幸せになる考え方
次のような考え方を生活の中でできるようになって、幸せに暮らしましょう。
「○○はいいこと、○○すぎるのはよくないこと」
「考えるのはいいこと、考えすぎは不幸の素」
「××もあるけど、○○もある」
「今は××だけど、いつかは○○」
「こんな××のためにイヤな気分になるのは損だ」
「私には、こういう時にイヤな気持ちになるクセがある」
「××、ではどうしたらいいか」
「イヤなことを考えているのに気づいたら、
何かいいことを始めよう」
「いいきっかけにする」
「不幸を数えて暮らすより、幸せを数えて暮らそう」
「いいように考える」
「○○もよし、□□もよし?」
「それはそれ、これはこれ」
「○○たらいいな」
「そのままでいいよ」
「人は人、自分は自分」
「なりたい自分なら?」
「自分に○○してあげる」
不安を感じた時には
「1年たったら忘れてしまうこと?」
「一時の事」
「なるようになる」
「いい経験」
「もう1つの方法は?」
「道は1つではない」
「基本的に幸せ」
幸せになる呪文
◆『幸せになる考え方』のホームページ
幸せのホームページ
幸せになる考え方
「○○はいいこと、○○すぎるのはよくないこと」
「考えるのはいいこと、考えすぎるのはよくないこと」
「遊ぶのはいいこと、遊びすぎるのはよくないこと」
「慎重なのはいいこと、慎重すぎるのはよくないこと」
これらのように、○○に適当な言葉を入れて使います。
目的は、悪い状況に気づいた時に、早く原因を知り対処することです。
悪い状況とは、イヤな感じ、気分が悪いなどの心理的なこと、
疲れた、胃が痛い、体調が悪いなどの身体的なこと、
うまくいかない、行動できないなどの事象的なこと。
自分の悪い状況に気づいたら、「○○しすぎかな」と自問してみる。
原因がわかれば、考え方を変える、休む、気分転換をする、やり方を変えるなどの対処ができます。
ここで1つ注意することは「○○しすぎはよくないこと」の、よくないのは「すぎる」ことであって「○○」ではない、ということです。
「気を使いすぎることはよくない」からといって、「まったく気を使わなければいい」と考えるのは間違いです。「気を使いすぎない程度に気を使う」のがいいのです。ですから、「○○はいいこと」が頭についているのです。
次に問題になるのは、「すぎる」の基準です。
「すぎる」と気分がよくなくなったり、精神的に苦しくなったり、体調が悪くなったりします。もっとひどくなると、身体や心の健康を害してしまいます。とにかく幸せに過ごせなくなります。
どこかでストップをかけなければなりません。
その基準は人それぞれです。自分の身体や心の状態・強さ、自分の価値観やポリシーなどで判断するしかありません。
ほんの少し気分がよくないだけでやめてしまうのも、いつまでも悪い状況のまま続けてしまうのも、問題があると思います。
その場で考えて判断すればいいと思います。よく考えたのなら、どちらでもいいと思います。
もし、あなたが苦しいほどに悩んでいたら、「考えすぎではないか?」
もし、あなたが人の目が気になってしょうがないなら、
「気にしすぎではないか?」
もし、あなたが慢性的に疲れているなら、
「働きすぎか、遊びすぎではないか?」
こんなふうに考えてみてください。そして、「○○はいいこと、○○すぎはよくないこと」を適当に自分でアレンジして、言葉にしてみてください。
「考えることはいいこと、考えすぎると苦しくなる」
「遊ぶのはいいこと、遊びすぎなければ問題なし」
「求めることはいいこと、求めすぎると、
とらわれてしまうから不幸になる」
「幸せはいいこと、幸せすぎるということはない。(例外)
すっごく幸せなことはすっごくいいこと」
幸せになる考え方
「考えるのはいいこと、考えすぎは不幸の素」
人が不幸になる原因の多くは、考えすぎによるものです。
(1)将来の幸せの考えすぎ
1つの幸せを求めすぎると、それは執着になり、得られないことを不幸に思ってしまいます。「今得られていない、だから不幸だ」「これが得られなければ、私は幸せになれない」など。
また、期待しすぎることにより、イヤな気分になることも多いようです。自分の思うようにならない、人が自分の望むようにしてくれない、などのことで必要以上にイヤな気分で過ごしてしまいます。
「○○たらいいな」くらいに考えましょう。
(2)将来の不幸の考えすぎ
心配のしすぎで、苦しむ人がいます。
また、将来の悪い状況を想像して、それを恐れすぎるために、やりたいことをやれなかったり、現在を楽しめない人がいます。
(3)現在の不幸の考えすぎ
直面している問題の考えすぎで悩み、苦しむ人がいます。
また、何かを気にしすぎて、現在を楽しめない人もいます。
(4)過去の不幸の考えすぎ
過去の不幸な出来事を、悲しみすぎ・嘆きすぎて、いつまでも不幸を引きずってしまう人がいます。後悔しすぎ、自分を責めすぎて、いつまでも苦しむ人がいます。それらの結果、自分を低く評価しすぎて、自分をあきらめるのが早すぎる人の中には、「自分はダメだ」「自分は幸せになれない」などと決めつけてしまう人もいます。
もし、あなたが不幸な感情になっていると気づいた時には、上記のいずれかの考えすぎではないか、とチェックしてみてください。多くのことはどれかに当てはまるのではないかと思います。
「考えすぎは不幸の素」です。少し考えるのを休むように、気分転換を考えましょう。不幸な気分のままで考え続けても、いい考えは浮かんでこないと思います。自分や人を傷つけたり、破壊的な感情や考えを発生させ、さらに不幸にならないためにも、考えすぎをやめましょう。
でも、「考えることはいいこと」です。さらに、「考えなさすぎるのも問題あり」です。上記の中に「現在の幸せの考えすぎ」と「過去の幸せの考えすぎ」は入れませんでした。代わりに、「現在・過去・将来の幸せの考えなさすぎ」を、幸せになれない原因として挙げます。
現在の幸せを考えることが幸せの基本です。幸せを味わえるのは現在だけです。
過去の幸せを思い出してみるのも現在の幸せです。気分が落ち込んだ時に、過去の幸せを思い出し、少し気分をよくし、またこのような幸せな時もきっとある、と希望を持ちましょう。
将来の幸せをちゃんと考えられる人がどんどん幸せになれる人です。将来の幸せを考えること自体も幸せなことです。自分をあきらめずに、自分の将来の幸せを考え、自分の幸せになる方法を実践して、幸せに暮らしましょう。
不幸な時には、「何かを考えすぎではないか?」
幸せでない時には、「自分の幸せを考えなさすぎではないか?」
と考えてみてください。こう考えられることは、いいことです。幸せになる考え方だと思います。
幸せになる考え方
「××もあるけど、○○もある」
「自分には欠点もあるけど、長所もある」
「うまくできない事もあるけど、うまくできる事もある」
「イヤなこともあったけど、いいこともあった」
「意地悪な人もいるけど、やさしい人もいる」
これらのように「××があった」と考えた時に、続けて「○○もあった」と考える。
1つのイヤな事にとらわれてイヤな気分で過ごすより、いい事も含めて現実を受け入れることで、少しはラクになれます。
1つの事は一面の見方です。反面もあるし、全体もあります。ちょっと高い視点から、見ることができるようになると、1つのイヤな事だけにとらわれずにすみます。
イヤな考えで止まらずに、いい考えで終わるようにすれば、その後悪い気分を引きずらずにすみます。
次のように、自由に言葉を選んでみてください。
「落ち込むこともあるけれど、私この町が好きです」
(『魔女の宅急便』・宮崎駿監督)
「人生ラクありゃ、苦もあるさ」(『水戸黄門』のテーマ)
「失敗はつらいけど、いい経験だと思おう」
「悩みはあるけど、基本的には私は幸せ」
これらのような考え方を自分でできるようになれば、ずいぶんラクに生きられるようになると思います。
幸せになる考え方
「今は××だけど、いつかは○○」
「今は悲しいけど、いつかはこの悲しみもおさまる」
「今は苦しいけど、いつかは慣れる」
これは、今はよくないけど、時間がたてばよくなるという考え方です。
時間の魔力はすごいものです。どんな問題も時間がたてばなんとかなります。必ず平静に生活できるようになります。
いろいろな使い方をすることができます。次のように応用してみてください。
「今すぐには忘れられないけど、いつかは忘れられる」
「今はつらいけど、いつかはいい経験だと思えるようになる」
次のような応用もできます。
「今は××な時もあるけど、いつかは○○」
「今は××なところもあるけど、いつかは○○」
のように、××な時もある、××なところもあると、部分的な問題であることを表現する方法も役に立ちます。いつもではない、すべてではない、ということです。例えば、次のようなものです。
「今はうまくできない時もあるけど、努力すればいつかはできるようになる」
「今は未熟なところもあるけど、努力し続ければ少しずつ成長できる」
今(の自分)の足りない部分を受け入れた上で、将来の希望を持つための考え方です。欠点やうまくできない部分をすぐに改善することは難しい。しかし、努力すればいずれはできるようになる、ということです。
もちろん、この考え方には、自分が将来よくなるように努力しようという意志が必要です。
幸せになる考え方
「○○たらいいな」
「晴れたらいいな」
「うまくいったらいいな」
「いい出会いがあったらいいな」
これは、自分の願いや目標を言葉にしたものですが、少し軽い言い方になっています。次のようなメリットがあります。
・ 軽い気持ちで始める・行動することができる。
・ 可能性が薄いことでも、希望を残すことができる。
・ うまくいっていなくても、もしくは、あきらめることになっても、
それほど落ち込まなくてすむ。
「〜したい」「〜しなければ」では、少しプレッシャーが感じられます。
軽い気持ちでやってみよう。もしかしたらうまくいくかもしれないよ。
「○○たらいいな」
こんな感じで使ってみましょう。
次のように、いろいろなことに使ってみてください。
「夢が叶ったらいいな」
「もう少し強くなれたらいいな」
「ありのままの姿で生きられたらいいな」
「親しくなれたらいいな」
「人の役に立てたらいいな」
「今は幸せ。でももう少し幸せになれたらいいな」
このように言うだけでも、なんとなく少し幸せな気分になれると思いませんか?(私は、これを「幸せの予感」と呼んでいます)
幸せになる考え方
続「○○たらいいな」
私たちは、「○○できない」と思い、気持ちが沈んでしまうことがあります。
そんな時には、すかさず、
「○○できたらいいな」
と言うことにしましょう。そう自ら言えれば、それだけで気分がラクになれます。
様々な時に使えると思います。
「うまくいかない」 → 「うまくいったらいいな」
「性格は変えられない」 → 「性格を(少しずつ)変えられたらいいな」
「夢が見つからない」 → 「夢を見つけられたらいいな」
「いい出会いがない」 → 「いい出会いができたらいいな」
「幸せになれない」 → 「幸せになれたらいいな」
ひと言で少しでもラクなれたほうがいいと思います。少なくとも、「○○できない」とつらい思いのまま過ごすより。
「○○できない」の中に、「○○と考えることができない」「○○と思えない」という場合があります。
人から意見を聞いたり、本やこのホームページを読んで、「そういう考え方もあるんだ。でも私には、そんなふうに思えない」と考えた場合には、
「○○と思えたらいいな、○○と思えたらいいな、○○と思えたらいいな」
と言ってみてください。そうすれば、できたも同然です。
後ろに余計な「と思えたらいいな」がついていますが、「○○」と思えたのです。元々、できればいいことは、思うことなのですから。
インチキっぽいですか?理屈はどうでもいいから、試してみてください。
もう1つ、「○○たらいいな」の使い方。
自分の気持ちが暗くなったり、落ち込んでいる時には、なんでもいいから「○○たらいいな」と言うことにしましょう。自分がやりたいこと、手に入れたいもの、夢などの目標や願望を「○○たらいいな」と言葉にしてしまえばいいのです。
どんな時でも、誰でも使えるのは、「幸せになれたらいいな」です。
自ら軽く言って、少し気分をラクにして、それをきっかけに幸せに暮らすことを心がけましょう。
「現実は現実、○○たらいいな。ではどうしたら?」
こんな感じでいきましょう。
幸せになる考え方
「イヤなことを考えているのに気づいたら、
何かいいことを始めよう」
「別れた人のことを思い出して、悲しんだり後悔しているのに気づいたら、
自分を磨くことをしよう」
イヤなこと
忘れたくても忘れられないこと、考えてもしかたがないこと、
イヤな気分になること、イヤな自分になってしまうようなこと、など。
気づく
自分のイヤな感情に気づけることが大事です。多くの人はイヤな気分のままで多くの時間を過ごしてしまいます。
気づくことができれば、それをいいきっかけにすることができます。
自分のイヤな感情にに気づくためには、幸せに暮らそうと心がけることと、悪い気分で過ごしてしまうのは自分にも原因があると知ることです。自分の感情をコントロールできる人、人間ができた人は平気で生活できます。努力すれば誰でも少しずつそうできるようになれます。
いいこと
今を大切にすること、好きなこと、楽しいこと、やりたいこと、
やるべきことを充実してやる、プラス思考で考えること、
自分の夢や目標を達成するためのこと、自分を磨くこと、
幸せにしたい人を幸せにすること、人の役に立つこと、など。
始める
イヤな感情に気づけたことをいいきっかけとして、いいことを始める。
それができれば、結果として、イヤな感情を抱いたことも、いいきっかけの素とすることができる。すべてをいいこと、幸せに役立つことにしてしまう幸せ志向が大切です。
いろいろな使い方ができます。
「過去の失敗を思い出して、自分を責めて落ち込んでいるのに気づいたら、
悔しさをバネにして、次の目標に向かって頑張ろう」
「少し前に誰かから言われたことを気にしているのに気づいたら、
今を大切にし、幸せにしたい人のことを考えよう」
「将来の心配や悪い想像をして不安になっているのに気づいたら、
今やれることをやって、後は今を楽しもう」
「人に嫉妬したり嫌ったりして、
人を傷つけるようなことをしようと考えているのに気づいたら、
そんな自分になるよりも、なりたい自分になれるようにしよう」
"いいこと"として何をするかは、自分の自由です。幸せに暮らせるようなことをしましょう。
幸せになる考え方
「そのままでいいよ」
つらい時に「そのままでいいよ」って言ってもらえたら、そう言ってくれる人がいてくれたら、と思ったことのある人がいると思います。
人にしてほしいことを、できることなら自分で自分にしてあげることも、幸せになる方法です。そこで、「そのままでいいよ」を自分で言うことにしましょう。
「このままでもいいんじゃないの」
「しょうがない」 「まぁいいか」
つらい時、困った時に、このようなひと言が自分の口から出れば、だいぶラクになれると思います。
しかしいつも「そのままでいいよ」では、自分を甘やかすことになってしまいます。人から見たら、「いいかげんなヤツ」「向上心のない人」に見えるかもしれません。
そこで少し条件をつけてみましょう。
「(今は、)そのままでもしょうがない」
「(ここは、)そのままでもいいんじゃない」
「今は」ということは、「いつかは○○」のような考え方です。今すぐにできないことはあります。でも時間をかければできることもあります。
「ここは」ということは、「他のところは○○」のような考え方です。誰でも、いいところとよくないところがあります。いいほうにも目を向けることです。
本当につらくてどうしようもない時には「そのままでいいよ」、そして少しラクになったら「ちょっと頑張ってみようか」、このように自分で言えるようになれたらいいな、と思います。
幸せになる考え方
「不幸を数えて暮らすより、幸せを数えて暮らそう」
これは、日々の生活目標として、自分へのかけ声として使うことができます。
また、生活の中でイヤな感じがした時にも使います。
「イヤな感じがするのは、自分が不幸を数えているのではないかな?」
「不幸になる考え方をしていないだろうか?」
このように自分に問いかけます。
私たちはよく、不平・不満・不遇、自分の欠点・失敗、ないものねだり、人との比較、人のよくないところ、将来の悪い想像、過去のイヤな出来事などのことを考えてイヤな気分になります。これらは、自分の不幸を数えているのです。中には同じことを何度も繰り返し数え直す人もいます。
よく不快になる人は、不幸を数える習慣があり、慣れているから不幸を探すのもうまい。
○ ○ ● ○ 左の丸の中の不幸(●)だけを数えるのです。
● ○ ○ 幸せ(○)もあるのに数えない。不幸を数える
○ ○ ○ ○ ことに1日のうちの多くの時間を使ってしまう。
○ ○ ● もし一生懸命に幸せ(○)だけを数えていれば、
○ ● ○ ○ 不幸は意識しないですむ。
人は幸せと不幸を同時に数える(感じる)ことはできない。
そこで、「幸せになる考え方をしよう」「幸せを数えよう」と目標を変えましょう。できることなら、イヤなことの幸せの側面を探すか、そのことから何かを学びましょう。そして、「ハオハオ」と言い、そのことから頭を解放し、他の幸せを見つけて味わいましょう。
誰にも幸せはたくさんあります。幸せを数えて暮らす習慣を持てば、余計な不幸なことには気づかずに、幸せに暮らせるのです。1つの方法としては、しあわせ日記をおすすめします。
また、自分のイヤな感じに気づいた時は、幸せを数え始めるきっかけにできるのです。それがイヤな気分を解消する方法であるとともに、幸せに暮らす方法でもあります。
幸せをうまく数えられないのは、慣れていなくて、幸せを数えるのがまだヘタなだけです。幸せを数えて暮らそうと心がけていれば、少しずつ幸せを数えるのがうまくなります。その方法としては、「幸せになる方法」実践講座を参考にしてみてくさい。
幸せになる考え方
「いいように考える」
「ものは考えよう」などとも言われます。どんなことでも考え方しだいでは受け取り方が違います。それによって、イヤな感じがするか、何も感じないか、幸せを感じるかが変わります。
自分がいいように考えられたら、と思います。
事が起きた時にいいように考える。例えば簡単な話、雨が降ったら、「イヤだ」と思うのと「雨は雨でいいか」と考えるのでは、その日の気分が違ってしまいます。朝の気分がその日の幸せに影響することはおおいに考えられます。また深刻な話では、入院、浪人、左遷、失業などの一時の挫折も、そこで落ち込んでしまえばその先は暗いものになってしまいます。「これも自分に与えられた試練だ」や「今は力を蓄える時だ」や「時間がなければできないこと、今だからできることをやってみよう」などと考えられれば、永い人生の中では、返って大きな財産になるかもしれません。
人のこともいいように考えた方がいいと思います。人が自分にイヤな感じをさせた場合に、「意地悪している」、「私を嫌っている」などと思うことがありますが、それはあくまでも推測です。また、人は何もしていないのに「人に嫌われるのではないか」「人に変だと思われたらイヤだ」などと、人の目を恐れるのも同様です。悪いように悪いように考えています。
多くの場合、人は自分のことなどほとんど関心を持っていません。だから、気になることをする人も、単に不注意だったり、鈍感な人の場合が多い。中には性格としてまたは習慣的に意地悪な人もいますが、そういう人に対しても「この人には何か事情があるに違いない」「過去の経験がこういう人にしてしまったのではないか」などと考えることができれば、自分の気分はずっと落ち着くと思います。少なくとも「世の中にはこういう人もいる」と存在を受け入れるだけでもいいと思います。これらを「人のためにいいように考える」のではなくて、「自分のためにいいように考える」ことにしよう。何が正しいか間違っているか、どちらが良いか悪いかよりも、自分の幸せためにはどう考えるのがいいか、と考えてみよう。
自分のことを悪く考えるのがいちばんよくないと思います。自分の失敗や欠点を責めてもつらいだけです。また、「どうせ自分は××だから」や「自分には○○はできっこない」などと、自分のことをあきらめるのもよくありません。自分は自分の考えた通りの人になるようです。「今は××だけどいつかは○○」や「ここは××だけと、他に○○のところがある」などと、いいように考えたほうがいいと思います。自分をなぐさめ、励ます自分でありたいと思います。
いいように考えよう、自分の幸せのために。
Take it easy! Take it happy! Think it happy!
幸せになる考え方
「こんな××のためにイヤな気分になるのは損だ」
幸せになれない人は、すぐに忘れてしまうような小さなことのために、多くの時間をイヤな気分で過ごしています。イヤな気分のために、さらによくないことをしてしまうこともあります。イヤな気分の時間が長くなればなるほど、幸せに過ごせる時間は少なくなってしまいます。
そこでいつまでもイヤな気分を引きずらないようにするのが、この「〜損だ」という考え方です。
こんな人のために。世の中にはいろいろな人がいます。無礼な人も無神経な人もイヤなヤツもたくさんいます。ましてや、それが自分にとって大切な人でない場合なら、そんな人のために自分の時間を台無しにするのは損です。
こんな事のために。イヤな気分にさせられる事の中で、自分さえ気にしなければ何も問題はない事、時間が経てば自然消滅してしまう事など、1年後には忘れてしまうような事が多くあります。そんな事のために、イヤな気分で長時間過ごすのは損です。どうせ忘れてしまうことなら、早く忘れてしまったほうがいい。
こんな物のために。イヤな気分の元となるのは、物(や事)に対する自分のこだわりの場合があります。たとえば、何か特定の物にこだわったり、少しのお金にこだわったり、小さな自分の失敗や欠点にこだわったりすることです。こだわるのが悪いというのではありません。イヤな気分になるほどこだわりすぎるのが問題なのです。こだわってもいいが、気分が悪くなるくらいなら、損だから、こだわるのをやめる、ということです。
「〜損だ」だけでは、イヤな気分は十分には回復しないでしょう。そこで、
「それより、幸せになれることを考えよう(しよう)」
と続けて言うのがいいのです。
その時に、自分の夢や目標があり、幸せにしたい人がいると、すぐにいい考えが思いつきます。
「こんな事のためにイヤな気分になるのは損だ。
そんな事より、自分の夢の達成のために時間を使おう」
「こんな人のためにイヤな気分になるのは損だ。
そんな人より、幸せにしたい(愛する)人のことを考えよう」
どちらが大事かは明らかです。
幸せに暮らすことを目指すのなら、イヤな気分で時間を過ごすのは損です。
ただし、大事な人[事・物]の場合には、幸せになれるようによく考える必要があります。
また、イヤな気分をきっかけに、自分を見つめ、何かを学び、いい経験とするのも、いい方法です。
◇「こんな人のためにイライラするのは損だ」
幸せになる考え方
「自分に(を)○○してあげる」
生きる上でまず大切なのは"自分"です。「自分に(を)○○してあげる」という気持ちを持って、意識して積極的に自分に何かをしてあげよう。
自分にやさしくしてあげる。
・ 自分が苦しんでいたら、放っておかないで、助けてあげる。
・ 自分ではどうしようもなかったら、人に助けを求めてあげる。
・ 危険や危機から自分を守ってあげる。
・ 自分を責めすぎないように、今の自分を受け入れ、許してあげる。
・ 将来の希望を見つけてあげる。
「今は××だけど、いつかは○○になる」「いつかいいことある」
自分を応援してあげる。
・ 何かができた時、うまくいった時には、褒めてあげる。ごほうびをあげる。
・ やったことをプラス評価し、自分の能力を認めてあげる。
・ 自分を信じてあげる。自分に期待してあげる。
「きっと○○できる」「いつかは○○になる」
・ 自分を元気づけ、励ましてあげる。
「頑張ろう」「もう少しだけ我慢しよう」
自分を幸せにしてあげる。
・ 自分を喜ばすことを考え、してあげる。(例えば、1日1つ)
・ 自分が幸せになれる計画をし、実践する。(例えば、週に1回)
・ 自分がやりたいこと、夢、幸せにしたい人を探してあげる。
探す方法を考え、それを実践する。
・ 自分が(人生の中で)やりたいことをやれるように考えてあげる。
・ 自分が幸せになる方法を考えるヒントを探し、考え・実践してあげる。
・ 自分の幸せになる能力を伸ばすようにしてあげる。
もっといろいろなことが考えられます。
時には、今自分が何をしてほしいかを考え、できることなら自分で自分にしてあげよう。そのための機会や時間をちゃんと持ってあげよう。一生懸命に考えてあげれば、きっと自分にしてあげられることが見つけられると思います。
例えば、「今なんて言ってほしい?」って自分に聞いて、自分で言ってあげてみてください。そのひと言で少しはラクになれます。
いつでも自分を大切にしてあげられるのは自分だけです。
自分をいちばん幸せにしてくれるのも、実は自分です。自分で自分を幸せにしてあげよう。「どうしたら自分を幸せにしてあげられるかな?」って真剣に考えてみてください。
幸せになる考え方
「××、ではどうしたらいいか?」
「イヤなことがあった」「人にイヤなことを言われた」「うまくいかない」「自分はダメだ」「不幸だ」などと考え、イヤな気分になった時には、そこで終わらせずに、「ではどうしたらいいか?」と考えることにしよう。
イヤな気分のまま生活を続けてしまうと、その後に悪い影響が残ってしまいます。
「ではどうしたらいいか?」に対して、次のような答えを出せればいいわけです。
(1)ひと言でかたずける
「気にしない、気にしない」「考えてもムダだ」「なるようになる」「ベストをつくすしかない」「マイペース、マイペース」「ハオハオ」等々。
(2)今後の方針
「あとで落ち着いて考えよう」「もっとよく考えてみよう」「考えるヒントを探してみよう」「このことから何かを学ぼう」「人に相談してみよう」等々。
(3)将来の希望
「いまは××だけど、いつかは○○」「時間がたてば、いずれ問題はなくなる」「そのうちにいいこともあるさ」等々。
とにかくイヤな気分を少しでも軽くしてから、次のいい行動に移れるように心がけましょう。ここの幸せになる考え方も役に立つこともあるのではないかと思います。
不幸になりやすい人は、イヤな気分のところで考えを止めてしまう人が多いようです。そこでもう1歩、「ではどうしたらいいか?」と前進できるようになりましょう。「いいか」はもちろん少しでも「幸せになれるか」ということです。
これと似た考え方について、私はすでにいくつか書いています。
「で、自分はどうしようか」、「どうしたら・・・」、「わからない」
幸せになる考え方
「1年たったら忘れてしまうこと?」
私たちは小さな事のためにイヤな気分で過ごしがちです。それを減らすための考え方です。
自分がイヤな気分になっていると気づいた時、想像してみる。
「この事は1年たったら忘れてしまうことではないだろうか?」
ほとんどの場合、「忘れているだろう」と考えられる。
ここで「忘れる」とは、思い出そうと意識すれば思い出せるが、ふだんの生活では頭に浮かばなくなることも含まれる。要するには、生活に何ら支障がなければいい。
もちろん、自分にとって重要な問題もある。そういうものは、落ち着いて時間をかけて考えればいい。この考えがその判断の1つの基準になる。
もし「1年後には忘れてしまうことだ」とわかったら、
「そんな小さな事のために、イヤな気分で過ごすのはもったいない」
と考えます。だって、どうせ1年後には忘れてしまうこと。イヤな気分で過ごすのと、その時間を気分よく幸せに過ごすのとどっちがいいか?
もし幸せに暮らすほうがいいと思うのなら、
「だったら、幸せに過ごそう」と考えればいい。
そう気づいたことをいいきっかけと考えて、自分が幸せになることを始めればいい。今を楽しむこと、自分の夢や目標のこと、幸せにしたい人のこと、など。
楽しめること、夢中になれること、幸せを感じられることをするのが、イヤなことを忘れるためにもいい。
イヤな事を思い出す度に、いいきっかけとしてしまえば、イヤな事を思い出してしまったこともいい事にできる。
幸せになる考え方
「人は人、自分は自分」
よく知られた考え方です。でもそれを思いつかずに、イヤな気分で過ごしていることは多いと思います。
・ 人の考え方や意見が、間違っている、気に入らない、など。
・ 人のやり方や行動が、ちゃんとしていない、許せない、など。
礼儀正しくない、いいかげん、要領が悪い、やさしくない、等々。
・ 人が自分の期待したようにしてくれない。
あいさつ・「ありがとう」のひと言もない、話を聞いてくれない、等々。
・ 人のクセや習慣が、理解できない、我慢できない、など。
・ 人の性格が、悪い、嫌い、など。
「人は人、自分は自分」と考えられれば、少しはイヤな気分を押えられるのではないでしょうか。
もちろん、自分が不当な被害を受けている場合には、正当な対処が必要です。人と話合いをしたほうがいい時もあります。その人のために意見や忠告をしてあげたほうがいいこともあります。
でももし、相手に対して何もしないのなら、自分がイヤな気分になるのは損です。人を変えることは難しいのです。相手に対する愛情と強い気持ちがなければ、無理に人を変えようとするのはやめたほうがいい。中途半端な意見や、感情的な非難の言葉は、人間関係を悪くし、自分と相手の気分を悪くするだけです。
また、人が変わらなければ自分は幸せになれない、と考えないほうがいい。自分の考え方を変えて、自分が幸せになることをし、幸せになればいい。
だから、「人は人、自分は自分」で済むことなら、それ以上、人のことでイヤな気分になるのはよしましょう。
「You are OK. I am OK.」という考え方があります。
人の考え方・意見などはそれでいい。でも自分には自分の考え方・意見がある。意見が違う人がいても当り前、それでいい、という考え方です。
私はあまり議論が好きではありません。人の考えや意見を知ることは好きです。自分の考えが人の役に立てたらいいな、と思っています。私の場合は、「You are haohao. I am haohao.」です。
私が敬愛する坂本竜馬もこう言っています。
「竜馬は議論しない。議論などは、よほど重大なときでないかぎりしてはならぬといいきかせている。もし議論に勝ったとせよ、相手の名誉をうばうだけのことである。通常、人間は議論に負けても自分の所論や生き方は変えぬ生きものだし、負けたあと持つのは負けた恨みだけである」(「竜馬がゆく」より)
「人は人、自分は自分」は、こんな使い方もできます。
「人が自分のことをどう思おうとそれは人のこと、自分がいいと思えればそれでいい」
「人の幸せは人の幸せ。自分の幸せは自分の幸せ」
また、「自分らしく」「自分を大切に」「マイペース、マイペース」などの似た言葉も役に立つと思います。
バカボンのパパも言っています。(自分は)「これでいいのだ!」
「人はハオハオ、自分はハオハオ」も参考にしてみてください。
幸せになる考え方
「なるようになる」
「なるようになる」は、私の好きな言葉です。このような割り切る考え方が役に立つ時があります。
(1)将来の心配
「なるようになる」「その時はその時」「どうにでもなれ」など。
先のわからない将来を心配しすぎないほうがいい。
(2)これから何かをやる時
「できる、できる、できる」「ベストをつくすしかない」
「やるっきゃない」「ダメでもともと」「ヘタな鉄砲も数打ちゃ当る」
「人がどう思ったっていいじゃないか」「うまくいかなくたっていいや」
「取り返しがつかない失敗はほとんどない」など。
悪い結果を恐れて、何もしなかったり、ビクビクしながらやらないほうがいい。
(3)すでに起こってしまったこと
「まぁ、いいか」「(起きてしまったことは)しょうがない」
「(これだけ悩み苦しんだら)もういいんじゃない」
「(ムダな考えは)ストップ」「やーめた」など。
後悔や自責のしすぎはしないほうがいい。
「○○はいいこと、○○すぎるのはよくないこと」
気にしすぎ、考えすぎは苦しみの素です。どこかで過ぎないようにストップをかけてあげたほうがいい。そういう時に役に立つのが、割り切った考え方です。多少、いい加減でも、正しくなくても、立派でなくても、必要以上に苦しむより、いいと思います。
幸せになる考え方
「道は1つではない」
不幸になりやすい人の中には、完全主義のような人が多いと思います。現実には思い通りにならないことがたくさんあります。それを受け入れることができない人は、不幸に陥りやすいように思います。
(1)平坦で一直線の道なんてない
生きていく中では様々な問題が起こります。障害物を越えなくてはいけなかったり、時には回り道をしなければならないこともあります。自分の理想通りにはいかないのです。
「そんなことわかっいる」
他人事や自分の身に起きていない時には、そう言えます。
でも、人は不幸になります。(そういうことが)あるのはわかっていた、となかなか思えないのです。
「こういうこともある」「しょうがない」「まぁ、いいか」「ハオハオ」などと、言えれば少しはラクになれるのです。
(2)道は1本ではない
ひとつのことがダメだとすべてがダメだ、と考えてしまう人がいます。仕事・勉強・恋愛・人間関係などの1つでつまずくと、自分は(百%)不幸だと思ってしまう人がいます。
1つのことがダメでも、他のことが必ずあるはずです。一事が万事と思い込まず、将来を損なうことだけはやめましょう。
「今は××だけど、いずれ○○」「ここは××だけど、○○もある」
こんなふうに考えられたら、と思います。
(3)荷物がない人はいない
人は誰でも何かしら問題を抱えて生きています。人には見せないようにしているのです。問題がないと言う人は、問題をイヤなもの・不幸なものととらえていないのではないかと思います。
「いっさい荷物を持ちたくない」と思う人は、持たなくてはならない荷物が重くてつらいでしょう。「必要な荷物は持つのが当り前」と思う人は、荷物のことなど忘れて楽しみながら歩くことが可能になるでしょう。
「道は1つではない」という考え方は一般的ではないと思います。ここで本当に言いたかったのは、「あきらめないで」かもしれません。自分を、自分の将来を、自分の人生を。
現実が同じとして、絶望して生きるのと、希望を持って生きるのでは、どっちが幸せでしょうか?
希望が持てないのは、自分の幸せになる能力が足りないからです。まずは、希望を持って生きることが1つの幸せになる方法であることを知ることです。あとは、「ハオハオ、ホープホープ、ハウハウ」のような幸せになる考え方を身につけましょう。
人が生きていくためには、しなやかさや柔軟性も大切だと思います。「道は1つしかない」のような考え方の人は、1つのことがうまくいかないと、壊れてしまうことがあります。
「幸せの道は1つではない」「幸せになる方法はたくさんある」
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