読書日記

  なんでやっているの?

 『ブッダの幸福論』(アルボムッレ・スマナサーラ)より、
 毎日毎日、瞬間瞬間にやっていることに「なんでやっているの?」と聞くと、すぐそこに答えがあるのです。
 もし答えがなくて変だなと思ったら、その行為はやめればいいのです。
 人間がやっていることにはすべて、何かしら意味や価値や目的があるのでしょう。
 ただし、無意識にやっていることもあるでしょう。たとえば、何かの欲望に従ってやっている、何かを恐れてやっている、人がやっているから自分もやっている、習慣としてやっている、ただなんとなくやっている、・・・。それらにも隠れたやる意味ややる価値ややる目的があるのだと思います。
 自分がやっている行為の一つ一つに「なんでやっているの?」と自問してみれば、何か気づけることがあるのではないでしょうか。

 やる価値があるとわかったことは、それ以降、より大切にやれるようになるといいでしょう。
 やる価値があまりないことはやめてもいいのでしょう。自分にとって悪いことは、早くやめたほうがいいでしょう。
 やる価値が小さいことは、それよりも価値があることを代わりにやれるのなら、別のことをやったほうがいいでしょう。

 自分にとって大事なことについては、そのことをやる目的や価値を考え直してみるといいでしょう。
 たとえば、仕事の目的・価値人づきあいの目的・価値目標を持って生きる目的・価値生きる目的・価値など。

 自分にとって価値のない行為を減らし、その分の時間とエネルギーを自分にとって価値のある行為に使えるようになれたらいいのではないでしょうか。



   

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