幸せになる能力養成講座
第4講 自分の幸せに気づく能力(幸せを感じる能力その1)
幸せになるためにいちばん肝心なのは、幸せを感じる能力です。幸せになるとは、幸せを感じることを意味するからです。どんなにいいことがあっても、何を手に入れても、本人が幸せを感じられなければ意味がありません。
幸せを感じる能力の第一が、自分の幸せに気づく能力です。
うれしい、楽しい、やすらか、充実感などの感情は、幸せにつながるものですが、その自分の感情に気づかなければ、幸福感には至りません。
様々な自分の幸せな状況に気づかなければ、その時に幸せを感じることはできません。「幸せだなぁ」のように自覚できなくては、幸福感にはならないのです。
ここでは、自分の幸せに気づくための方法とその能力を高める方法を書きます。
(1)幸せ探し
より多くの自分の幸せに気づくためには、まず「幸せを感じよう」「幸せに暮らそう」と意識を持つことです。(第1講)
さらに積極的に、自ら幸せを探すことで自分の幸せに気づくことができます。人は自ら探している、求めている、焦点をあてている対象を見つけやすいのです。幸せ探しをすれば、幸せが見つかります。
「不幸を数えて暮らすより、幸せを数えて暮らそう」
自分の幸せ探しは、慣れれば必ず上達します。
(2)自分の幸せのレパートリーを増やす
幸せは一度見つけたら、それで終わりではありません。人は同じ幸せを何度も味わうことができます。(もちろん、人生に1度の幸せもあります)
見つけた幸せを新たに自分のレパートリーに追加すればいいのです。カラオケのレパートリーと同じです。レパートリーが増えればそれだけ、すぐに気づける幸せが増えます。
また、幸せのレパートリーの中から、その時に可能な幸せになる方法を考え、自ら実践することで幸福感を得ることもできるようになります。
(3)習慣やクセにしてしまう
自分の幸せに自然に気づけるようになるためには、習慣やクセにしてしまうのが一番有効だと思います。
幸せ探し、感謝、感心、幸せになる考え方などの習慣。「ハオハオ」や「幸せだなあ」などの口グセ。このようなものを一旦身につけてしまえば、無意識に幸せに気づけるようになれます。
(4)期待・希望
期待や希望をすること自体も一種の幸せなことですが、期待や希望したことが目の前に実現した時には、その幸せを見逃すことはまずありません。その時に得られる幸福感も高まります。
「○○たらいいな」と幸せな気分になりつつ、いろいろなことに軽く期待や希望をしてしまえばいいと思います。
人によっては、「○○になりますように」のような祈りが、期待や希望と同様な意味と効果を持つと思います。
自分の幸せに気づく能力が高くなれば、小さな幸せや気づきにくい幸せに気づけるようになり、多くの幸せを感じて暮らせるようになります。
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「不幸を数えて暮らすより、幸せを数えて暮らそう」
第5講 幸せを十分に感じる能力
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