読書日記

  慈しみを育てる言葉

 『ブッダの幸福論』(アルボムッレ・スマナサーラ)より、
  私は幸せでありますように。(各々3回繰り返す)
  私の親しい人々が幸せでありますように。
  生きとし生けるものが幸せでありますように。

 これは心に言ってあげる実践です。自分を改良するプログラムとして、何度も繰り返し心に言い聞かせるのです。
 このような自分に言い聞かせる言葉には2つの効果があると思います。
 一つは、その言葉を言ったときに自分の心にいい影響があることです。その言葉を言うたびに効果があります。
 もう一つは、その言葉を口先だけでなく、自分の心に宿らせることです。何度も繰り返し言い聞かせることで、心に根づいていくのだと思います。

 幸せになるためには、まず自分の幸せを願うことからでしょう。  幸せを願うことは心地好いものです。
 自分の幸せを心から願っている人は、自分を幸せにすることを考え・実践できるようになれるはずです。

 人の幸せを祈るのも心地好いことです。
 親しい人の幸せを願うのは自然なことであり、まわりの人を大切にすることは自分が幸せになる方法の一つです。
 また、みんなの幸せを祈り続けると、人に嫉妬しなくなったり人にやさしくなれたりもします。
 さらには、生きとし生けるもの(事・人・物)すべてを愛せるようになれるといいのではないでしょうか。



   

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