人を受け入れる考え方

  人間関係であまり悩み苦しまなくなるために大事なのが、
   「人を受け入れる」ことだと思います。

  相手の悪い所は現実として受け入れる、
  相手のいい所は十分に受け入れる、ということです。

  「存在を受け入れる」
   嫌な人に対しては、
    「こういう人もいる」と相手の存在を受け入れる。
   いい人に対しては、
    「いてくれてよかった」と相手の存在を喜んで受け入れる。

  「出会いを受け入れる」
   嫌な人との出会いも、
    「こういうこともある」と現実を受け入れる。
   いい人との出会いは、
    「出会えて幸福」と喜んで受け入れる。

  「欠点・長所を受け入れる」
   相手の悪い所は、
    「こういう所もある」「こんな時もある」と受け入れる。
   相手のいい所は、
    「この人のこういう所がいい」と受け入れる。

  「過去の行為を受け入れる」
   相手がした嫌なことを、つい考えてしまった時には、
    「こういうこともあったが、このことを考えるのはよそう」
    と心がけ、受け流す。
   相手がしてくれたいいことについては、
    「おかげさまで」「ありがとう」と心の中で感謝する。

  「自分との違いを受け入れる」
   自分と違う所があっても、「人は人でいい」と受け入れ、
   「自分はこれでいい」と自分も受け入れ、
   「違っていていい」と違いを受け入れる。

  「性格・人格を受け入れる」
   嫌な人に対しては、
    「この人はこういう人」と現実を受け入れる。
   いい人に対しては、
    「この人のこういう所が好き」と受け入れる。

  このような考え方ができるようになれば、
   人間関係で悩み苦しむことは少なくなるでしょう。

  人が変わることを(無意識にでも)期待しているうちは
   人間関係で嫌な思いをしやすいでしょう。
  人を受け入れられるように、
   自分の考え方を変えたほうがいいのではないでしょうか。

  相手への考え方が変われば、相手から受ける感じ方が変わり、
   相手への態度が変わり、(それが伝わって相手も変わり、)
   相手との関係も好い方向に変わることが多くなるでしょう。

  相手をそう思えるかどうかではなく、
   そう考えるように心がけることが大事なのです。
  心がけを続ければ、少しずつ、そう思えるようになるでしょう。

  人を受け入れる能力が向上すれば、それだけ
   人間としても成長できるのではないでしょうか。




    ◇「人は人

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