読書日記

　　他尊力

　『自尊力』（邑井操）より、
　自分を尊ぶことを知らないものは、他人を尊ぶことなど分かるはずがない。
　自尊力のある人間であれば、他尊力も当然備わる。自分も大切、他の人も大切、そこが分かる人だから思いやりも出る。
　人間は一人では生きていけません。
　自分が幸せに暮らすためには、まわりの人を大切にしたほうがいいでしょう。

　大切にしたくても、大切にする方法を知らなければ、大切にはできません。
　自分を尊び、自分を大切にできる人は、他の人を尊び、大切にすることもできるでしょう。自分と同じようにすればいいのですから。

　人を大切にする能力があっても、それを使うかどうか、また別の話だと思います。自分が大切にしたい人を大切にすればいいのだと思います。
　また、人を大切にする能力をその相手にどの程度使うかも、問題です。丁重に扱う相手、思いやりをもって接する相手、親切にする相手、幸せにしたい相手、・・・相手によって違っていいのです。

　自分にできないことは人にもできない、というようなことは他にもいろいろあると思います。
　人を尊重したい、人にやさしくしたい、人を好きになりたい、人を大切にしたい、人を愛したいなどと思う人は、「まず自分から」始めてみてはいかがでしょうか。



　　　

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『自尊力』邑井操

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