読書日記

  どうせやるなら楽しく

 『ブッダの幸福論』(アルボムッレ・スマナサーラ)より、
 学ぶときは、どうせ学ぶのなら楽しく学ぼうと、学ぶことから楽しみや喜びを得ようとしてみる。仕事をするときは、どうしても仕事をしなければいけないんだから、仕事しながら仕事の中から生きる楽しみ、喜びを得ようとしてみる。社会と関わりを持つときにも、何とかしてその中から生きる楽しみ、喜びを得るようにしてみる。
 そうやって、何があっても楽しみ、喜び、充実感、幸福感を得るようにしようと思ってしまえば、すべてストレスなく、失敗することなく人生がうまくいくのではないかと思います、
 生きていくには、(やりたくなくても)やらなくてはならないことがあります。たとえば、勉強や仕事や家事やまわりの人とのつきあいなどです。
 どうせやるのなら、イヤイヤやるよりも、少しでも楽しめたり一つでも喜びを感じられたりしたほうが、自分のためにいいのではないでしょうか。

 学ぶときには、少しでも楽しく学ぶ工夫をし、知る喜びなどを感じられるといいのでしょう。
 仕事のときには、イヤイヤやらずに楽しもうと心がけ、人の役に立てる喜びなどを感じられるといいのでしょう。仕事の幸福を感じられるようになると、さらにいいでしょう。
 人とつきあうときには、人づきあいを楽しみ人を喜ばせる喜びなどを感じられるといいのでしょう。

 ちょっとでもいいことがあったときには、「楽しい」「うれしい」などと思えるようになるといいでしょう。
 さらには、「ありがたいなぁ」「幸せだなぁ」など思えるようになれば、幸福感を得られるようになるのです。
 また、一日の終わりにその日を振り返って、「よくやった」と思えば、充実感を感じられるでしょう。

 生活の中でやることを楽しむ工夫努力をすることが大事なのだと思います。そうするうちに、生活の中に自分なりの楽しみをいくつかもてるといいでしょう。
 生活の中で何をやるかも大事ですが、やること一つ一つをどういう心でやれるかがもっと大事なのではないでしょうか。



   

次の日の日記

最新の日記

ブッダの幸福論』アルボムッレ・スマナサーラ

ホームページ