相手本位

 「愛」の基本は、幸せにしたい人の幸せを考えることです。
 そこで、重要なのが「相手本位」に考えるということです。ともすると、「相手のため」と思いつつも自分本位の考えをしてしまうものです。
 相手本位に考えるためには、相手の身になって考えることだと思いますが、その前に相手を知ることが大切です。そのためには、相手に感心・興味をもち、相手をよく見て、相手の話をよくきき、相手の望むこと・喜ぶこと・幸せになれることを想像することだと思います。

 自分が幸せになるための方法を相手に当てはめる考え方を紹介したいと思います。
 自分が幸せになるためには、「幸せを感じて生きる」。では、相手を幸せにするためには、相手が幸せを感じられそうなことをしてあげる。自分がしてもらったら幸せだと思うことをしてあげる、など。
 自分が幸せになるためには、「明日の幸せを信じて生きる」。では、相手を幸せにするためには、相手が希望をもてるようにしてあげる。相手が落ち込んだりした時には、希望を失わないように支えてあげる。
 自分が幸せになるためには、「夢をもって生きる」。では、相手を幸せにするためには、相手の夢を尊重する、応援する、協力する、見守る。自分が幸せになるためには、「本当にやりたいことをやる」。では、相手を幸せにするためには、相手のやりたいことをやらしてあげる、見守る。
 自分が幸せになるためには、「人を幸せにする」。では、相手を幸せにするためには。相手が幸せにしたい人が自分以外なら、見守る。相手が幸せにしたい人が自分なら、相手の好意を素直に喜び、素直に表現する、お返しをする。
 自分が幸せになるためには、「不幸を幸せに変える」。では、相手を幸せにするためには、相手が不幸になった時には支えてあげる。時間をかけてでも「いい経験」にできるように支える。
 自分が幸せになるためには、「幸せに暮らせるような自分になる(自分を育てる)」。では、相手を幸せにするためには、相手の成長を助ける。相手を甘やかさない。

 相手を幸せにする考え方や方法はたくさんあります。それを本気になって考えられることが大切なのだと思います。その工夫を愉しめたら、なおいいと思います。



   

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