読書日記

  感情の裏の思考

 『心のシンプルライフ』(ヒュー・プレイサー)より、
 感情というものは考えが何もないところに忽然と生じることはありません。すべての感情の裏には何らかの思考が働いています。
 感情の第一波を感じたら、それをひき起こしている根っこの考えを暴く――これが自由になる基本ステップなのです。
 自分にとって有害なその考えを、別な考えと入れ替えることです。
 感情の裏にはその感情を生むような思考があるのです。
 第一の感情は、何かがあった際の受けとめ方です。
 たとえば、イヤなことがあった時に「イヤだな(間違っている/損だなど)」と思うのと、「こういうこともある」と考えるのでは、生じる感情はけっこう違います。
 反対に、いいことがあった時に「いいなぁ(よかった/うれしいなど)」と思えるのと、「当たり前」と思うのでは、生じる感情は違います(物事の受けとめ方に関する幸せになる考え方)。

 一時的な感情は何も考えなければ、徐々に小さくなっていきます。一つの感情が大きくなったり長く続いたりするのは、そういう思考をしているからです。
 悪感情が強くなるのは不幸になる考え方をしているからです。悪感情が長く続くのは不幸になる考え方を続けているからです。
 反対に、幸せに気づいた時に想像力を働かせることで幸福感を高めたり持続したりすることも可能です。

 悪感情から逃れたいのなら、まず、その感情の裏にある不幸になる考え方に気づくこと。それをストップすること。そして、切り替えることです。
 それができるような幸せになる考え方を身につけていけるといいのではないでしょうか。



   

次の日の日記

最新の日記

心のシンプルライフ』ヒュー・プレイサー

ホームページ