おすすめの幸せになる方法 幸せになる考え方
私は平素、幸せになる考え方を心がけています。
その中から見つけた幸せになる考え方(のパターンやフレーズ)を紹介してきました。
(メルマガ『不幸になる考え方/幸せになる考え方』も発行しています)
ここでは、幸せになる考え方をするための方法をまとめてみようと思います。
1.幸せになる考え方を心がける
2.幸せになる考え方とは
3.自分が考えることと感じることを知る
4.3つのレベルの幸せになる考え方
5.今の気分をよくするための幸せになる考え方
6.1つ1つ考える
1.幸せになる考え方を心がける
基本的な方法は、「今(このことに関して)幸せになる考え方はどのようなものか?」と問いかける習慣です。その時々で、必ず幸せになる考え方があると思います。少なくとも、「より幸せになる考え方はどれか?」のように選択したいと思っています。
もう1つは、イヤな感じがした時に、「自分は不幸になる考え方をしているのではないか?」という問いかけです。その答えは必ず「Yes」だと、私は考えています。どんなことが起きても、イヤな感情を増幅するのは自分の考え方だと思っているからです。それができないのは、考えが足りないか、自分がまだ未熟だからです。
人間の悪感情発生の原因は起こった出来事ですが、それを続けたり、大きくしてしまうのは、自分の考え方です。
「イヤな感情を大きくし、長引かせるのは、自分の考え」と理解していれば、「では、幸せになる考え方はどのようなものか?」に対して、「必ず良い答えはあるはず」と考えることができます。すぐにいい答えは出なくても、探し続ければ必ず見つかります。
「幸せになる考え方」を求め続ける習慣が、成果を生むのだと思います。
2.幸せになる考え方とは
幸せになる考え方を心がける時には、理屈よりも気もち、頭よりも心を優先します。いくら正しい考え方でも、その時々では自分の幸せにならなかったり、かえって不幸になってしまうこともあります。
「100%正しい忠告はまず役に立たない」
(「こころの処方箋」河合隼雄・新潮社)
思うようにできないこと(すぐに、うまく、立派に、など)、自分ではどうしようもないこと(変えられないこと、社会のこと、人のこと、など)、人と意見や価値観が合わないこと、欠点があること、わからないこと、問題が残ったままのこと、等々。
これらのことを、何がなんでも解消しなければならない、と考えるのは不幸になる考え方になります。簡単にできることなら、最初から問題にはなりません。
まずは、そういうことがあることを受け入れること(「しょうがない」「ハオハオ」)です。
それから、幸せになる考え方を探すことです。「〜たらいいな」「今は××だけど、いつかは○○」「そのままでいいよ」など。
「より正しい」考え方より、「より幸せな」考え方を心がけましょう。(場合によっては、「より不幸にならない」考え方。「不幸でない幸せ」もあります)
幸せの価値判断は、あくまでもその時の自分の心が決めるものです。
自分を苦しめる考え方は、いくら正しくても、その時の自分にとっては、幸せになる考え方ではありません。
3.自分が考えることと感じることを知る
人は考えている内容によって感情が変化します。イヤなことを考えている時にはイヤな感じがし、幸せなことを考えている時には幸せな感じがします。
ですから、幸せになる考え方をすることが、1つの大きな幸せになる方法なのです。
まずは、自分がどういう考えをするとどういう感じがするか、を知ることが大切です。
(1)イヤな感じがした時に、何を考えていたかを知る
イヤな感じがした時に、「自分は何を考えていたのだろう?」と省みてください。
その時点で省みる余裕がない時には、「(ハオハオ)後で考え直してみよう」ですませて、その時を大事にしてください。もし後で忘れてしまった場合には、それは大したことない問題です。忘れていいのです。
1日の終わりとか、時間をつくって、最近イヤな感じがした時のことを思い出してみてください。そして、自分にはどういう時にどういうことを考えてイヤな感じになるクセがあることを知ってください。できれば、幸せになる考え方ができるようになる練習をしてみてください。
(2)幸せになれそうな考え方を試してみる
本やこのホームページを読んだ中で、自分も幸せになれそう(イヤな感じが軽くなれそう)だと思える考え方を自分で試してみてください。
とりあえずは、「今度こういう時には、この考え方を使ってみよう」と言い、生活の中でそのチャンスがあったら試してみてください。どんな感じがするかを知ってください。
少しでも幸せになれたと思えたら、また使ってみましょう。効果がないと思ったら、やめてもかまいません。できれば、より幸せを感じられるような自分なりの工夫(アレンジ)をしてみてください。
自分の幸せになれる考え方のレパートリーを1つ1つ増やしていきましょう。
(3)しあわせ日記を書いてみる
日記といっても、毎日書く必要はありません。
イヤなことがあった日には、そのことを書き、できるだけ幸せになれるような考え方を書いて終わる。
いいことがあった日には、そのことから幸せを十分に感じられるような考え方を書く。
特に何もない日には、幸せになれることを考えて書きます。例えば、近々の幸せになれる計画、自分の夢のこと、幸せにしたい人のこと、など。
書いた後で自分で読み直して、どんな感じがするか知ってください。幸せになれかったら、幸せになれるように書き直してください。書き終わり方が幸せな感じになればいいのです。
しあわせ日記で書いた自分の幸せになれる考え方は、少しずつ実際の生活の中に浸透していき、幸せに暮らすために役立ちます。
自分がこういう考え方をするとイヤな感じがする。イヤな感じがした時に、こういう考え方をすればイヤな感じが減少し、心がラクになれる。こういう考え方をすると幸せな感じがする。こういうことを知れば、より幸せになる考え方ができるようになります。
4.3つのレベルの幸せになる考え方
まず、問題解決の目標を設定するを読んでください。
この中では、問題に対して次の3つの目標を設定することをすすめています。
(1)小目標 問題によるイヤな気分を軽くする
(2)中目標 問題に適切に取り組む
(3)大目標 自分の成長を人生目標とする
幸せになる考え方にも、同様に3つのレベルのものがあります。
(1)今の気分がより幸せになる考え方
何かでイヤな気分になっている自分に気づいた時には、イヤな気分を軽減できたり、幸せな気分になれるような考え方をすることが、まず第一に重要です。
小さな問題は「ハオハオ」や「ひと言でかたずける」などの方法で、できるだけ早く気分を回復したほうがいい。
重大な問題は、「落ち着いて考えよう」「後で考え直そう」などと、とりあえず棚上げしましょう。気分が悪いままで考えると、不幸になる考えをしがちです。
幸せになる考え方を心がけ、他の幸せになる方法を実践することで、幸せな気分になれるようにしましょう。
(2)少し先に幸せになる考え方(目標達成・問題解決など)
問題を抱えている場合、まず現状を受け入れ、希望を持ち、どうすれば幸せになれるか(「ハオハオ、ホープホープ、ハウハウ」)をちゃんと考えましょう。混乱してきたら、問題に取り組む姿勢をチェックしてみてください。大きな問題は、時間を限って考え、慎重に考えたほうがいいと思います。
(3)幸せな人生にするための考え方
イヤな気分になることも不幸な出来事も、人生の中で考えれば、いい経験となり、自分を育てる材料と考えることができます。
自分を育て、自分の幸せになる能力を向上させることが、将来の幸せにつながります。
イヤな気もちになることも自分を知る手がかりになります。
どんな不幸なことも、いつかは幸せに変えることができます。
イヤな気分になった時、問題や困難に直面した時、不幸な出来事に遭った時、3つのレベルの幸せになる考え方を心がけてみてください。
「長寿の秘訣は、クヨクヨしないこと」とインタビューに答えるお年寄りがたくさんいます。クヨクヨ考えずに、幸せになるように考えましょう。
5.今の気分をよくするための幸せになる考え方
イヤなことがあった、問題・悩みがある、将来の不安・心配などで、イヤな気分になることは、誰にでもあります。幸せに暮らすためには、そういう時にイヤな気分をうまくコントロールすることが大切です。
その問題が解消しない限りイヤな気分はなくならない、としたら大変です。すぐに解決できない問題もあるし、問題は次から次へと発生します。
その問題にうまく対処するためにも、気分よく保つことが大事です。悪い気分のままで問題を考えると、否定的な考え方をしがちです。そういう状態では、冷静な判断が難しくなり、あやまちを犯しやすくなります。
悪い気分を続けると、精神的に疲れます。健康にもよくありません。いい気分になれれば、心身ともに癒すことができます。
(1)現実を受け入れる
まずは、イヤなことがあってもハオハオ、問題や悩みがあってもハオハオ、自分の否定的な考えや感情があることもハオハオと思うことです。
また、「私には、こういう時にイヤな気持ちになるクセがある」と気づくことができれば、それだけでイヤな気分は相当に落ち着きます。
(2)もう少し気分がよくなれたらいいな
自分の気分や感情はなりゆきまかせでコントロールできない、とあきらめないことです。
自分の気分や感情は、幸せになる考え方を心がけ、気分転換をはかることである程度はコントロールできる、と信じることです。
どんな感情も必ずおさまる時がきます。「今は悲しいけど、いつかはこの悲しみもおさまる」のような考え方ができます。
そして、もう少し気分がよくなれたらいいな、と思いましょう。気分が悪い時なら、少しは気分をよくする方法は必ずあります。
(3)幸せになる考え方を心がける
「自分は不幸になる考え方をしているのではないか?」「今(このことに関して)幸せになる考え方は?」と自問することです。
「自分は不幸を数えていないか?」
yesなら、「不幸を数えて暮らすより、幸せを数えて暮らそう」。
「考えすぎではないか?」
yesなら、「考えることはいいこと、考えすぎは不幸の素」。
「1年たったら忘れてしまうこと?」「一時の事?」なら、
「まぁ、いいか」「なるようになる」など。
このような考え方が役に立つと思います。
(4)気分転換法を実践する
緊急な問題でなければ、気分転換をはかりましょう。
緊急な場合でも、深呼吸をする、「落ち着いて、落ち着いて」のようなひと言などの小さな気分転換法があります。「怒りが爆発しそうになったら、10数えよう」とよく言われます。
急を要する問題でなければ、ひとまずイヤな気分を軽くすることが大切です。余裕があれば、その問題から一時的に離れてみるのがいい。
気分転換にいいのは、自分が好きなこと・夢中になれること、身体を動かすこと、外部(自然、仲のいい人など)と接触すること、など。
自分なりの気分転換法をたくさん持っているといい。こういう時にはこれが一番、のようなものがあれば、確実に効果があります。
できるだけ気分よく生活することを心がけましょう。
自分の気分をうまくコントロールしながら、人生の中で発生する問題を1つ1つ考えていきましょう。幸せに暮らすために。
6.1つ1つ考える
人生相談を読んでいると、いろいろな問題を次から次へと書き連ねていることがよくあります。例えば、次のようなものです。
仕事の内容と人間関係が合わずに、会社を辞めました。親は昔から、私が傷つくことばかり言います。友達もいません。夢も希望もなく、誰にも愛されていないと思うとたまらなくなります。
このように、問題をどんどんつけ足して考えたら、答えは見つからないし、気分は落ち込むばかりです。
現実的には、1つ1つの問題を別々に考えることが必要です。
小さな問題はできるたけ問題にせず、かたづけられる問題はちゃんと終わりにすることです。また、過去の問題や将来の心配などを必要以上につけ加えないことです。
1つ1つ問題を考えるのにいいのは、紙に書いて考える方法だと思います。紙に書くことで問題を整理することができます。同じ考えを繰り返さずにすみます。読み返してみることで少しは客観的に考え直すことができます。かたづいた問題は線を引いて消してしまえば、きちんと終わりにすることができます。
時間を置いて考え直す時には、前に考えたことをはっきりと思い出し、次に考えをすすめることができます。
重要な問題・難しい問題は、すぐに答えがでない場合も多いと思います。そんな時には、時間を限って考えたほうがいい。
また、大きな問題は部分やステップに分割して、小さな問題にして、1つ1つ考えて解決していくのがいい。
そして何よりも大切なのは、幸せになる考え方を心がけることです。
◇幸せになる考え方のホームページ
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