しあわせ日記
子どもを不幸にする方法
6月28日が誕生日のジャン・ジャック・ルソー(フランスの思想家/1712年生まれ)の言葉。
『子どもを不幸にするいちばん確実な方法は、
いつでも、なんでも手に入れられるようにしてやることである』 ルソー
幸せになるためには、できるだけ不幸にならないことと、自分が幸せになれることをすることが大事です。
子どもを甘やかすことは、子ども(の心)を弱くし、不幸になりやすくしてしまいます。
欲しがるものをなんでも与えていたら、自力で幸せを得る能力は身につきません。
なんでも子どもの言うことをきいてあげていたら、我慢できない人間になってしまうでしょう。
人生には、やりたくなくてもやらなくてはならないことや自分の思い通りにならないことやイヤな人とのつきあいなど、イヤなことを我慢しなければならないことが多々あります。
我慢できる心が育っていない人は、ちょっとした我慢ができないために不幸になりやすいでしょう。
他にも子どもが不幸になる親の行動があります。
一方、アランの『幸福論』には、次のような言葉があります。
『子供たちに幸福である法をしっかり教えるべきであろう。
頭上に不幸がふりかかるときに幸福である法ではない。
周囲の状況がそう悪くもなく、人生の苦しみが
些細な心配事や不快事にとどまるような場合に幸福である法だ』 アラン
子どもに「今は幸せ」と思える方法を教えてあげられるといいのでしょう。
それは能天気な幸せである方法ではなく、問題があっても(それなりに)幸せに暮らせる方法なのでしょう。
子どもを(生涯にわたって)幸せにしたいのなら、子供(の心)を育てることが大事でしょう。それは子どもの幸せになる能力を向上させることです。
そのためには、自分の人生にある様々なことをいい経験にできる力を養ってあげられるといいのではないでしょうか。