トップダウン・モデルでは、幸せか不幸せかは、性格特性などによって決められるものであり、普段から自分を幸せな人間だと認識している人は人生のさまざまな領域に満足を示すだろうし、普段から自分を不幸せな人間だと認識している人はさまざまな領域に不満を示すであろうことを予測する。幸せか不幸せかは、その人の心(性格・考え方など)によって決まるのか、その人の人生の中の現実(仕事・人間関係・出来事・お金など)によって決まるのか、ということなのでしょう。
逆に、ボトムアップ・モデルは、人生全体の満足度は、さまざまな領域でどれくらい満足しているかによって決まると予測するモデルで、ここでは個人の性格特性よりもむしろ人生のさまざまな領域での満足度の変動が、人生全体の満足度評価の変動を予測することになる。
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