しあわせ日記

6月21日(土) 満月
 昨夜の満月はすごかった。月あかりで白い雲が見えた。

 月を斜め後ろに見上げながら歩いていると、月が追いかけてくる。そういうなつかしい感じがした。子どもの頃に不思議に思った、あの感じだ。月は近くに見える屋根をどんどん追い越してついてくる。本当は星も雲も追いかけてくる。空全体が自分といっしょに歩いている。

 満月と新月の日は、交通事故や犯罪が増えるという統計がある。人の心を情緒不安定にするようだ。潮の満ち干きを月(の引力)が支配しているように、人の身体の中の血を、そして心を月が導いているのだろうか。
 オオカミ男は満月の夜に変身する。サイヤ人も月を見て大ザルに変身する(ドラゴンボール)。
 満月の夜に愛を告白するとうまくいく、という話もある。

 東北地方のある町では、月の満ち欠けが書いてある陰暦のカレンダーを配り、新月と満月の日には交通安全を呼びかけることで、実際に事故が減ったという。
 自分の気分だって心がけ1つでずいぶん変えることができる、と最近感じている。月の影響などはたかが知れてる。深呼吸や微笑みのほうが心に対する影響は大きいと思う。

 今朝は、陽ざしがまぶしかった。
 駅へ向かう通りを歩いていると、路上でキャッチボールをしている親子の姿を目にした。小学3・4年くらいの少年と若い父親だ。ずいぶん久しぶりに見たような気がする。なつかしい思いがする。



6月22日(日) 宗教
 先週、何度かメール交換をした方から、ある宗教の講演会へのお誘いをいただきましたが、辞退させてもらいました。

 私が見たホームページの中には、「いかなる宗教団体とも関わりありません」と明記されていることがあります。私はこのホームページの中にそのようなことを書いたことはありません。内容を読めばわかると思っています。

 私は決して宗教を否定するものではありません。ほとんどの宗教には、幸せになるためのヒントがあると思っています。だから、宗教に関する本も読み、何かを学ぼうとしています。読む本はいろいろな宗教に関するものです。

 いっそのこと、私も幸せ教でも始めましょうか、と去年書きました。

 私は平凡な人間なので、当り前と思われるようなことしか考えられません。でも、当り前なことに気づかないことがあるのも人間なら、わかっていてもできないことがあるのも人間です。ですから、できるだけわかりやすい方法を考え、それを実践するための工夫や方法を考えたいと思っています。
 私はあくまでも日常生活の中の幸せを考えます。



6月23日(月) お気に入りの歌
 私は歩いている時に、よく歌をうたっている。最近のお気に入りは「セロリ」。「いいひと」(フジテレビ)のエンディング・ソング(SMAP)、「気らくに行こう」(フジテレビ)のエンディング・ソング(山崎まさよし)。

「育ってきた環境が違うから 好き嫌いはいなめない」
 いなめない、いなめない。育ってきた環境が違うのだから。

「ましてや男と女だから すれ違いはしょうがない」
 しょうがない。男と女は違うし、人はみんな違う。

「だきょうしてみたり 多くを求めたりなちゃうね」
 ある、ある。そういうもんだよ。

「何がきっかけで どんなタイミングで 二人は出会ったんだろ」
 出会いのきっかけはわからない。でも人生の中で出会いは大きい。

「頑張ってみるよ やれるだけ 頑張ってみせよう」
 そうだ。その意気だ。

「なんだかんだ言っても つまりは 単純に君のこと好きなのさ」
 理由なんてどうでもいいんだ。好きなのがいちばん。

 「お気に入り」って言葉もマイクロソフト・インターネット・エクスプローラのおかげで親しみやすくなりました。(ネットスケープ・ナビゲーターだけしか使ったことのない人にはわからないと思います。「ブックマーク」が「お気に入り」になっているんです)
 「お気に入り」のものって、あるといいよね。あなたのお気に入りは何?



6月24日(火) 散歩で会った人々
 朝3時半に散歩に出る。今はこの時間でないと夜明けの中を歩けない。
 すぐそばのコンビニの中には、若い男性が2人、立ち読みをしている。
 バイクに乗った新聞配達の人と、抜きつ抜かれつを2回。

 相模大野公園に入る。
 中央の小高いところに、30歳くらいの男性が両手を腰に当てて立っている。
 3つ並んだベンチに中年男性が、1人は座り、1人は寝ている。
 公園の反対側の入口のところに、1人の男性が自転車のハンドルを片手に、立って公園の中を見ている。
 図書館へ続く階段を登り、バルコニーのようなところから公園内を見渡していると、数人の若い男性の声が聞こえる。見ると、反対側の階段に6・7人の若者が腰をかけてしゃべっている。

 相模大野駅のそばの駐輪場の前のベンチで1人の男性がマンガ本を読んでいる。
 私の前をコンビニの袋を片手に1人の女性がけだるそうに歩いている。
 24時間営業のファミレスの中には、客がたくさんいる。
 小田急線の線路を越える橋の手前で、駅の方から若いカップルが楽しそうに話しながら歩いてくる。
 まだ、4時だ。

 話は変わりますが、最近散歩をしているとあじさいの花が目につく。あじさいは相模原市の花だ。
 きょう、咲きかけの花があり、1つの花ビラの形がよくわかった。
 あじさいの花は、桜の花に負けないくらいにたくさんの花が密集して咲くのに、派手さがない。梅雨時期の花というイメージからだろうか、桜のように散らないからからだろうか。
 ところで、あじさいの花の散るようすが、どうも浮かんでこない。今年は注意して見ることにしよう。

 川のほとりの道を歩いていると、前から自転車がくるのに気づく。白いYシャツにジーンズ姿の若い女性だ。目が合ったらあいさつしようかと、適当な距離まで近づいたところで顔を見る。元宝塚の天海祐希さんのような感じだ。凛々しい顔でまっすぐに前を見つめたまま、すれ違って行った。少しドキドキした。
 町田の駅前を通ると、コンビニの前にどう見ても高校生くらいにしか見えない女の子が1人で座っている。

 いろいろな人がいる。まだ5時前だ。みんなどんな生き方をしているのだろう。



6月25日(水) ごめんなさい
 今朝、たまたまちょっとのぞいてみたホームページの日記に、「カウンターをなくした」と書いてあった。カウンターを気にしすぎて自分のペースが崩れちゃった、という理由だった。

 そう言えば、このホームページにもカウンターがたくさんついている。ホームページだけでなく各コーナーのトップページにもついている。今年の1月1日につけた。3月までは週に1回はチェックしていた。最近見ているのはホームページと日記のカウンターだけだ。それ以外は4月からはまったく見ていない。

 実は私も1月から3月まではカウンターを相当に意識していた。それはそれで楽しんでいたのでよかったのだが、4月からはもう少し「自分のため」を考え、ホームページの方針を変更した。コンテンツの作成ペースを減らし、本を読む時間を増やした。読書ノートで幸福論などを読み直してみた。今は私の好みだけで「竜馬がゆく」を読んでいる。考え事では、「幸せに暮らさない理由」などを考えてみた。興味があった「アダルトチャイルド」というテーマでいろいろと考えてみた。

 ところで、5月末の日記に「来月の予告」を書いた。その中で6月から「幸せに暮らす工夫と方法」というページを開始すると書きましたが、開始できませんでした。いろいろな本から、気分転換法や幸せに暮らす工夫をピックアップして、分類・整理する作業はしました。それをもとにページを作ろうとしましたが、どうしてもやる気になれませんでした。自分のやっていない方法を紹介するのに違和感があったのです。自分のやっていることはすでに日記の中に書いています。また、新たに見つけたり考えたりした方法は、これからも自ら試して日記の中に書いていこうと思っています。

 ごめんなさい。振り返ると4月から6月までは自分優先でやってきました。7月からは読者のためをもっと考えるようにします。
 みなさんの役に立ちそうな方法をまとめていきたいと思います。
「考え事」のページは終了し、「幸せになる考え方」のページを開始します。
 今月の人生相談のテーマは「人間関係がうまくいかない」です。
「おすすめの幸せになる方法」というページをオープンします。私のおすすめの方法を、例などを入れて、わかりやすく紹介します。
 読書ノートは「竜馬がゆく」で終わりにします。その後は、「心の散歩」のページを充実させていきたいと思っています。

 もうカウンターをあまり気にすることもないと思うので、明日の朝、ホームページ以外のカウンターをすべて削除します。少しは表示がはやくなるでしょう。いままで自己満足のためだけに、表示を遅くしすみませんでした。



6月26日(木) まとめていく段階
 今朝、ホームページ以外のカウンターをはずしました。
 その前に、いちおうカウンターの数字を調べました。

    日  記   1523    「幸せになる方法」
    トキオ通信  1029    オンライン・ブック  769
    心の散歩    865    「幸せになる方法」
    人生相談    814         実践講座  768

 今日は「考え事」と「読書ノート」を印刷して、読み直してみました。
 「考え事」は、取り挙げたテーマが一般的でなかったかもしれない。相当に細かいところにこだわったようだ。私としては、考えが整理できたので良かったが、読者には何をこだわっているのかわからないところが多かったかもしれない。それに、文章も不親切でわかりにくい部分が多かった。
 「読書ノート」は、ほぼ毎日書いていたので相当な量になっていた。日々の積み重ねの大きさをあらためて感じた。4つの幸福論からは、新しい視点を得ることができた。特に多かったのは、アランの「幸福論」だ。感情や気分を頭だけでコントロールするのではなく、他にも方法があることがよく理解できた。

 7月からは、いままでホームページの中に書いてきたもののなかから、人の役に立ちそうなものをピックアップし、参照しやすく、わかりやすく、実践しやすいようにまとめていこうと思います。
 ホームページをまとめていく段階にきているように思います。



6月27日(金) ポケベル
 ディスカウント・ストアに行くために午後4時すぎに外出する。6月にしては、暑い。
 横浜線に乗ると、ちょうど下校時刻なのか高校生・大学生が多い。
 立って「竜馬がゆく」を読んでいると、近くでケイタイ電話の呼び出し音がした。前にいた女子大生が、バッグからケイタイを取り出し、「あとで電話する」のひと言で切った。
 今度は、となりに立っていた女子高生が、スカートのポケットからポケベルを取り出し、メーセージを読み始めた。ちょうど私が本を読んでいるそのままの姿勢で、目線だけを少しずらすと、そのポケベルの液晶ディスプレイが見えた。「ヒマダカラ・・・」。女子高生がボタンを押すと、メッセージが横にスクロールする。(今はこんなに長いメッセージを送ることができるんだ、と思った)

 ポケベルと言えば、最初の頃は会社からの呼び出しで、音がしたら至急に電話をかけなければならないものだった。その後、数字が送れるようになって、数字の暗号のようなメーセージも使われた。それが今はある程度のメッセージが送れるようになったのだ。メールに近いものがある。

 私などはメールでさえ、1日1回しかチェックしない。メールのいいところは時間が制約されないところだ。自分の都合のいい時に読んで、書きたいときに返事を書けばいい。
 何よりも気がラクだ。

 ポケベルもケイタイも、うまく楽しんで使えればいいのだろう。役に立つことだけを考えるのは古いのかもしれない。まあ、使いたくない人は使わなければいい。私は使いたくない人だ。
 少なくともケイタイだけは持ちたくない、と思っている。私は何よりも自由が好きなのだ。



6月28日(土) 一番の楽しみ
 台風が接近しているので、少し帰りの心配をしながら、バスケットの練習に向かった。風は強いがまだ雨は降っていなかった。

 あと1ヶ月くらいで夏の大会が始まるので、今日から新しいチームプレイの練習を始めた。次の大会の目標は男女ともベスト4だ。
 今日はむし暑くて、練習でたっぷりと汗をかいた。

 練習後、飲み会へ向かう途中で、神戸の小学生殺人事件の犯人が逮捕されたと知った。メンバーの1人がラジオを持っていて、ニュースを聞いたのだ。犯人が中学生と聞き、本当にビックリした。

 飲み会のはじめの乾杯のビールは最高だった。バスケットの練習の日の一番の楽しみはこの時だ。
 本当は、いい仲間といっしょにバスケットができることが一番の幸せなのだが、それを実感するのはなかなか難しい。つい、練習後のビールを思い浮かべてしまう。実際、一番強い幸福感を得られるのはこの時なのだ。

 まあ、人間ってそんなもんだよね。それはそれでいいんだ。
 たまに、振り返って本当の幸せを確認するようにしたいと思う。そういう意味でこの日記を書いていてよかったと思う。

 今日も幸せな日だった。



6月29日(日) 幸せな人生
 今回の台風はアッという間に通り過ぎた感じだ。今日は、台風一過、暑い日になった。

 「今月の人生相談」のページを作るため、生き方や人生について、人生相談のスクラップや本を読みながら考えていた。簡単にはまとめられない。いずれ「人生」をテーマにした「今月の人生相談」で取り挙げようと思います。

 第一勧銀の元会長が自殺したというニュースが流れた。
 この人の人生は幸せだったのだろうか。最後の数ヶ月だけが不幸で、それまではほとんど幸せだったのだろうか。でも本人がどのくらい幸せを感じていたかはわからない。少なくとも「幸せな人生だった」とは思えずに死んでいったのではないだろうか。

 ところで自分の人生は幸せだろうか?
 私の人生、特に会社を辞めた29歳以降は、多くの人とは変わった人生かもしれない。私は今までの人生は幸せだと思っている。学生時代も、サラリーマン時代も、フリーの時代も。
 そう思えるのは、今が幸せだからだと思う。幸せに暮らせるようになりつつある自分があるからだと思う。そんな今の自分があるのは、今までの人生があったからだ。

 幸せな人生にするためには、何をするか、どんな経験をするか、何を手に入れるかなどより、幸せに暮らせる自分になることが、いちばん役に立つのではないかと思う。



6月30日(月) 「しあわせ日記」のすすめ
 陽ざしは強いが、空気が乾燥しているせいか、過ごしやすい気持ちのいい日だった。きょうで6月も終わり。今年も半分が過ぎた。

 この日記も6ヶ月続けたことになる。
 最近、少しずつ印刷して読み返している。少し懐かしかったり、こんなこともあったかと思い出し、なかなか楽しい。基本的には、自分の幸せな出来事や、幸せに関する気づきや考えを書いているので、後で読み返しても少しは幸せな気分になれる。

 日記を書こうとして気づいた幸せも多かった。自分がどういうことに幸せを感じているかがよくわかる。ふだんは気づきにくい幸せを再認識することができる。
 私が日記の中でよく使っているのが、予告だ。自分がやろうとしていることを先に発表してしまう手だ。そうするとなんとか頑張ってやろうとする。でも、書いたくせにやっていないことがいくつかあった・・・ まあいいか?

 最近生活している中で、「このことを日記に書こうかな」と思いつくことがある。また、今日はこれをやって、そのことを日記に書こう、などと思うこともある。日記を書いて発表していることによって、自分の幸せに対する気づきと意欲が増えていると思う。

 よろしかったら、あなたも「しあわせ日記」を書いてみませんか。
 別に毎日書かなくたっていいし、幸せにこだわらなくたっていいと思います。とりあえず、1ヶ月か3ヶ月だけでも、試してみませんか。たぶん、あなたの幸せに役立つと思います。気が向いたら、私のところに送ってみてください。読んでくれる人がいると、張り合いがあります。ちょっとは頑張ってみようという気持ちにもなれます。これは私の実感です。

 自分の幸せを知り、幸せに暮らすことをもう少し意識して生活するために、あなたの「しあわせ日記」を書くことをおすすめします。