読書日記

　　欲を生活に生かす

　『人生談義』（松下幸之助）より、
　充実した人生を送るために大切なことは、欲を悪いものだと決めてしまわず、うまく生活に生かす工夫をすることです。
　そのためには欲の正しい使い方を知り、必要以上の欲を慎むことを忘れてはいけません。
　欲（望）は、誰にでもあるものであり、幸せの素にもなるものだと思います。
　自分の欲望に正直になることが、幸せになる第一歩かもしれません。

　一方、欲望のために不幸になる人もたくさんいます。悩みも欲望から発生していると考えることができます。
　幸せになれない原因・不幸の原因は、欲望の求め過ぎかもしれません。欲望の格下げをすれば、幸せになれる人が多いのではないでしょうか。

　自分に合った欲望をもつことが大事です。自分に得られる（可能性がある）欲望（かつ、自分が心から幸せになれる欲望）を求めることです。
　また、すべての欲望を求めることはできません。誰でも、時間やエネルギーやお金などに限りがあります。自分に得ることが可能なだけの欲望を選ぶ必要があります。
　また、一つの欲望をどの程度まで求めるかも問題です。必要以上の欲は慎んだほうがいいのでしょう。

　幸せになるためには、まず、自分が何を欲しているのか、どのようなことを望んでいるかを知ることなのかもしれません。
　その中から自分の人生の中で得られる欲望を選んで、少しずつ満たしていけたらいいのではないでしょうか。



　　　

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『人生談義』松下幸之助

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