時間を限って考える

 どんなに大きな悩みがあっても、1日中そのことを考え続けてはいけません。それでは心身ともに疲れてきってしまいます。生活にも支障がでます。その悩みがいかに重要なことでも1日に1時間とか時間を限って考えよう。その時間には一生懸命に考えよう。そして、考える時間以外にはそのことについて考えるのはよそう。
 考えたくなくても気になってしまうという人は、まず悩みがあることを受け入れよう。悩みから目をそらせるのではなく、自分の心に悩みがある事実を受け入れよう。そして、悩むかわりに自分が幸せになることをしよう。そうできると思えばできます。できないという人は、できないと最初からあきらめているだけです。
 1日に1時間悩んでも、2時間を幸せに過ごせば、幸せな時間のほうが倍あります。幸せな時間は努力によって、もっと増やすことができます。あなたは1つでも悩みや不幸なことがあれば、自分は不幸だと思っていませんか。それは減点法の考え方です。それでは幸せに暮らすことはできません。不幸なことがあっても受け入れ、不幸なことに関わる時間をできるだけ減らし、その分だけ幸せな時間を増やすことが幸せになる方法です。幸せを十分に感じられるようになれば、不幸なことを忘れることもできます。
 口に出したり、紙に書いたりして、問題を明確にしてみよう。そして、幸せになれる解決方法を考えよう。同じ考えを繰り返すのは時間のむだです。