読書日記
さまざまな才能
『幸せ上手』(渡辺淳一)より、
才能というものは、表面に現れているきらびやかなものだけを指しているわけではありません。
嫌なことをすぐに忘れられる才能、よく眠れる才能、叱られても耐えられる才能、一つのことに腰を落ち着けてじっくり構えられる才能もあれば、どんなものでも好き嫌いなく食べられる才能、いろいろなことに興味がもてるのも、また才能です。
そして、その多くは表面には出てこない、またごく身近な人以外にはわからないものです。
誰にでも、いろんな才能があるのだと思います。仕事に活かせるようなものだけが才能なのではないのです。
幸せになるためには、それ以外の見落とされがちな才能が役立つのだと思います。
たとえば、嫌なことをすぐに忘れられる才能、切り替えられる才能は、不幸を小さく・短時間ですませるために役立ちます。
忍耐力は大きな不幸を防止するために役立つでしょう。
一つのことに腰を落ち着けてじっくり構えられる才能は、仕事や目標達成で大きな力を発揮するでしょう。
なんでも食べられる才能、よく眠れる才能は、心身の健康をキープするために役立つでしょう。
いろんなことに関心や興味をもつ才能やおもしろさを発見できる能力は、自分の幸せの幅を広げるために役立ちます。
他にも幸せになる能力はいろいろあります。
幸せを感じる能力(自分の幸せに気づく能力/幸福感を十分に味わう能力)、気分よく生活する能力、気分転換の能力、幸せになる考え方の能力、幸せになる方法を実践する能力、人間関係で悩まない能力、人間関係を良くする能力、自分とうまくつきあう能力、自分を助ける能力、自分を幸せにする能力、希望をもつ能力、夢や目標をもって幸せに暮らす能力、人を受け入れる能力、人を幸せにする能力、悩みや問題があってもそれなりに幸せに暮らす能力、物事をいい経験にする能力、・・・。
大事なのは、このような能力は努力しだいで向上させることができるということです。
幸せになる能力を向上させていけば、それにつれて少しずつ幸せに(暮らせるように)なっていけるのだと思います。