絶えず行われています。それに伴って感情も変化し、時にさわがしいこともあるでしょう。
 人(の心)は欲に駆られて動いているのです。欲があるから幸せになれるのですが、求めすぎると不幸になってしまいます。
 そんな自分の心を捉えるのは難しいのでしょう。

 だからこそ、心をコントロールすることができるといいのでしょう。
 自分の心を観察し、うまく欲を生かし幸せになれる心の働きができるようになれたらいいのでしょう。

 自分の心をうまく運転できるようになることで、穏やかな心心の余裕のある大らかな心を手に入れられたらいいのではないでしょうか。



   

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「釈迦」の遺言』志村武

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