読書日記

  「和ぎ」精神

 『自尊力』(邑井操)より、
 真に自尊力があり、さらに之を高めようと志す人々は、「和ぎ」精神をとり戻し、人をいとおしむ、そして人を生かしていこうとする、豊潤な心を持たねばうそである。
 「和ぎ」とは単に仲良くするといった交際上のテクニックではない。等しく不完全で悩み多き人間の性を理解し、共に手をつないでいこうとする積極的な心と態度をもって相手を包み込む温かくて広い精神をいうのである。
 真の自尊力のある人は、他尊力のある人であり、そういう自分をさらに高めようという真の向上心があれば、人に対する「和ぎ」精神をもつことができるのでしょう。

 「和ぎ」精神とは、思いやり親切からさらに積極的に、自分を生かすのと同様に人を生かすことができるのでしょう。
 誰にでも欠点があり、誰でも何かしら悩みや問題を抱えていることを理解し、困難を共にして相手の幸せを考えていけるのでしょう。

 「和ぎ」精神とは、愛の心と言ってもいいのではないかと思います。
 愛には、人を受け入れること、相手本位相手を幸せにすることを考えること、愛の行為実践することが含まれています。

 人間関係を良くする努力も大事だと思いますが、「和ぎ」精神や愛の心を養うように努力しながら、人を愛する幸せを感じて生きられるようになれたらいのではないでしょうか。



   

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自尊力』邑井操

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