自分自身を知り、変えていく練習
自分自身を知ることは、なかなか難しいことです。しかし、重要なことです。
自分自身といっても、いろいろなものを意味します。ここでは、自分自身の言動と感情と思考についてを知り、自分を変えていく練習を取り挙げます。普段の自分を問い直してみよう。
何か行動をした後、幸せなことがあった後、不幸を感じた後などに行います。
ちょっと前の自分の言動や考えていたことを思い出し、次のことを考えます。
1.そのとき、自分はどんな感情を持っていたか?
うれしかった、悲しかった、不安だった、怒っていたなど。
それはどちらかと言うと、幸せな感情だったか、不幸な感情だったか?
2.そのとき、自分は何を考えていたか?
どうしてその感情がわいてきたのだろうか?
何を考えていたか、何がしたかったか、それとも何も考えていなかったか?
3.その考え方は幸せになる考え方か? 不幸になる考え方をしていないか?
幸せになる考え方ができていたら、自分をほめてあげよう。
一時の感情に流されていたのではないか、無為に時間を使ったのではないか?
4.そのときの幸せになる考え方はどのようなものか?
そのことについて、何も考える必要は無かったのではないか?
幸せになる考えがあるとすれば、ヒントは5つの「幸せになる方法」です。
(本章の『物事を考えるときに「幸せになる方法」を使う』を参照。)
5.そのときに幸せを感じるにはどうすれば良かったか?
そのときに適した具体的な自分の幸せになる方法は何か?
6.今度、同じような状況になったら、どうしようと思うか?
明確な対策を持つ。そして、頭の中でその場面を想像してみる。
そして、そのようにできるように努力する決意を持つ。
自分の言動と感情と思考を幸せになるように変えることが、幸せになる方法を身につけることです。
時間の余裕があれば、日常生活に支障がない程度に、どんどん試してみよう。
慣れれば、簡単にできることも多くなります。少なくとも不幸になる考え方にはすぐに気づくことができます。
やがては、実際の日常生活の中で幸せになる言動と考え方をし、より幸せを感じられるようになります。