しあわせ日記
9月21日(火)マニュアル
「心の運転マニュアル本」というのが本棚に。「ブッタとシッタカブッタ」(小泉吉宏/メディアファクトリー)のサブタイトルでした。
私は、マニュアルとかハウトゥーとか、好きです。
人が時間をかけて考え・習得したことなどを短時間に知ることができるからだと思います。でも、それをどう使うかは、あくまでも自分の問題です。自分の役に立つことが見つかればそれでよし、自分が考えるヒントになればそれでもいいし、反面教師にでもなれば価値はあったと思います。
このホームページが、幸せマニュアルや幸せのハウトゥーものとして、少しでも人の役に立てたら、とても幸せだと思います。
ところで、心を運転することはできるのでしょうか?
少し考えてみようと思います。
9月22日(水)“心”って
はたして、心は自分の思うように運転できるのでしょうか?
ところで、心を運転するってどういうことでしょうか?
その前に、“心”って何でしょうか?
“心”がどこにあるか、はここではおいておくことにします。
心が「痛い」「苦しい」などと言います。心は感じるもののようです。
心模様というのは「気分」のことでしょうか。
心をいい状態にする・保つということが、心を運転することのような気がします。
「心変わり」「心がけ」という言葉があります。心は「考え」や「気もち(意志)」のことでしょうか。自分の考えや気もちを思いどおりにコントロールすることが心の運転のような気もします。
心が「強い」とか「弱い」というのは、心のどんな能力の強弱なのでしょうか。心がみだれずに安定させておけることが大事だとは思います。
“心”って何だかよくわかりませんが、心をうまく運転できたらいいな、とは思います。
9月23日(木)心の働き
心を運転するためには、心の働きを知ることが大切です。
心はどういう時にどうなって、どうするとどうなるかを知っていれば、自分の思うように動かすために役立ちます。
自分が考えることが自分が感じることに大きな影響を与えていることは、「楽天主義セラピー」で学びました。不幸になる考え方をしないようにし、幸せになる考え方を心がけることは、幸せに暮らすためにいちばん大きいと思います。
また、「自分はこういう時に幸せになれる」「何をすると幸せな気分になれる」「自分はこういう時にイヤな気持ちになるクセがある」など、自分の心の働きの傾向やクセを知ることも役に立ちます。
自分の心の働きを知るためには、自分のしたこと・その時に考えていたこと・その時にどう感じたかということを省みるのがいいと思います。それを知るチャンスは、自分が幸せを感じた時とイヤな気もちになった時です。
自分の心を幸せな方向に働かせることが、心のいい運転のしかただと思います。
9月24日(金)目的地と目的
ところで、心の運転の目的地はどこでしょうか?
「旅の目的は、目的地に行くことではなく、旅を愉しむこと」のようによく言われます。人は、目的ではなく、目的地を意識しがちなような気もします。それも到達するのが難しいような場所を目指しがちです。
心の目的地が「幸せ」だと考える人は、大きめな幸せを求めているのではないでしょうか。心の目的が「いい気分・幸せな感じをキープすること」と考える人は、小さな幸せを大切にする人だと思います。
私にはいくつかの夢がありますが、その目的として重視するのは、「達成」ではなく「過程」です。夢を持って生きる今の幸せを大切にしたいと思っています。私にとって夢は、目的地ではなく、(幸せに暮らすという)目的を維持するための手段の1つです。
幸せに暮らすとか、今を大切にして過ごすというような目的を持って生活することは、とってもいいことだと思います。でも、そういう目的を持って生きている人は少ないような気がします。
目的地を持っていることはいいことだと思います。でも、その目的を忘れてはいけません。
では、人生の目的はなんでしょうか?
その答えは、人それぞれだと思います。また、その答えはみんな「幸せ」ではないかとも思います。人それぞれの幸せがある、ということでしょうか。
さて、あなたの人生の目的は?
9月25日(土)もうひとりの自分
ところで、自分の心の運転手は誰でしょうか?
もちろん自分であることは間違いありません。
私は、“もうひとりの自分”という考え方をします。
ひとりの自分の中にはいろいろな自分がいます。
くよくよしてしまう自分や不幸に陥ってしまう自分もいます。
でも、そういう自分を助けようとする自分もいます。
私は元来、くよくよしやすい人間です。だから、幸せについていろいろ考えるようになったわけです。今でも否定的な考え方をしてしまう自分がいるから、工夫や努力を続けているわけです。
私は、くよくよしてしまう自分も(ハオハオと)受け入れています。でも今は、そんな自分を助け・幸せになろうとする自分がいます。私の幸せになろうとする自分は少しずつ成長してきています。
『幸せになる方法』の中でも「幸せになる方法の身につけ方」の1つとして、もうひとりの自分を目覚めさせ、育てるということを書きました。
自分の心を幸せの方向に運転する運転手として、自分を幸せにする“もうひとりの自分”の能力を向上させられたら、と思います。
そのためには、自分を幸せにする“もうひとりの自分”の存在を知り、その自分を活かすという考え方も1つの方法だとは思います。
9月26日(日)運転できない?
自分が不幸なのはしょうがない、自分の性格は変えられない、自分は弱い、自分が否定的に考えるクセは直らない、・・・このような(ほとんどは無意識の)考えは「自分の心は運転できない」というのと同じようなものです。
このように考えてしまうと、自ら運転しようという気さえ起こらないでしょう。
まずは、弱い自分/自分に欠点があること/否定的な考えをしてしまう自分などは(ハオハオと)受け入れることです。でも、自分を助けようとする/幸せにしようとする自分もいることを自覚することが大切だと思います。
また、「完全に助けなければならない」と考えたら、その方法は見つからないことが多いでしょう。
少しでも今よりラクになれる方法なら必ず見つかると思います。
また、自分を助ける方法を見つける方法も役に立ちます。紙に書いて考えてみよう、人に相談してみよう、いい本を探してみよう、幸せのホームページでヒントを探してみよう、・・・。
まず、自分を助けよう/自分を幸せにしようという考えが起きなければ(もしくは、そういうもうひとりの自分がいなければ)、自ら自分を救い・幸せにすることはできません。
「自分の心は運転できない」とあきらめずに、「幸せの方向に向かって運転しよう」という気もちが何よりも大切なのだと思います。
9月27日(月)実感
「もうひとりの自分なんてわからない」「自分の心を運転するなんて実感がわかない」という人もいるかと思います。どちらも(比喩的な)考え方の1つです。ピンと来ない人はムリに取り入れることはありません。
「自分の心はコントロールなんてできない」「どうしたら自分の心をコントロールできるわからない」という人は、簡単なことを1つ試してみてください。「ハオハオ」「そのままでいいよ」「なるようになる」「○○たらいいな」など、どれでもいいから1つ、実際にやってみてください。その結果、自分の心がどう変わるか、実感してみてください。
なんらかの効果があったとしたら、自分の心をコントロールすること、心を運転することが可能だということはわかるでしょう。心のコントロール、心の運転がうまくなれば、もっと効果がでます。
結局、自分でやってみなければわからない。自分でその効果を実感しなければ信じられない。実感しながら、工夫や努力を積み重ねることで、少しずつ自分の身についていくものだと思います。
9月28日(火)アクセル
自分のイヤな気もちに気づいたら、早めにブレーキをかけたほうがいい。不幸に陥りやすい人はいつまでもブレーキをかけずにどんどん落ち込んでいきます。ブレーキは早いうち、スピードがでていないうちのほうがききやすい。
実際にはその時考えていたこと(不幸になる考え)を、考えるのをストップするか、考え方の方向を変えればいいわけです。
自分の心のアクセルを踏んだほうがいいこともあります。ブレーキを踏んだまま何もしなければ、めったに幸せにはなれません。自分が幸せになれることに向かって前進する必要がある時があります。
自分がやりたいことがあっても、やってみればいいことがあるかもしれないのに、実際にはなかなかできない時もあります。そんな時、自分を元気づけたり、思い切ってできるように背中を押してあげることも大切だと思います。
例えば、「だいじょうぶ」「きっとうまくいく」「やってみなけりゃわからない」「やってから考えよう」「ダメでもともと」「何もしないよりいいんじゃないか」「いい経験だと思って」「なるようになる」「うまくいったらいいな」「元気を出してやってみよう」・・・。
人は、自分を助けたり、自分を励ましたりすることができるのです。それをしようとしないのは自分にやさしくないと思います。いちばん大切な自分を守り・幸せにしようとすることは、当たり前で、生きる上で重要なことだと思います。
9月29日(水)運転しようとしてる?
心の運転もそうやさしいことではありません。心の運転も少しずつ上達していくものだと思います。
と言っても、「自分にはできない」と決めつけていたら、運転しようとしないし、逆に苦しい時に「私にはできない、できない」とフラフラしたり暴走したりしやすくなるのではないでしょうか。
「今はうまくできないけど、努力すればいつかはできるようになる」のように考えられれば、と思います。
ここで大事なのは、「努力すれば」ということです。
自分の心をコントロールしようと試み・工夫・努力を続けていれば、少しずつ上達し、少しずつうまくできるようになるものだと思います。
9月30日(木)心という“馬”
運転というと自動車を連想しがちだと思いますが、心の場合には“馬”に乗ることをイメージしたほうがよさそうです。ほうっておくと勝手に走り回ってしまう心の部分は“馬”で、それに乗っているのが“もうひとりの自分”(やはり心の一部)です。
馬をうまく乗りこなせるようになるためには、乗り方の基本を知り、実際に乗って上達を目指す必要があります。見ているだけや、ただ乗っているたけでは、いつまでたっても馬は自分の思い通りには動いてくれません。
また、馬と仲良くなることも大切なことだと思います。馬は心のある生き物です。馬の機嫌をよくするように心がけて接し、心を通わせて仲良くなったほうがいいと思います。
心という“馬”も同様だと思います。そのためには馬を大切にするのがいいと思います。
馬は人を見る、と言います。なめられると言うことを聞いてくれないそうです。心の馬にも、ビクビクしたり、自信がなかったり、ボーとしていたら、なめられてしまうと思います。しっかりした気もちを持って馬に言うことを聞かせるようにしなければなりません。やはり馬よりも強くならなくては。
あなたは、しっかりした気もちで自分の心をコントロールしようとしていますか?