読書日記

  所有物と幸福感

 『幸せを科学する』(大石繁宏)より、
 車、デザイナースーツ、最新の携帯などなど、他の所有物と幸福感の関係はどうであろうか。
 これらを所有することと幸福感の相関も低いようである。また、所有欲、購入欲の強い人は、全般的に満足度が低いという結果も出ており、必要以上のものを求めることで幸福感を向上させることは難しいようである。
 同じ消費でも、コンサートや旅行などの体験的消費のほうが、テレビや服などの物質的消費よりも幸福感により強く影響を与えるそうだ。
 欲しい物を買うことは、喜びであり、幸福感を得られるでしょう。
 でもそれは一時的であり、すぐに慣れてしまい、幸福感を感じられなくなってしまうのではないでしょうか。
 自分がもっている幸福を感じる習慣のない人は、なおさらです。

 所有欲や購入欲が強い人は、持っていないものへの欲(不満・不幸)のほうが持っているものへの満足(幸福)よりもたくさんあるのでしょう。
 求めすぎは不幸の元です。
 中でも、物を求めすぎないようにしたほうがいいようです。

 一方、コンサートや旅行などの体験的消費は幸福感に結びつきやすい、とのこと。
 それならば、お金で買った物を使って幸せな体験ができるといいのではないかと思います。たとえば、車を使って旅行や行楽を楽しむ、いい服を着て社交や行事を楽しむ・・・。
 でも、あまりお金を使わないで楽しめることが他にたくさんある、とも思いますが。

 大事なのは「今を楽しむ」こと、「幸せを感じる」こと。
 そのために、お金の使い方時間の使い方を考え直してみるといいのではないでしょうか。



   

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幸せを科学する』大石繁宏

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